本日、高い放射性物質の線量を記録した区内の現場で、環境測定専門会社に依頼して、精密な測定を実施しました。民家の許諾を得て、敷地内・室内各所を計測したところ、高線量の場所があり、床下の紙の箱の中にある瓶類と思われるものから高い放射線量が出ていることを確認しました。文部科学省科学技術・学術政策局原子力安全課放射線規制室に通報したところ、本日夕刻より同省の検査官・審査官が現場で確認をしております。
一方、環境測定専門会社が現場の樹木の葉及び土壌を検査・分析したところ、周辺の数値と変わらず特段に高い異常値は認められませんでした。そのため、今回の高い線量値が原発事故に由来するものではなく、民家床下に置かれていた放射性物質に起因する可能性が強く、文部科学省がその確認を行なっているところです。
原発事故の影響を懸念しながら、あまりにも高い線量であり徹底した原因究明が必要との認識でしたが、放置された放射線物質による高線量であることが確認出来れば、すみやかに規制当局と協議の上、除去をお願いすることになります。
現在まだ調査進行中であり、新たな事実が判明しましたら、適宜お知らせいたします。
なお、当該箇所については、注意を促すため、対応策が終了し、道路上の放射線量が低下するまでの間、囲いについては引き続き継続していく予定です。