令和4年第3回定例会 決算特別委員会 文教委員会所管質疑

令和4年10月14日、決算特別委員会にて文教委員会所管質疑を行いました。

主な質問項目

  • 学校での障がい者差別について
  • タブレットについて

詳細は以下をご覧ください。

学校での障がい者差別について

それでは質問してまいります。
先日、普通学級に通う支援の必要なお子さんを持つ保護者の方から御相談がございました。公立学校の入学に当たり、特別支援学級を勧められたが、保護者が普通学級を希望し、普通学級にいる障害のある子どものケースですけれども、インクルーシブといいながら保護者同伴登校・授業を強要されている、子どもの権利条約、障害者差別解消法にも反することではないですかということなんですね。
保護者にとっては子どもを学校に人質に取られているような状況で、学校や教員、スクールカウンセラーに強く言えないこともあり、我々議員に御相談をいただくことになるのだと思いますが、まず、こうした保護者からの差別の通報を受け止める第三者機関などが今あるのかどうか。どこに相談したり、訴えたりすればいいのか、その役割を担うのはどこなのか、的確にお答えをいただきたいと思います。

柏原 教育相談・支援課長

委員お話しのとおり、学校に対して支援を求めることに慎重になる保護者の方もいらっしゃるものと認識しております。学校生活における保護者の思いや不安などを受け止める第三者機関としましてはせたホッとが相談に応じておりますが、教育委員会においても付添い等の学校生活上の支援について御相談いただくことで、学校等の調整を行い、必要な改善、支援を行ってまいります。

せたホッとは学校の問題を受け止めるところではないですよね。
学校の問題なんだから、教育委員会が受け止めると何ではっきり言えないんですか。
教育長、こういう問題は我々が聞くんじゃなくて、教育委員会に、学校に通っている保護者の方のこういった苦情とか、御相談とか受ける窓口をちゃんとつくってくださいよ。分からないから私のところにも言ってくるんですよ。今現状ないでしょう。
教育委員会でそういう窓口をつくっているんですか。

渡部 教育長

保護者の方のそのようなお声に関しては、どこの部署でも受け止めるというのが基本になっています。そのようなお声を拒否することはどこの課でもやってはいませんが、窓口としてどこに電話をしたらいいのかというお声をいただくことはあります。それに関しては、こちらとしてもここにというふうに示せるということを考えていきます。

保護者の方は、教育委員会の教育長にかければいいのか、どこにかけたらいいんだか、分からないんですよ。だから、こういう学校の問題で区議会議員にお願いしてこなくちゃならないなんていう行政の組織っておかしいじゃないですか。だから、学校の問題を学校になかなか言えない、学校では聞いてくれないようなことを教育委員会でしっかり受け止める窓口をちゃんとつくってくださいよ。それは、親御さんたちのそういう思いを受け止めるためにも、私は絶対必要だと思いますよ。学校が聞いてくれないと言っているんだから、現場で。それを正していく監督をしているのは教育委員会なんだから、保護者が学校の教員とかになかなか言えない、校長にも言えない、また、なかなか聞いてくれないというような状況を改善していくのには教育委員会に言うしかないじゃないですか。だから、教育委員会のどこに言ったらいいんだか分からないという状況を改善する必要があると思います。もう一回聞きますけれども、教育長、どうですか。

渡部 教育長

一番いいのは、子どもが自分の気持ちを学校で伝えることです。それから、保護者が学校で教員に言うことですが、なかなかそれが難しい状況になっていることは理解しています。子どもの問題に関しては教育指導課が受けて、子どもの発達の問題に関しては教育相談・支援課が受けるというような形になっています。ほかに分からないところに関しては教育総務課で受けるということですが、伝わっていないようですので、今後、伝わるように工夫をしてまいります。

親御さんが言っているような差別の現状を教育委員会としては把握しているんですか。各課の各校に対する指導というのもどうなっているんでしょうか。私はちょっとあり得ないなということで今回質問させていただいているんです。
こうした実態をしっかり把握していただいて、親御さんとかお子さんが不安に感じたり、公立校では、本来であれば世田谷区は、障害がある児童でも、親や本人が希望した学校に受け入れると表明をしているんですよ。それならば、その受け入れた学校で同伴を求めたりなんかするのではなくて、教員がしっかり子どもを見られるような体制づくりをしていただきたいと思うんですが、今後の対応について、教育長、どのようにお考えでしょうか。

渡部 教育長

まず、そのようなお子さんがいらしたときには、教育委員会では話合いを重ねています。できれば、保護者の方に学校に来ていただくことなく、学校生活を送っていただくのが一番ですが、支援が必要な場合がございますので、どのような支援が必要なのかというところの話合いを保護者の方と進めます。その上で必要な支援を考えてまいります。
また、保護者の方からは、教育委員会にたくさんお声もいただいております。それから、指導主事が各学校を担当しているので、たくさん回っています。それでも漏れるお子さんがいらっしゃるということを私たちは自覚しておりますので、今後、どのようにすればその方法が伝わるのかを考えてまいります。

障害をお持ちのお子さんと学校の間にスクールカウンセラーさんが入っていらっしゃるようですけれども、スクールカウンセラーさんに対する指導助言というのは教育委員会がされるんですか、それとも学校がされるんですか。

柏原 教育相談・支援課長

スクールカウンセラーに関する指導等につきましては教育相談・支援課で担当しております。

どうもこの親御さんのお話を聞くと、学校だけではなくて、スクールカウンセラーの方にも様々御相談をしているんだけれども、なかなか学校との橋渡しというんですか。その部分については――感謝はされているんですけれども、いろんなそごがあるというか、学校側で受け入れていただいていないようなことも言っておられます。学校の校長とか教員の方、そして、スクールカウンセラーの方と連携をして、障害を持っておられるお子さんの対応をしっかりしていただきたい。
しかも、保護者に負担を求めるのではなくて、学校側でちゃんと責任を持って対応していただくことが私は現状としては適正だと思いますので、教育委員会で現場が分からないということであれば、しっかり現状を調査していただいて、各学校の対応がどうなっているかということも適切に把握していた……。

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