令和4年第3回定例会 決算特別委員会 総括質疑

令和4年10月4日、決算特別委員会にて総括質疑を行いました。

主な質問項目

  • シェアサイクルについて

詳細は以下をご覧ください。

シェアサイクルについて

それでは、質問してまいります。
自治体のデジタル化が進む中で、世田谷区の古いインフラの一つである五か所のコミュニティサイクルポート、がやリンと二か所のレンタサイクルポートの利用状況は、約千百五十人の月ぎめの利用者の方に、一か月約一万八千回の利用で、現状の事業経費は年間約四千四百万円とのことです。
一方、民間のシェアサイクルの世田谷区での普及と利用状況は、現在、世田谷区では百三十か所ほどのシェアサイクルステーションがあり、内訳は公有地が二十か所、民有地が百十か所程度とのことです。また、令和二年四月から世田谷区と協定を締結して行っている民間のシェアサイクルの実証実験は、月間四万二千回利用されています。これはがやリンの二・三倍です。
ポートが少なく限定されているがやリンが採用しているアナログシステムの老朽化と、現状、百三十か所と多くのステーションポートが利用でき、位置情報で管理されたシェアサイクルの技術革新的なデジタルシステムを比較すると、区民の利用頻度の違いは歴然です。切替えが必要な時期に来ていると考えます。
現行のコミュニティサイクル、がやリンとレンタサイクル事業を廃止し、その用地を民間のシェアサイクルステーションに切り替えることで一層利便性が増し、区民の満足度向上に寄与できると考えます。民間のシェアサイクルを活用した新がやリンシェアサービスに移行すべきだと考えます。
加えて、本庁舎及び総合支所、出張所など、区民がふだん活用する全ての公共施設への設置と、駅や商店街、病院など民間施設への民間シェアサイクルステーションポートの設置促進で、区民の利便性の向上とともに、交通不便地域の公共交通機関を補完する役割を担えるものと考えます。現状の百三十か所の民間のシェアサイクルポートの倍増を目指して、きめ細かなアライアンスを構築することを提案、要望いたしますが、区の見解を伺います。

工藤 土木部長

令和二年四月から行っております民間シェアサイクルの実証実験につきましては、区民の移動利便性の向上を図るため、事業者と連携して区内全域へのステーションポートの拡充に努め、官民連携事業としての効果と課題をさらに見極めること、また、区が運営しておりますがやリンなどのレンタサイクルシステム機能のほか、代替並びにシェアサイクルの有効性及び課題を検証することとしております。この実験を通しまして、民間シェアサイクル事業者と連携し、公共施設などを活用したポートの設置支援に努めるとともに、区としまして、有益な自転車交通システムとなるよう取り組んでまいります。

令和二年四月から行っております民間シェアサイクルの実証実験につきましては、区民の移動利便性の向上を図るため、事業者と連携して区内全域へのステーションポートの拡充に努め、官民連携事業としての効果と課題をさらに見極めること、また、区が運営しておりますがやリンなどのレンタサイクルシステム機能のほか、代替並びにシェアサイクルの有効性及び課題を検証することとしております。この実験を通しまして、民間シェアサイクル事業者と連携し、公共施設などを活用したポートの設置支援に努めるとともに、区としまして、有益な自転車交通システムとなるよう取り組んでまいります。

保坂 区長

このがやリンですが、平成六年から、いわゆる放置自転車対策として始まり、平成二十二年にはグッドデザイン賞を受賞するなど、当時は先進的な取組として評価をされてまいりました。一方、委員ご紹介のように、民間シェアサイクル事業は大変幅広く広がっておりまして、短距離、短時間の移動に利用され、環境負荷の低い交通手段として役割を果たしています。
現在実施している民間シェアサイクルの実証実験を通して、官民連携事業としての効果と課題の検証に取り組み、民間シェアサイクルが新たな交通手段の一つとして確立できるよう、取組を続けていきたいと思います。

お答えをいただきまして、ありがとうございました。
民間のシェアサイクルは、利用データの集積が可能です。利用頻度や利用経路、利用者の年齢や性別といった区民の利用に関するニーズの把握も可能であることで、まちづくりにもこのビッグデータを活用できると思います。
特に東西交通のニーズよりも、現状でも交通機関が世田谷の場合にはあまり整備がされていない南北交通の需要が現状で大変多いというふうに伺っております。こうした不足している公共交通の整備にも、こうしたデータが役立つものと大変期待をしているところでありますけれども、こうしたデータの活用に関しても、区として、このレンタサイクル事業の取組というのは大変有望であるというふうに思うんですけれども、この点について、DXの推進をされている副区長に、このデータの活用等も含めて伺っておきたいと思うんですけれども、有用性についてお聞きしておきたいと思います。

松村 副区長

ありがとうございます。そう思います。
多様な区民の方がいらっしゃって、そのニーズに合わせた行政サービスというのを今回ずっとご指摘いただいておりますが、そのためにはやっぱりデータが必要という中で、民間シェアサイクルと連携するというのは一つのアイデアとして面白いなと思って、今聞いておりました。実際、今やっている部署がそこまで取っているかどうか、すいません、私は把握していないので、ちょっと調べてみようと思います。ありがとうございます。

実際にその事業をされている企業の方から、いろいろお話をお伺いしまして、世田谷区とそういうコラボをすることによっての世田谷区自体の可能性もあるでしょうし、企業としての可能性もあるということで、いい関係を築きながら、区民サービスの拡大に向けて、しっかり取り組んでいただければなというふうに思っておりますので、ぜひシェアサイクルの拡大を民間の事業者と一緒にやっていただければなというふうに思っております。要望も含めて、シェアサイクルの可能性についてお願いをしたいと思います。
以上で私の質問を終わります。

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