令和4年第3回定例会 決算特別委員会 福祉保健委員会所管質疑

令和4年10月11日、決算特別委員会にて福祉保健委員会所管質疑を行いました。

主な質問項目

  • 障がい者差別について
  • 認証保育所の問題について

詳細は以下をご覧ください。

障がい者差別について

それでは、質問してまいりますが、障害とかダウン症をお持ちのお子さんをお持ちの保護者の方から質問と要望等をいただきました。
その内容は、特別支援学級にいるお子さんの場合には、一日当たり、新BOPに通える人数を制限されているというふうなことで、原則、利用希望日には受け入れられるという体制を取っているというようなことなんですが、そもそも利用希望日を事前に申請しなくてはならないということに大変疑問を感じていると。普通級の児童は、誰でも、いつでも、利用したいと思ったときに利用ができる。しかし、支援級の児童は、事前に利用希望日を申請する必要がある。普通級の児童のように、いつでも利用したいときに利用できるのが理想だと思っていますけれども、そういう改善ができないのか。また、せめて利用できる回数を増やしてほしいと願っていますというような内容です。
また、普通級じゃなくて、支援級の児童は、普通級の児童と新BOPに行っても一緒に遊べないんだそうです。別々に分けられているということで、ダウン症とか、そういう障害をお持ちの、保護者の方、そして当事者のお子さんも、健常の子どもと遊びたいというふうに思っているんだそうです。ところが、新BOPとかの中では、もう分けられてしまって、一緒に遊べないというのが現状なんだそうです。
こういう状況に関して改善を求めるということなんですが、区の見解を伺いたいと思います。

須田 児童課長

配慮を要する児童の利用につきましては、利用開始の前や、お子さんの状況が変わったときなど、新BOP職員と保護者で、施設面、人員面など必要とする配慮の内容などを相談、調整し、円滑に利用いただけるようにしており、原則、御利用日には受け入れられるよう体制を取っております。
今回、人数制限されているという苦情が委員に届いたということは重く受け止めてございます。教育委員会事務局と連携いたしまして早急に状況の把握に努め、事実が確認された際には適切に対応してまいりたいと思っております。
今後につきましては、新BOPで安全面が確保できる、そこが大前提ではございますけれども、人数制限により利用できないというケースが起きないように、各新BOPに周知してまいりたいと思います。あわせて、健常者と障害者の方が共に触れ合うということも、新BOPの中では大切にしてございますので、そういったところにも力を入れてまいりたいと思っております。

しっかり受け止めて改善していただきたいと思います。
また、続けて、この新BOPの関係ですけれども、特別支援学校に通っている子どもは、副籍という形で自分の地域の学区の学校に登録をしているということなんですけれども、登録をしている場合でも、その学校の新BOPを使えないということなんですね。それは、区の説明では、区のルールにより、その学校の児童しか利用できませんという説明を受けたということなんですが、これは本当なんですかね。これもお答えいただきたいと思うんですが。

須田 児童課長

BOPにつきましては、学籍のある小学校の児童が登録することとしてございます。副籍のある児童の利用につきましては、御希望のあった際には、教育委員会の所管課を通して該当の新BOPに対応を依頼してございます。対応としましては、利用希望の保護者の方が新BOP事務局長等の職員と面談を行い、新BOPの概要や利用方法等をお伝えするとともに、利用希望の児童の状況を伺い、利用の相談をしてございます。
今回苦情があったということは、職員が誤った認識を持っている可能性もあることから、正しい取扱いを周知徹底するとともに、誤った案内をしていた事実がないか、各新BOPに確認してまいります。

どうも現場と役所の認識が随分乖離しているようですから、現状をちゃんと調査していただいて、親御さんやお子さんのそういう実情をしっかり受け止めて、改善をしていただきたいと思います。

認証保育所の問題について

次に、認証保育所の問題ですけれども、認証保育所を経営されている方から、これもいろいろな要望等がございました。賃料を値上げしないと事業継続ができないというような状況で、物価高対策を補助金等で対策をしてほしいというような要望なんですが、そもそもの問題として、たくさんの認可保育園ができている状況の中で、認証保育所の役割はもう終わりというような考えで世田谷区はいるのかどうかということを、聞いてほしいということなんですね。その上で、もしそういう考えなり、認証保育所に対する様々お考えがあるのであれば、やはり経営者の方と意見交換をする日を設けてほしいということなんです。
というのは、経営者にしてみれば赤字が継続して廃業しなくちゃならない、赤字を抱えて倒産するというふうなことは避けたいということなんですね。その上で、今ならば、そんなに痛手を負っているわけじゃないから、世田谷区のほうとして、もう認証保育所をやめたほうがいいというのであれば、いつでもやめますよ、それで、閉めるのであれば、その費用等に関して区と相談したい、費用を出してくれるんだったら、それにこしたことはないけれども、どうなんだろうというのが率直な御意見のようです。これに対する世田谷区の回答をいただきたいと思います。

松岡 保育認定・調整課長

今後も就学前人口の減少等、傾向がありまして、認証保育所の施設の欠員は膨らむ傾向でございます。ただ、待機児童ゼロの観点から重要な役割を担っていると認識しております。
コロナ禍以降、テレワークなど多様な働き方が広がっておりますので、多様な保育ニーズの受皿となっている認証保育所は今後も重要な施設だと認識しておりますので、今後も子育て世帯を支え、経営の改善にもつながるような支援を継続していきたいと考えております。

経営者の方は事業としてやっていられるので、区と意見交換したいと言っているんですね。利用者だけじゃなくて、そういう経営者の声をしっかり受け止めて、今後の認証保育所をどうするのかということを、しっかり話合いをしていただきたい。これは要望しておきますので、よろしくお願いいたします。
以上で私の質問を終わります。

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