令和4年8月31日 スポーツ・交流推進等特別委員会

阿久津皇 委員長

ただいまからスポーツ・交流推進等特別委員会を開会いたします。

阿久津皇 委員長

本日は、当委員会で所管する外郭団体の経営状況等について聴取を行います。
委員会の運営に関しては、引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいります。
理事者、参考人の方からの報告については簡潔明瞭に、委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に御協力をお願いします。また、発言の際はお手元のワイヤレスマイクを御使用ください。
それでは、1報告事項の聴取に入ります。
本日の外郭団体の報告順については、レジュメに記載のとおり、最初にスポーツ振興財団、次に川場ふるさと公社の順とし、入替えで行います。
議事の進行ですが、各団体の報告については、それぞれ、まず区理事者より経営状況等について報告をいただき、引き続き各団体より経営方針等についての御説明をいただきます。その後、質疑応答に入りたいと思います。
それではまず、(1)令和四年第三回区議会定例会提出予定案件、報告①令和三年度及び②令和四年度公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団の経営状況に関する書類の提出の二件を一括して議題といたします。
本件に関し、参考人として、石﨑理事長、鈴木副理事長・参事、淺野常務理事・事務局長、小野管理課長、久木田施設課長に御出席をいただいております。本日はお忙しい中、御出席いただきまして誠にありがとうございます。委員会を代表して心から御礼申し上げます。
それではまず、区理事者より経営状況等についての報告をお願いします。

荒 スポーツ推進課長

それでは、令和三年度及び四年度の公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団の経営状況に関して御報告いたします。
まず、令和三年度の経営状況について御説明いたします。
表面の一ページを御覧ください。令和三年度の実施事業でございます。新型コロナウイルス感染症の影響もありまして中止となった事業もございますが、全体としましては、感染症対策を徹底しつつ、新しい生活様式も取り入れながら、各種スポーツ及びレクリエーションの事業を実施するとともに、区から受託する社会体育施設の管理及び運営を行いました。
(1)のスポーツ及びレクリエーション振興事業では、①から④のとおり、子どもから高齢者、障害のある方など対象に合わせた体力・基礎運動能力向上事業等を実施いたしました。⑤の競技力向上事業では、一昨年度、中止になりました世田谷246ハーフマラソンについて開催することができました。また、⑦の施設活性化事業では、各施設におきまして、施設の特性を生かした事業を展開することで施設の利用促進及び活性化を図ることができました。その他の事業につきましては、記載のとおりでございます。
続いて、裏面の二ページを御覧ください。令和三年度の収支計算書の内訳表でございます。財団の会計区分につきましては、先ほど御説明いたしました各実施事業並びにそれに伴う人件費などの公益目的事業会計、収益事業等会計、法人会計の三区分に分かれております。
Ⅰの一般正味財産増減の部の経常増減の部でございます。(A)を御覧ください。収入の部となる経常収益計につきましては二十二億三千四百八十八万六千四百七十五円となっております。内訳は、各種イベント等の協賛金、自動販売機手数料収益である事業収益、区などからの補助金である受取補助金等、区からの指定管理料や施設利用料金収益などの受託事業収益、財団の賛助会員や協賛会員の会費である受取会費などとなっております。(B)を御覧ください。支出の部となる経常費用計につきましては二十二億二千九百七十一万八千六百三十一円でございます。(C)を御覧ください。
経常収益計から経常費用計を差し引いた当期経常増減額は五百十六万七千八百四十四円でございます。
次に、経常外増減の部でございますが、(F)を御覧ください。当期経常外増減額につきましては、収益及び支出がなかったため、ゼロ円となっております。(L)を御覧ください。一般正味財産期末残高につきましては、(J)の当期一般正味財産増減額と(K)の一般正味財産期首残高を合わせました四億三千八百五十五万六十五円となっております。
次に、Ⅱの指定正味財産増減の部を御覧ください。(M)の当期指定正味財産増減額はゼロ円となりまして、(N)の指定正味財産期首残高と合わせた(O)の指定正味財産期末残高は五億千百六十九万五千七百三円となっております。したがいまして、最後の段に記載されていますとおり、(P)の正味財産期末残高は九億五千二十四万五千七百六十八円となっております。
令和三年度の経営状況についての説明は以上でございます。
続きまして、令和四年度の経営状況について御説明いたします。
まず、事業計画でございます。一ページ目を御覧ください。
(1)のスポーツ及びレクリエーションの振興事業でございますが、子どもから高齢者まで個々のレベルに合った事業を展開し、区民のスポーツ・レクリエーション活動の振興を図ってまいります。
(2)のスポーツ及びレクリエーション普及啓発事業でございますが、区民スポーツまつりや元旦あるこう会など、子どもから高齢者、障害のある方も気軽に楽しめる事業を実施することで、スポーツ及びレクリエーション活動の普及啓発を図ってまいります。
(3)のスポーツ及びレクリエーション団体育成事業でございますが、賛助会員や総合型地域スポーツ・文化クラブなどの区内のスポーツ・レクリエーション団体を支援し、地域における区民のスポーツ・レクリエーション活動を支援してまいります。
(4)の区から受託するスポーツ及びレクリエーション事業としましては、スポーツ推進委員と連携して各種事業を実施し、地域スポーツ活動の振興を図ってまいります。
(5)の区から受託する社会体育施設の管理及び運営でございますが、記載の施設の管理及び運営を行ってまいります。
二ページを御覧ください。続いて、令和四年度の収支予算書の内訳表でございます。
まず、Ⅰの一般正味財産増減の部の経常増減の部でございます。(A)を御覧ください。収入の部となります。経常収益の合計でございますが、二十五億三千四百五十八万二千円となっております。(B)を御覧ください。支出の部となります経常費用計は二十五億五千六百七十二万七千円となっておりまして、経常収益から経常費用を差し引き、法人税等の支出を加えた(I)の当期一般正味財産増減額は、マイナス二千三百六十三万九千円となっております。この(I)と(J)の一般正味財産期首残高の増減によりまして、(K)の一般正味財産期末残高は三億六千六百十七万三千円となっております。
次に、Ⅱの指定正味財産増減の部を御覧ください。(L)の登記指定正味財産増減額はゼロとなりまして、(M)の指定正味財産期首残高と合わせた(N)の指定正味財産期末残高は五億一千百六十九万六千円となっております。したがいまして、最後の欄に記載されていますように、(O)の正味財産期末残高は八億七千七百八十六万九千円でございます。
私からの説明は以上でございます。

阿久津皇 委員長

次に、経営方針等についての御説明をお願いいたします。

石﨑 理事長

それでは、世田谷スポーツ振興財団の理事長をしております石﨑です。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、当財団の経営状況等につきまして御説明させていただきます。
当財団の経営につきましては、経営基盤の強化、区民サービスの向上、経営の透明化といった三つの方針を掲げております。これらの経営方針の下、区のスポーツ推進計画の基本理念を踏まえまして、当財団の策定した世田谷区スポーツビジョンを着実に推進し、施設管理と一体となった各種事業展開や自主財源のさらなる確保を図りつつ、効率かつ柔軟な運営に取り組んでおります。
次に、今年度の当財団の主な取組について、自主事業、施設運営の二つの観点から御説明申し上げます。
なお、新型コロナウイルスの感染は、第七波の状況から収束する気配はございませんけれども、引き続き、各種事業の実施に当たりましては、感染症対策を徹底し、実施しているところでございます。
まず、自主事業でございますが、当財団では、スポーツによる地域の活性化を組織の課題の一つとしております。昨年度より活動を通じた仲間づくりなどを目的にラジオ体操を事業開始し、今年度も世田谷区ラジオ体操連盟との共催事業として、砧地域と烏山地域において事業を実施しております。さらには、区内の九か所のあんしんすこやかセンターと連携し、介護予防事業への講師派遣を行うなどし、スポーツを通じた地域の活性化に取り組んでおります。
また、今月十三日には東京二〇二〇大会の一周年を記念し、SETAGAYA SPORTSフェスティバルを実施し、車いすバスケットボール、アーティスティックスイミングに加え、ストリートダンスなどのアーバンスポーツを多くの区民の方に楽しんでいただきました。
大人数が集まるイベントにつきましては、五月には三年ぶりとなる第二十三回多摩川ウォークを定員縮小などしながら開催いたしました。秋には、区民スポーツまつりや世田谷246ハーフマラソンの実施に向けて準備を進めているところでございます。
次に、施設運営でございますが、今年六月に総合運動場体育館と大蔵第二運動場のトレーニングルームの中の機器をリニューアルいたしました。これまで施設を利用していただいた方の満足度の向上に加え、女性を中心とした新規の利用者も増加するなど、全体的にリニューアル前より多くの方に御利用いただいております。
また、昨年度から開始いたしました大蔵第二運動場屋外プールの夜間開放につきましては、今年度は利用期間を拡大し、より多くの方に利用いただけるようにいたしました。さらに屋外プール利用者の方に夜間開放をより楽しんでいただくプログラムとして、屋外でヨガを行うイベントや子どもも楽しめるイベント等を実施し、施設の活性化に努めているところでございます。
最後に、当財団といたしましては、今後もソフト、ハード一体となった魅力的な事業を持続的に展開し、自主自立に向けた組織運営に取り組んでまいりたいと考えております。
以上で説明を終わらせていただきます。

あべ力也 委員

まず、これは委員長のほうにお願いなんですが、今日出席をいただいている財団の方のどなたが出席されているかというのがちょっと分からないの
で、外郭団体のこういう聞き取りをする場合に、どなたが出席になっているのかという出席者リストを頂けたら、会議資料の中に、今後そういうことで御配慮いただければと思うんです。お顔も分かっている方もいらっしゃるし、あと分からない方もいらっしゃるので、ぜひそれを頂ければなと思います。

阿久津皇 委員長

一応、前回の参考人招致の資料、そちらにはありますけれども。

あべ力也 委員

全員書いてあるんですか。

阿久津皇 委員長

全員書いてあります。

あべ力也 委員

分かりました。開催するときにもつけていただけたらありがたいなと思います。
それで質問になりますけれども、財団には、世田谷区から以前は所管部から出向という形で職員が行っていたと思うんですけれども、ちょっと前ですか、その派遣というか出向がなくなったということなんですが、この辺の経緯は、所管部で派遣をやめたというのはどういう経緯なんですか。
所管課等の連携とかということも含めて、今まで課長クラスの方が財団のほうに出向されていたということなんですが、それをおやめになったということで、連携という点では、もちろんOBの方もいらっしゃいますから、区との連携ということはできないということではないんでしょうけれども、ただ、組織が違いますから、所管部の職員の方がいらっしゃっているということで、様々その外郭団体との連携等が今まで密にできていたというふうに思っているんです。それがやめられたということなんですけれども、その辺、今後の連携も含めてどうなのかなという部分もございますので、なぜおやめになったのかということと、今後、また派遣について検討されるのかどうかも含めて伺いたいと思います。

荒 スポーツ推進課長

区からのいわゆる派遣職員につきましては、各外郭団体、スポーツ振興財団だけじゃないんですけれども、やはり設立間もないときは、なかなかうまく回せないというところもありますので、区のほうから設立者の責任として派遣職員を送っていたところです。年数がたつにつれて、皆さん、外郭団体の職員の方も育ってきているのと、あと、それなりの役職、ポストにも就くようになったので、基本的には財団としての自主自立を進めなきゃいけないというところもあるので、派遣職員については、順次引き上げていったということを聞いております。
ただ、今、委員のほうからありましたとおり、その辺の連携については、派遣職員を送るのか、あるいは、こういうミーティングや打合せなどの会議を多く開いて共通認識を取っていくのかとか、いろいろあるとは思いますので、本日、そういう意見が出たということは人事当局のほうには申し伝えたいと思います。

あべ力也 委員

財団と世田谷区の組織は、そもそも組織上の問題で違うんですよね。それで、財団に職員を派遣していたということで、今申し上げたような連携の問題とかもあるんですけれども、外郭団体にそもそも職員を派遣する、もしくは引き上げるといったことに関して、区の説明というのは、今まで外郭団体というのは、自主自立で世田谷区の本体とは別だよというふうに切り離しているわけじゃないですか。
それなのに、都合によっては派遣したり、都合によっては引き上げたりというのが、私にしては極めて不透明ですね。そこは区の側、もしくは財団側で、どういう決まりに基づいて派遣をしているのか、もしくは、今、スポーツ推進課長が言われたように、財団としてそれなりに育ってきたので、区の派遣は必要ないだろうということで引き上げたということなんでしょうけれども、じゃ、どういう場合に引き上げて、どういう場合には派遣するんだというのが極めて不明瞭で、今、ほかの外郭団体でも、派遣しているところもあれば、派遣していないところもあるんですけれども、この辺の考え方というのをちょっと整理してくれないと、何か急にやめて、今までは連携ということを元に派遣をしていたんだけれども、何か御都合でやめましたよというのは、何かちょっと分からないなと。
今までその派遣をしていたということでのいろいろお話をこちらも質問をさせていただいたりする上で、区側との密な連携ということが取られていたんだろうということを基にお話をさせていただいていたのが、今、派遣職員がいないという中で、自主自立ですよというような話なので、その辺は区との連携という部分に関しては、当然、OBの方もいらっしゃるので、その辺は連携できるんでしょうけれども、ただ、現職の職員がいるのといないのとでは、ちょっと話が違うので、その辺の考え方というのはどういうふうになって、どういうふうに整理をされているのかなという部分については、ちょっとお聞きをしておきたいなと思いましたので、御回答できるのであれば、回答いただきたいと思います。

荒 スポーツ推進課長

現在では、個別の外郭団体とそれぞれ協議をしながら、必要に応じというところで、委員がおっしゃるように、完全なガイドラインというのはちょっと見えにくいところはあると思います。今、区としては、令和六年度から八年間にわたります、いわゆる外郭団体の次期方針を区全体で検討しておりますので、その中でも、やはり委員おっしゃるとおり、区と連携というのは絶対必要ですので、それに向けて、本当に人員派遣がいいのか、ほかのやり方がいいのかを含めて、今まさに検討しているところですので、また、その途中経過等につきましては、きちんと議会のほうにも報告して、御意見いただきながら、一番いい方法を模索していきたいと思います。

あべ力也 委員

今、スポーツ推進課長言われたように、我々は区民側ですから、行政の活動に関して、外郭団体も含めて、その派遣職員の在り方であったりということが明確に分かるようなガイドラインが必要だと思いますので、その辺も含めて今後の検討をぜひしていただきたいと要望しておきたいと思います。よろしくお願いします。

あべ力也 委員

一点追加ですけれども、世田谷区スポーツ振興財団は、設立のそもそも成り立ちとかも含めて、指定管理者制度が発足以来、ほかの民間の事業者より
も多くのアドバンテージを得て、世田谷区の施設を管理、運営をしてきているということでありますけれども、先ほど御質問したように、世田谷区の職員派遣なんかもやめて、ある程度成熟して、自立できるような団体になったということであれば、逆に言えば、一般の民間の事業者さんと対等な立場で、今後は施設管理とかに手を挙げていくということになるんだと私は思うんですね。
その上で、世田谷区や世田谷区民に対して提供するサービスの質の向上と透明性の確保、それと皆さん、スポーツ振興財団というのは世田谷区の外郭団体であるけれども、民間並みの質の高いサービスを提供しているんだというような、そういう認知をもらっていくことが大切なことですし、今まで選定委員会なんかを通して財団が指定管理者に選ばれるというようなケースでも、これは正当な選出なのかなというふうに考えざるを得ないようなものも多々あったんですけれども、今後はやはり財団の運営そのものの質を上げていって、それは財団を通るのが当然だなと思えるような活動をしていただきたいと私は思うんですが、それに向けた理事長を含め担当者のほうの意気込みというんですか、そういうものをちょっと伺っておきたいなと思います。

鈴木 副理事長・参事

今、御質問いただいた件でございますけれども、我々としては、常に民間の動向というのは確認しながら、各種事業を展開しているということで、負けないようなということで強い意識は持っております。また、私どもの職員は、若い職員もいっぱいいますので、そういった新しい発想というのをすごく大事にして、意見を引き出すとか、そういったことで、また、さらには、特に今、財団の施設とソフト、これは一体的なことは引き続きやっていきますが、手狭になってきたというか、やはり区民開放の枠も確保しなきゃいけないということで、今後は、先ほど理事長のほうからお話しさせていただきましたけれども、地域へ積極的に出ていこうということで、今後、区のほうとか教育委員会も含めてですけれども、その場を確保しながら、各地域で財団事業が展開できるような形で展開するということがスポーツ実施率の向上にもつながりますし、区民サービスの向上にもつながると思っておりますので、そういった視点を持って、今後対応していきたいと考えております。

あべ力也 委員

ありがとうございました。しっかり取り組んでいただきたいと思います。
それと、区の本体もDXということで、デジタル化を進めるということをやっておりますが、これはもちろん外郭団体ですから、区のそういった動きに合わせて、パラレルな動きをしていく必要があると思うんですけれども、その辺に関しては、財団としては、このDXの取組に関しては、どういう区民の利便性、または内部職員の利便性も含めて、結局、その効率が悪いと働きにくい環境にもなってしまいますし、情報を提供するサービスの質も低下をしてしまうということですから、区本体のデジタル化に合わせて、財団としての考え方というのはどういうふうな考え方でいらっしゃるのか、伺っておきたいと思います。

久木田 施設課長

スポーツ振興財団にについて、DXについてですけれども、まず教室、もしくは施設の予約受付をデジタル化しているところです。また、施設が混雑していたりしたときについては、自宅から順番待ち予約ができるような形のシステムを取り入れております。また、教室、イベントにつきましては、予約受付と同時に決済まで完了できるような仕組みを構築しております。また、内部管理としましては、施設の建物の構造とか、十年後に何をしなければいけないとか、そういった計画から実施の管理までのシステムを導入したり、また、アルバイトの管理とかも含めてシステムを導入して、DXに取り組んでいるところでございます。
冒頭、理事長の挨拶でも申し上げましたけれども、八月十三日にSETAGAYASPORTSフェスティバルというのをやりまして、車いすバスケットのエキシビションマッチを行いました。そのとき、六百名、施設の観覧の受付をしたんですけれども、一週間ぐらいでその六百名が埋まってしまったというところで、そちらにつきましては、車いすバスケットの試合をAIカメラで、バスケットの試合さながらにAIが追ってくれるというカメラを試行で実施してみまして、それでライブ配信を行って、常時八十名から百名ぐらいの方が、観覧できなかった方も閲覧できたというような状況でございます。
また、現在取り組んでいるところにつきましては、総合運動場と千歳温水プールの券売機、もしくは入退場管理のシステムですけれども、そちらについて、今、せたがやPayを入れられないかというところで、電子決済も含めて、来年の一月、二月に実施に向けて調整しているところでございます。

あべ力也 委員

DXに絡んで、ついでに聞いておきますけれども、議会でも、今、eスポーツに関しての取組に関して質問等もございますし、あと、メタバースでのスポーツということも今後は考えられるということで、DXに合わせて、そうした新しい、実際にスポーツを体を使ってするだけじゃなくて、様々なスポーツという考え方、概念が今ありますので、そういうものに対しても、財団として今後どういう取組をしていくのかということも大切なことだと思うんですがが、その辺の考え方もちょっと伺っておきたいなと思います。

小野 管理課長

eスポーツの取組に関しましては、今年十月の区民スポーツまつりにおいて、一つ、eスポーツのコーナーの企画を検討しております。そういったコーナーを持つことで、これまでスポーツに興味がなかった方にもお祭りに足を運んでいただくというようなことを考えております。eスポーツについては、常設のイベントですとかは少し難しいところがありますので、今後も、まずはスポット的な取組を検討してまいりたいと考えております。

あべ力也 委員

最後にしますけれども、そうした新しい取組をぜひ検討していただきたい。eスポーツだけじゃなくて、ドローンの競技とかありますよね。それなんかはやっぱり施設管理をしているスポーツ振興財団が、風があるとあまりよくないみたいですから、体育館なんかでそういう企画を検討されるとか、これはやっぱり区とかの財団とかじゃないと、そういう企画もできないでしょうから、そういうことも、ドローンは今後、大変商業利用も期待をされていますし、操縦そのものの技術を競ったりとかというようなこともスポーツといえばスポーツかなと思いますので、そういうことも含めて新しい取組もぜひしていただきたいと要望しておきたいと思います。
ありがとうございました。

あべ力也 委員

今、田中委員の質問で、一点、思いついちゃったというか、一つ追加で質問しますけれども、世田谷区民は九十二万人もいて、財団が様々な健康増進のプログラムをやっても、リアルで体験できるというのは、どうしても箱の問題とかで限界がありますよね。ところが、コロナ禍で様々スポーツに関しても、特に個人でトレーニングされるヨガであったりとか、あと運動したりするフィットネスであったりとかというのは、インターネットを通じて、指導者の方が決まった曜日か決まった時間にそういう配信をして、いわゆるネット会員で、そういうことができるということで、これは民間でも大変盛況のようですよね。
これは多くの区民にそうしたスポーツの機会や健康増進を提供するということでは、コロナ禍に考えて出てきたものですけれども、それは一つ多くの方に参加をしていただくという意味では大変有用ではないかと思いますので、今後のサービス提供の中に、こうしたネット配信で、スポーツ振興財団で、それぞれプログラムを持たれている講師の方の著作権というか肖像権とか、そういう問題もあるんでしょうけれども、そういう問題をクリアできれば、そうしたら多くの方に、一定の時間にそうした配信をして、自宅にいながら区や財団のサービスを受けられるということになると思いますので、そうした考え方もぜひ取り入れていただきたいと思うんですけれども、これについてはどうですか、所管で。誰に答えてもらうんだろう。部長、どうですか。

大澤 スポーツ推進部長

やはりスポーツとしては、区民のスポーツ実施率の向上という部分が一つあります。様々な区民の方がいらっしゃいますので、やっぱり身近でスポーツに親しみたいという部分が多分大半かと思います。やっぱり行かなくちゃいけないという部分で、なかなかスポーツをしないという方もいらっしゃいますので、そういった部分で、今、委員からの御提案があった部分も含めまして、DXの部分も含めまして、そこはスポーツ推進部も今後は次期の計画をつくっていきますので、その中で、そういった部分の要素も踏まえて検討していきたいというふうに思っております。

あべ力也 委員

もう既にハーフマラソンでも、こうした取組を取り入れていただいていますけれども、通常のスポーツ振興財団でやっているサービス提供の中にも、こうしたものを取り入れていくことが私は可能だと思いますし、ぜひ取り入れていただきたいと思います。特に感染症がはやっているような状況では、なかなか多くの方が集まって、それでマスクをして、運動するということに大変抵抗のある方もいらっしゃるでしょうし、そうしたことを解決するには、ネット配信をして、御自宅でそういうプログラムに取り組んでいただくということも、これは新しい発想として必要なことだと思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいと要望しておきたいと思います。
よろしくお願いします。

阿久津皇 委員長

それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、(1)報告③令和三年度及び④令和四年度株式会社世田谷川場ふるさと公社の経営状況に関する書類の提出の二件を一括して議題といたします。
本件に関し、参考人として、宮林代表取締役社長、宮内代表取締役専務、島田取締役管理部長、高井営業課長に御出席いただいております。本日はお忙しい中、御出席いただきまして誠にありがとうございます。委員会を代表して心からお礼申し上げます。
それではまず、区理事者より経営状況等についての報告をお願いします。

北村 区民健康村・ふるさと・交流推進課長

それではまず、令和三年度を株式会
社世田谷川場ふるさと公社の経営状況について御説明をいたします。
(1)、③のデータでございます。こちらのページを御覧ください。
まず、1の年度別施設利用状況でございます。過去五年間の推移を示しております。
なお、人数につきましては、延べ人数で記載をしてございます。三年度の合計が四万四千三百七十五人となっておりまして、新型コロナウイルスの影響による施設休館や移動教室の中止といった令和二年度と比較しますと、二万人以上の増加となっておりますが、コロナ前に比べますと、約六四%という状況でございます。
次に、2の主な事業実績でございます。(1)の施設運営維持管理につきましては、平成十八年度から指定管理者制度が実施されまして、指定管理者といたしまして、一層のサービスの向上や経費低減を目標といたしながら進めながら、区民が快適に利用できる施設運営に努めているところでございます。
(2)の川場村運動公園施設運営維持管理につきましては、記載のとおりでございます。てんぐ山運動公園につきましては、令和三年度の利用実績は延べ千百十八人でございます。令和二年度が延べ千二百五人と同程度でございます。コロナ前の令和元年度は四千五百五十七人ですので、減少が続いている状況でございます。
(3)移動教室運営事業につきましては、令和三年度は一泊二日の行程で実施をしてございます。コロナ前は二泊三日の行程で行っておりましたが、内容を見直して実施をしてございます。
(4)の一般賄事業でございます、こちらは、ふじやま、なかのの両ビレジの食事の提供と、道の駅川場田園プラザにございますレストラン、それからピザハウスの営業となってございます。宿泊者アンケートの評価、要望に基づいたメニュー開発や感染対策の一環として引き続き食事時間の分散、また朝食では個人盛りを基本といたしまして、副菜などは取り分け方式による提供などを行いまして、感染対策に取り組んでおります。また、道の駅川場田園プラザにございますレストラン武尊とピザハウスでは、コロナ禍を踏まえまして村民向けの宅配サービスを始めておりますが、村民の方にも大変御好評いただいているというふうに聞いてございます。
(5)交流事業でございます。世田谷区民が川場村を第二のふるさととして、村民とともに里山を保全、育成していくことを目的といたしまして、平成十八年七月に開校いたしました健康村里山自然学校の事業運営の事務局機能を果たしております。
(6)再生可能エネルギー提供事業でございますが、ふじやまビレジに設置いたしました木質バイオマスボイラーを運営いたしまして、重油の使用量の削減、CO2の排出削減に努めておりますが、改善等を行いながら、移動教室での環境学習にも活用して進めてございます。
(7)のPR活動でございます。ホームページの見直しや、新たにSNSを活用して広報の充実に取り組んでございます。区内で行われる各種イベントにおける村の物産販売、PRにつきましては、令和三年度も令和二年度に引き続き区内のイベントの中止等により減少してございますが、区ホームページ等での物産展の販売サイトへのリンクなども行ってございます。
それでは、二ページを御覧いただきたいと存じます。損益計算書の要約について御説明を申し上げます。まず、単位につきましては千円単位となってございまして、千円未満は切捨てとさせていただいてございます。
売上高ですが、時間の関係もございますので、主なものを説明させていただきます。
一番目の施設運営維持管理事業でございますが、区からの指定管理料でございまして、移動教室を含めた通年の施設の運営維持管理費用でございます。金額は三億五千三百三十万八千円となってございます。
川場村運動公園施設運営維持管理事業でございます。こちらは川場村施設のてんぐ山公園グラウンド等の維持運営管理を川場村から指定管理業務として受託している事業でございます。金額は八百四十九万六千円でございます。
また、川場村学校給食調理事業でございますが、平成二十二年度から受託している川場村の小・中学校の給食調理業務でございます。二千百五十八万二千円となってございます。
利用料収入でございますが、健康村施設の宿泊及びてんぐ山公園グラウンド等の施設利用料収入でございます。金額は三千四百八十九万六千円となってございます。
移動教室は令和三年度から一泊二日で再開しておりまして、移動教室運営事業が九十五万六千円、移動教室給食賄事業は七百九十二万二千円となってございます。
次に、一般賄事業でございます。ふじやま、なかの両ビレジの食事などの賄事業及び道の駅川場田園プラザ内のレストラン、ピザ工房の売上げとなってございます。合計売上高は一億五千五百五十四万四千円となってございます。
売店経営事業でございます。施設内にございます売店の売上げと、あと、ふじやまビレジにございます、せせらぎの湯の外来入浴の売上げでございます。金額は一千九百三万八千円となってございます。
交流事業につきましては、主に事業参加者からの参加費、また区内イベントでの物産店の売上げを計上してございます。金額は一千三百万二千円としてございます。こちらの合計が売上高の合計(A)でございまして、六億千六百五十一万九千円となっております。
次に、売上原価(B)でございますけれども、一億七百三十七万九千円、これを売上高(A)から売上高(B)を差し引いた金額が売上総利益で五億九百十四万円となってございます。
続きまして、会社経営や事業運営に係る経費等になりますけれども、こちらが販売費及び一般管理費(C)でございます。こちらが五億三千三百四十五万九千円でございます。売上総利益から販売費及び一般管理費(C)を差し引いた金額が営業利益ということで、マイナス二千四百三十一万八千円となります。これに営業外収益の(D)でございますが、七百九十一万五千円を加えまして、営業外費用の(E)百十万二千円を差し引いた金額が経常利益でマイナス千七百五十万六千円となってございます。
ここから特別利益(F)でございますが、千百万四千円を加えまして特別損益(G)ゼロ円と法人税住民税及び事業税(H)でございますが、こちらの二十万四千円を差し引きますと、当期純利益マイナス六百七十万七千円となります。
これに前期繰越利益剰余金二億四千百八十六万三千円を加えまして、当期末利益剰余金残高につきましては、二億三千五百十五万六千円となってございます。なお、参考といたしまして、過去五年分の収支概要を掲載してございますので、御確認をお願いいたします。
続きまして、令和四年度の株式会社世田谷川場ふるさと公社の経営状況について御説明をさせていただきます。
こちらは(4)のデータの一ページを御覧ください。
まず、事業計画でございます。(1)の施設運営維持管理事業から(9)の再生可能エネルギー供給事業まで、前年と同様の内容となってございます。また、区民健康村事業につきましては、これまで御意見、御要望をいただいておりますが、すぐに取り組めるもの、また長期的に検討する必要があるものなど様々ございます。引き続き検討を進めますとともに、利用者の声もいただきながら、よりよい利用者サービスにつなげてまいります。
次に、二ページを御覧いただきたいと思います。収支計画でございます。収入につきましては、主なものを説明させていただきます。
まず、一番目の施設運営維持管理事業でございます。こちらは三億四千八百七十七万五千円を見込んでございます。
次に、収入の部の上から五行目にある利用料収入でございます。四千三百八十八万三千円を見込んでございます。
次に、一般賄事業とレストラン運営事業でございますが、一般賄事業が六千百四十二万一千円、レストラン運営事業が一億三千二百二十一万五千円を見込んでございます。それらを含めました収入合計の小計(A)でございますが、こちらが六億九千三百三十九万六千円を計上してございます。
支出の部につきましては、売上原価、販売費及び一般管理費の合計の小計(B)でございますが、こちらが六億九千二百三十八万七千円を計上いたしまして、当期収支差は百六十万九千円を見込んでございます。
私からの説明は以上でございます。

阿久津皇 委員長

次に、経営方針等についての御説明をお願いします。

宮林 代表取締役社長

本日は大変お忙しい中、ありがとうございます。また日頃、当公社につきまして大変温かい御指導を賜りまして、ありがとうございます。
川場村と世田谷区、世田谷区と川場村が交流事業四十周年を迎えております。大変おめでとうございます。これに関わりまして、当公社が大変役に立ったというふうに思っておりまして、お役に立ったことを心から誉れと同時に、御礼を申し上げたいと思っております。
言うまでもなく、両方の交流に対して、安心安全で快適で、なおかつ楽しく豊かな心が持てるような、そして親戚付き合いができるような、そういう第二のふるさとづくりを目的とした交流でありまして、これに対して公社がコーディネーター役を果たすような役割を持って、皆さんに安心安全な交流を行っていくということを決意しております。
交流事業が始まった頃、植林事業がありました。広い野原の裏側にあるんですけれども、そのところにトチの木とケヤキの木を植林いたしました。これが何と四十年たちますと、今、大きいものは胸高直径が四十センチぐらい、小さいものでも二十センチぐらいに成長しております。この成長に関わりましては、区民の皆さんの下刈りという物すごい作業をやらないと、この木は生きてこなかった、そういうものでございます。まさに両方の交流によった温かい心によって生産されて、つくられてきているのがその森であります。
そのほかにも、ヒノキの森だとか杉の森がありますけれども、これも最初入った頃は親指ぐらいの杉の苗でしたけれども、現在はやはり三十センチぐらいに成長しております。ここのところ、山の管理ができない、あるいは高齢化しちゃって放置しちゃっているという山が多い中で、やっぱりこの交流を通して、山に入っていく機会をどんどんつくっていただいたおかげで、きれいな山、健全な木材が成長しております。
林業のほうでは、植えて、切って、使って、また植えるという循環が大事な作業になってまいります。私たちは、この交流事業も植えて、育てた段階になってきたのではないか。これから切って、使う、要するに今まで育ててきた木を、財産としてきた木を、今、建て替えておりますけれども、こういったところのどこかに使っていただくことによって、さらに交流が新しく発展するものというふうに思っております。
四十周年を記念いたしまして、これからさらに交流事業をきちんと強く固めるために、村内の中に、今はなかのとふじやまという中で大きく展開しておりますけれども、それをできるだけ多く村内の中に進めたいということで、フットパス構想、要するに遊歩道をたくさん造って、それを結んでいこうと。取りあえず、なかのとふじやまを結ぶフットパスを造ろうということで、これも区民の皆さんと一緒に協力をしながら歩くフットパス構想をつくっていくというようなことで、さらに交流が深まってきて、両方による共同の作業がまさに発展することによって、親戚付き合いの関係がさらに深まっていくのではないかというふうに思っております。
今後とも御指導いただきますようお願い申し上げまして、一言御挨拶といたします。
どうもありがとうございました。

阿久津皇 委員長

それでは、これまでの報告、説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

田園プラザは、道の駅の中では、全国でナンバーワンの人気があるということで、それなりに利用者もたくさんいらっしゃるということですから、川場村の施設のほうも、どういう事業展開をしたらいいのかということも、コロナ禍でピンチを逆にチャンスに変えることができればいいのかなと思いますけれども、利用者そのもののニーズも多様化をしていますし、そのニーズに合わせた事業展開が私は必要なのかなと思います。
収入のほとんどが世田谷区の宿泊事業ですよね。小学生とかの移動教室の委託がほとんどなんでしょうけれども、それだけじゃなくて宿泊事業というのはやっぱり大きな収入になるんだと思うんです。特にコロナ禍のいわゆるキャンプ需要というのが民間ではすごく多くて、田園プラザもそういう体験とか、そういうことができるんでしょうけれども、例えば一人でキャンプができるようなキャンプ場の整備であったり、また、車でいらっしゃる方のオートキャンプ場の整備であったりとか、利用者のニーズに合った事業展開をすれば大変いいのかなと思いますけれども、今は特に円安ということで、あまり海外に行かないので、国内での旅行をするというのはすごく増えているということの状況でしょうから、それをどうやって取り組んでいくのかというのは、いろんなアイデアであったり、ニーズを把握して、それに合ったサービス提供ということが必要だと思います。
それで、私が今申し上げたように、キャンプ需要というのはすごく多いんですよね。
いろんな方がキャンプに行かれたとかという話はよく聞きますので、そういうことが川場村の施設でキャンプ事業を展開したり、あと、車で行かれた方はオートキャンプだとかというようなことを今後やれるのかどうか、検討できるのかどうかということも含めて、ちょっとお伺いしたいなと思います。

北村 区民健康村・ふるさと・交流推進課長

今、委員お話しのキャンプ場、オートキャンプ場でございますけれども、こちらは施設整備も伴いますので、こちらにつきましては、ふるさと公社、それから区のほうともちょっと検討していかなければならない内容だというふうに理解してございます。また、キャンプ場に対応するためには、屋外炊事場であるとか、あと屋外トイレ、そういったものも整備する必要があるというふうに考えてございます。
まず、炊事場につきましては、両ビレジのほうにもう既にございますので、ただ、これは移動教室で使っている部分がありますので、そこと時間だとか期間を区切って行うというのは可能ではないかというふうに考えておりますけれども、トイレの整備、それから場所の整備、そういったところが非常に予算を伴うものでございます。これにつきましては利用者の声も聞きながら、長期的な課題として検討になるかなというふうに考えてございます。

あべ力也 委員

そうした新しい試みには、それなりの財政的な出動が必要だというお話なんですが、そもそもふじやまビレジにしても、そういう施設が現にあるわけですから、キャンプをやりたいと言っても、何からかにまで全部やりたいという人ばっかりじゃなくて、テントを張って、そこに宿泊したいという方もいらっしゃるでしょうし、食事をバーベキューか何か自分たちでやりたいという人もいれば、施設でレストランがあればレストランを利用してということもいらっしゃるので、キャンプをしたいという方も、本格的な方から体験的にやりたい方もいらっしゃるので、そういうターゲットをどこにするかという問題もあるでしょうけれども、何も財政的に施設整備をして、何かこうしなくちゃならないというよりは、既存の施設を利用しながら新しい事業展開ということを見据えていけば、収益の増大にもつながるんじゃないかと思いますけれども、管理部長、どうですか、そういうことに対して。

島田 取締役管理部長

実は以前、先生からもそういったお話をいただいたのは私も承知しております。試みとして、私ども施設を預かる立場としましては、やはりおっしゃるように、ビレジ内には野外炊事場なんかもございます。そういったところを有効活用する中で、例えば学校教育ですと、キャンプというものではないのかもしれませんが、自然体験になりますけれども、火おこし体験と川場の特産を使った、リンゴなんですけれども、こういったものをセットにした焼きリンゴ体験というんでしょうか、そういったものをお勧めしました。これは非常に人気が高く、多くの児童さんの申込みを得たわけでございます。
また、一般のほうでいきますと、交流事業の中で子どもを対象にしたキャンプがございます。以前、寝袋一つで牧場に上がって、夜空を見ながらテントなしで寝袋だけで寝るとか、あとは山に入って、たき火というか、自炊をする際の材料集めなんかもした中で、これは燃える木なのか燃えない木なのかとか、そういった見極めなんかも含めた自然を見る力を養うためのプログラムですとか、そういったものを過去にはやってきております。今後も、そういったニーズもおっしゃるようにございますので、できる限り私どもの立場で、今ある環境を生かして、先生のおっしゃるように展開して、川場の魅力ですから、そういったところも展開していければなというふうに考えているところでございます。

あべ力也 委員

川場の資源は自然豊かなところで、世田谷ではなかなか体験できないような体験を提供するということが、交流というか、そういう提携をしているそもそもの趣旨だと思いますので、学校単位の事業だけではなくて、一般の区民の方が利用するといった場合に、施設に宿泊するというだけではなくて、例えばキャンプ利用であったりとか、様々なメニューを用意しておくということが収益の増大につながるんじゃないかなと私は思っていますので、様々、いろいろなメニューをぜひ考えていただいて、資源を有効活用していただきたいというふうに要望しておきたいと思います。

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