能勢俊彦さん
中央大学
今回のインターンシップを通して、私はいくつかの点について着目しました。
まず第一に、世田谷区政全般にあたる事で、非常に単純な事ではありますが、区民一人あたりの住民税平均負担が増加してきている事に私は着目しました。
最近は国政においても「小さな政府」が強く提案される中、正直な所私の短いインターンでは世田谷財政のどこが具体的に無駄であり、省けるかは答えれませんが、世田谷区においても、より省ける所は省くべきだと感じました。
そこで私は今回最も勉強させて頂いた区議会について思う所がありました。それは世田谷区議会の議員定数です。このレポート作成の際に近隣の区議会の議員定数も調べましたが、世田谷の50を越す議員定数は世田谷の人口を考えてみても多いのではないかと感じたからです。
確かに、議員とは区民の代表であるため、その数を減らす事が一概に良いとは私は思いません。
しかし、それならば私は、議員とは住民のために奉仕をするのが役目であり、またそのための大きな責任と権限をあたえられている職業であるならば議員自身がその事を自覚し、自分達の報酬を減らす等の議論をもっと活発にしていっても良いのではないかと思いました。
第二は、私が委員会や議会を傍聴させて頂いて言葉自体がわかりずらかった「指定管理者制度」についてです。
今まで私は世田谷区にはインターン前一度も行った事が無かったんですが、世田谷には図書館やスポーツセンター等の立派な施設が多くあり、これらについて指定管理者制度に基づく議論を多く傍聴しましたが、私は施設側の反対等もありましたが、この問題については民間委託をする事を前提に考えるならば、その次に施設が民間に委託された場合に、コストとクオリティが問題になり、その点の議論がこの制度で重要であると考えました。
最後になりますが、インターンを通して世田谷区に接してきましたが、地方出身である私としては、東京を一括りに捉えていたイメージが、かなり変わりました。
それは、世田谷が、緑も多く、商店街などもあり単純ですが良い所であると感じたからです。これからもそんな世田谷であってほしいと思いました。