令和3年9月3日 スポーツ・交流推進等特別委員会

令和3年9月3日(金)午後1時

1.報告事項
(1)令和3年第3回区議会定例会提出予定案件について
【議案】
①世田谷区区民健康村の指定管理者の指定
(2)令和2年度指定管理施設に係る事業報告について(スポーツ・交流推進等特別委員会所管分)
(3)世田谷区スポーツ推進計画 調整計画(素案)について
(4)2021ボッチャ世田谷カップの実施について
(5)給田一丁目第一生命グラウンド野球場の利用開始について
(6)アメリカ合衆国選手団キャンプの実施結果について
(7)その他

2.協議事項
(1)参考人の出席要請について
(2)次回委員会の開催について

阿久津皇 委員長

本日は報告事項の聴取等を行いますが、引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者の報告は簡潔明瞭に、委員の質疑は要点を絞るなど、会議時間の短縮に御協力をいただきたいと思います。また、発言の際にはお手元のワイヤレスマイクの使用をお願いいたします。
それでは、1報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)令和三年第三回区議会定例会提出予定案件について、議案①世田谷区区民健康村の指定管理者の指定について、理事者の説明を願います。

大谷 区民健康村・ふるさと交流課長

それでは、私のほうから世田谷区区民健康村の指定管理者の指定について御説明させていただきます。
世田谷区区民健康村条例第十六条第三項に定める指定基準に基づき、世田谷区区民健康村の指定管理者の候補者の適格性審査を実施し、現在の指定管理者の指定管理期間が令和四年三月で終了することから、令和四年四月からの指定管理者の候補者を選定いたしまして、以下のとおり、選定いたしました。
まず、こちらの施設の名称及び指定管理者の候補についてですけれども、こちらにつきましては、こちらに記載してあるとおり、世田谷区区民健康村富士山ビレジ及び中野ビレジの両施設でありまして、指定管理者候補については、株式会社世田谷川場ふるさと公社となります。
指定期間については、こちらに記載してあるとおり五年間、令和四年四月一日から令和九年三月三十一日までとなります。
続きまして、選定方法等につきましてですけれども、こちらについては世田谷区区民健康村指定管理者選定委員会設置要綱に基づく選定委員会を設置いたしまして、現在の指定管理者に係る評価、指定管理者候補者選定等を審議しまして、指定管理者の候補を選定いたしました。指定管理候補者につきましては、本年三月十七日に開催されました選定委員会において、指定管理者による自己評価及び区による評価の結果等を踏まえまして、非公募により適格性審査を行うことといたしまして、了承されまして現在の指定管理者から事業計画等の提出を受けまして、審査を行いました。併せて令和二年度までの三年間の財務書類に基づく民間会計事務所による財務審査も行ってございます。
おめくりいただきまして、選定委員会の委員の構成ですけれども、これにつきましては(2)に記載してあるとおりでございます。
(3)の選定委員会の開催状況については、こちらに記載しているとおり、三回の選定委員会を開催してございます。
続きまして、5の選定結果につきましては、おめくりいただいた別紙のほうを御覧ください。
別紙の1、2、3については記載のとおりでございます。
評価結果につきまして、財務審査について行った結果としては評価B、ほぼ平均的な法人と考えられるということとなっております。
続きまして、審査結果については、要綱で定める審査事項の各項目について、配点に対して得点をつけていただいた結果、合計で九百二十一点となっております。
元の紙の二ページ目にお戻りいただいて、選定理由につきましてです。各選定委員による採点の結果、得点の合計が九百二十一点となり、合格基準の七百三十五点を上回ったことから、適格性審査は合格と判定いたしました。これまでの実績や評価を踏まえ、世田谷区と川場村とも良好な関係を築いておりまして、交流事業における様々な取組の実績と人的ネットワークの蓄積を持ち合わせており、将来にわたり区と村の交流を支え、発展できることが期待できる株式会社世田谷川場ふるさと公社が区民健康村の指定管理者にふさわしいという評価をいただきました。
なお、選定委員会におきまして、特に人材の確保・育成に関する事項について、区と村の新たな交流の展開や交流事業の充実に向けて、人員体制の強化には引き続き取り組んでもらいたいということ、また、施設運営における事務改善や事業見直しの検討などの取組に対して、経過や結果をエビデンスとしてしっかりと残して明確にしておくことが重要であるというふうに指摘をいただいてございます。
指定管理者候補者の事業計画書については、こちらにクリップ留めで添付してございますので、後ほど御覧いただければと思います。
今後のスケジュールにつきましてですが、この九月区議会第三回定例会に指定管理者の指定の提案をさせていただきまして、その決定を受けて、令和四年四月から次期指定管理者による運営を開始いたしたいと考えております。
以上でございます。

阿久津皇 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

これは議案で指定管理者の指定ということですけれども、ふるさと公社の経営において、世田谷区の指定管理を受けるだけじゃなくて、ほかの自主事業というのは何があるんでしたか。道の駅とか何かも、あれもありますよね。大まかにちょっと教えていただければ。

大谷 区民健康村・ふるさと交流課長

まず、ふるさと公社の事業としまして一番大きいのがこちらの指定管理業務でございますが、そのほか、自主事業としては、道の駅川場田園プラザのビアレストラン武尊、そことピザハウス、そちらのほうの運営を独自でやっております。そのほか、名主の館というのが役場のはす向かい、商工会館の向かいのところにございまして、そちら土日につきましては、食事の提供を田園プラザから請け負っているという形で運営してございます。また、川場村の学校給食調理事業ですとか、てんぐ山のグラウンドの管理については、村のほうから委託を受けて行っているという状況でございます。そのほか細かい事業でしたら交流事業や何かの運営ですとか、区内の各イベントに出展して、物産販売をするなどもございますが、大きな柱としては以上のようなものになります。

あべ力也 委員

ありがとうございます。
それで、指定管理者の事業を受けるというのは、川場のふるさと公社の事業全体の中で大変大きな比重を占めているということですよね。指定管理者は、ふるさと公社そのものを設立した経緯からすれば、この事業を請け負っていただくということが方向性としては大事なことで、ただ、そのべ委員が言われたように適格性というんですか、その審査においては普通の競争原理にさらす必要性ももちろんあるのかなと思います。いずれにしても、ふるさと公社そのものの事業を請け負っている内容が適正で、いいサービスを提供しているということが我々にも分かるということが一番大事なことだと思いますし、今までいろんな報道なんかでも、川場村の道の駅が大変活況を呈していて、すごい人が訪れているというようなことで、そこで、ふるさと公社もそこに関わって、事業をしているということで、大変いいことだなと思っていましたけれども、コロナ禍で随分人の動きが制限をされているという中で、ふるさと公社そのものの川場のほうの請負事業だけじゃなくて、ほかの関連している事業の状況というのは、現状、コロナの影響というのはどういう状況なんでしょうか。そこをちょっと聞きたいなと思ったんですが。

大谷 区民健康村・ふるさと交流課長

公社の事業全体については、また改めて報告する機会があると考えてございますが、区民健康村の施設としても、利用者のほうは、昨年度、大きく前年度よりも下がっておりまして、全体として利用が落ちているというところでございます。
田園プラザにつきましては、昨年、コロナもあったんですが、六月の区民健康村の施設の休館した期間以降は、Go Toトラベルですとか、群馬県が独自の愛郷キャンペーンというのをやっていたりということもあって、田園プラザ自体は入りが多かったというふうに聞いております。ただ、公社が運営していますレストランにつきましては、やはり屋内での食事というのが、特に温かい気候のいい時期はかなり敬遠されていまして、なかなか集客、あるいは利用が大きく落ち込んでしまって、それ以降もなかなか回復していないという状況です。また、年が明けてからも、群馬県のほうは緊急事態宣言に入ったり入らなかったりというところではありましたし、川場村のほうはまん延防止の対象にはならないんですけれども、それでも、やはり酒類の提供の自粛ですとか、その辺が、現在、緊急事態宣言が発出されておりまして、そういうのもあって、そういう営業形態をコロナの中で強いられている状況で、かなり苦しい状況だというふうには聞いております。
また、ピザハウスのほうは、昨年などは、やはり屋外のベンチですとかに座って御飯を食べたりするのに、ピザをそこのピザハウスで食べるのではなくて、持ち帰りのような形でテークアウトして外で食べられる方もいたりとか、村の方もテークアウトで取りに来られたりとかもしていたようで、ピザハウスについては、それほど大きな落ち込みはなかったんですけれども、レストランについては落ち込みが大きかったように聞いております。
また、川場の給食事業については、川場村が大きな形で緊急事態宣言の影響を受けたのが昨年の四月から六月の期間までですので、それ以降は順調に事業を行っているというふうに聞いております。

阿久津皇 委員長

それでは次に、(2)令和二年度指定管理施設に係る事業報告(スポーツ・交流推進等特別委員会所管分)について、理事者の説明を願います。

中潟 スポーツ推進課長

それでは、指定管理施設に係ります当委員会所管分の事業報告をさせていただきます。
本件につきましては、七月七日に事前にお配りした内容のものとなっております。
それでは初めに、一ページ目を御覧ください。1の主旨にございますように、指定管理の運用指針に基づきまして、制度の透明性をより一層高めることを目的に、毎年、これらの事業報告の内容を整理し、公表させていただいております。令和二年度の報告が提出されましたので、改めて今回御報告させていただくものでございます。
2の対象施設でございますけれども、当委員会所管分は記載の四施設となります。総合運動場及び大蔵第二運動場、千歳温水プール、こちらの施設につきましては世田谷区スポーツ振興財団、北烏山地区体育室、こちらは株式会社リバティヒルがそれぞれ指定管理者となっており、スポーツ推進課が所管をしております。区民健康村は世田谷川場ふるさと公社が指定管理者となっており、区民健康村・ふるさと交流課所管の施設でございます。
3の内容につきましては、いずれも事業を記載しております項目のように、共通項目として報告をさせていただきます。
4の公表方法につきましては、区のホームページほか、区政情報センター等で閲覧用の冊子を用意してございます。
それでは、各施設ごとの具体的な事業報告の内容を説明させていただきます。
六ページを御覧ください。初めに、区立総合運動場及び大蔵第二運動場の事業報告となります。
1の指定管理施設の概要でございます。
ここで、一部修正がございます。(1)の施設名称でございますが、世田谷区立総合運動場のみとなってございます。条例上、総合運動場となりますのは大蔵運動場と二子玉川緑地運動場となりまして、大変申し訳ございません、記載漏れとしまして、施設名称に区立大蔵第二運動場が入ります。大変失礼いたしました。
それでは、主な施設の概要につきまして御説明いたします。
利用料金や利用時間など施設ごとの内容につきまして、六ページから九ページまで記載をしております。
九ページを御覧ください。下段の2の業務実績、利用状況に関する事項でございます。大蔵運動場、二子玉川緑地運動場、そして大蔵第二運動場の施設の利用状況ということで、体育館、プール、テニスコート等、各室場ごとの年間の利用人数を記載しております。
一枚おめくりいただきまして、一〇ページを御覧ください。一〇ページ目の表の最終の段を御覧ください。こちらは、昨年度はこれらの施設の合計利用者といたしまして九十五万六千人ということでございました。下段の参考にございますが、一昨年度の約百二十四万人から四分の三強に落ち込んでおりまして、こちらにつきましては、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、昨年度は年度当初から六月に順次利用再開するまでの全面的に施設を休館したこと、これらによるもので、利用人数の制限や時間短縮といった影響が大きい要因でございます。
その下でございます。(2)の苦情受付・事故件数でございますが、記載の内容の苦情を受けてございます。
隣の一一ページを御覧ください。(3)につきましては、新型コロナウイルス感染症の関係の事項となります。施設の休止期間は先ほどもお話しいたしましたが、年度当初、四月から五月にかけて二か月にわたる全面的な利用休止、その後、六月一日より屋外施設の利用を再開し、十五日まで、順次、屋内施設についても利用を再開いたしました。再開に当たりましては、消毒液の設置、利用定数の見直し等、指定管理者でありますスポーツ振興財団と一緒に検討しまして、様々な感染防止対策を講じてきたところでございます。その後、年明け一月には再度緊急事態宣言が発出され、利用時間の短縮といった措置を取り、現在まで継続しているというところでございます。新型コロナウイルス感染症に絡むキャンセル件数、利用休止の対応につきましても、こちらの記載のとおりでございます。
次に、その下、3指定管理に関する業務の収支でございます。本指定管理業務につきましては、総合運動場、大蔵運動場と二子多摩川緑地運動場、合わせて大蔵運動場となります。こちらと大蔵第二運動場を一体として管理運営する契約となってございます。一一ページから一二ページにわたりまして記載の数字は、これらを合わせた収支となってございます。
一二ページ中段の参考を御覧ください。こちらの内訳でございますが、総合運動場と大蔵第二運動場それぞれの内訳を記載しております。総合運動場につきましては、区からの指定管理料を支払い、大蔵第二運動場につきましては、利用料金収入で賄われております。そのため、大蔵第二運動場につきましては区への返還金が生じているということで、昨年度は一億五千五百万円弱の返還金が生じてございます。なお、総合運動場につきましては、施設利用休止による利用料収入の減少等によりまして、年度途中で補正予算を組みまして、約四千五百万円の指定管理料の追加を行っております。
一三ページを御覧ください。下段の6事業実績の評価でございます。こちらは施設所管課による事業評価ということで記載をしております。記載の項目について評価をいたしまして、次の一四ページの下のほうの合計欄に、総合評価といたしまして九十三点満点中七十点というところで、全体の評価はAとさせていただいております。年度の所見といたしましては、青少年から高齢者まで幅広い世代に対応したスポーツ教室の開催や、障害者スポーツへの取組といったこれまでの事業に加えまして、施設運営に当たっては、感染拡大防止策といった安全対策、また新たな取組といたしまして、自宅でできる運動を紹介した動画配信など、コロナ禍でもできることは何かといった視点で様々取り組んだもの、こちらを評価しております。
続きまして、一六ページを御覧ください。こちらは千歳温水プールの事業報告となります。先ほどと同様、施設の概要等を記載してございます。
一七ページを御覧ください。2の(1)の利用状況でございますが、こちらも施設休館や利用人数制限等の影響で、全体では前年比約四割減と大きく減少をいたしました。
(2)苦情・事故件数につきましては、記載の件数、主な対応を記載してございます。
次に、一八ページを御覧ください。上段の(3)新型コロナウイルス感染に対する対応でございます。こちらを記載してございます。
次に、3指定管理に関する業務の収支でございます。記載のとおり、内訳を記載してございます。やはり利用者、人数の落ち込みに比例しまして、利用料金収入が前年比約四割減と大幅に減る一方、感染拡大防止対策に要した経費の増加がありましたことから、千歳温水プールにつきましても、年度途中で補正予算を組んだ上、約二千六百万円ほどの指定管理料を増額した状況にございます。
次に、一九ページ下段を御覧ください。今回の事業実績の評価でございますが、記載のような評価をさせていただきまして、次の二〇ページの下段にございます総合評価のところにつきまして、合計九十三点満点中七十一点の評価でA評価となってございます。年度の所見といたしましては、各団体などと連携した事業を実施しておりまして、施設の安全管理におきまして、繁忙期の柔軟な人員増員、また警備・救護面から利用安全対策、新型コロナウイルス感染拡大による休館の際には、利用者の調整や利用再開に向けた運営方法の検討など積極的な検討をしていただいております。また、再開後は利用定員を減らしたことによりまして、利用制限がかかることを踏まえ、ロビーでの待機による密が発生してしまうといったことから、受付管理システムを導入しまして、その場で待たなくても、メール等で順番が来たことをお知らせするシステムを取り入れるなど、それほど大きくない施設でございますが、利用者にも安心して御利用いただけるよう取組をしてございます。そちらを評価させていただいております。
次に、二二ページ、こちら以降が北烏山地区体育室の事業報告となります。
こちらにつきましては、先ほど御報告したとおり、株式会社リバティヒルが指定管理者となってございます。その他、施設概要等は記載のとおりでございます。
二三ページを御覧ください。施設の利用者ということで、一番右側に合計の利用人数が書いてございます。合計人数は三万一千九百三十八人というところで、前年と比較いたしますと、二割弱の減となってございます。
苦情につきましては、一件、記載にあるような内容が十日にございました。
二四ページを御覧ください。こちらにつきましては、新型コロナウイルス関係の対応、休止期間等を記載してございます。他の施設と同じく、四月、五月は施設全面利用休止、一月以降は利用時間を短縮しての利用再開となってございます。
3の収支でございますが、消毒液等感染拡大防止に要する事務費が大幅に増えたものの、本施設は利用料金制を導入していないこともあり、年度途中での指定管理の増額といったことには至らず、当初の指定管理料の範囲内で御対応いただいております。
続きまして、二六ページを御覧ください。中段、6事業実績の評価でございます。こちらも記載の項目について所管課で評価をいたしまして、次の二七ページ中段にございます総合評価といたしまして、九十点満点中七十点という評価で、A評価としてございます。年度評価の所見といたしましては、新型コロナウイルスに伴う休館により年間の利用人数は前年より減少したものの、それ以外の月では増加傾向にあり、また自主事業といたしまして、地域体育館まつり、こちらは残念ながら中止となったものの、近隣小学校を対象といたしましたスポーツ教室は年間通して六期実施し、いずれも申込み多数となり、抽せんとなる事業を展開しております。小さな施設ながら、その特性を生かした運営をしているということの評価をしております。
長くなりましたが、スポーツ推進課が所管する施設は以上でございます。
◎大谷 区民健康村・ふるさと交流課長 それでは、私からは引き続き二九ページ以降、令和二年度世田谷区区民健康村の事業報告のほうを報告させていただきます。
まず、二九ページの1に記載しておりますとおり、指定管理施設の概要につきましてですが、群馬県川場村にあります世田谷区区民健康村富士山ビレジと中野ビレジの両施設となります。
(2)指定管理情報ですけれども、指定管理者は株式会社世田谷川場ふるさと公社で、指定期間は記載のとおりでございます。
2業務内容・利用状況に関する事項でございます。事業内容については、(1)のところに記載のとおりでございます。
(2)施設利用者の延べ人数でございますけれども、こちらのほうは米印に記載しておりますように、新型コロナウイルス感染症や国の緊急事態宣言の影響を受けまして、令和二年四月九日から六月十八日までの七十一日間、両施設を休館といたしました。また、区立小学校の移動教室も健康村開設以来、初めて全校中止となりました。そのため、施設利用者数は、令和元年度の六万九千百六十三人から二万四千百六十五人に大きく減少してございます。
(3)の交流事業等参加者数ですけれども、こちらも米印に記載しましたとおり、里山自然学校や交流イベントの緊急事態宣言下での一部中止、あるいは移動教室の中止に伴いまして、参加者数も令和元年度の一万四千六百五十五人から千八百十五人へと大幅に減少したものでございます。
また、苦情件数、事故件数については、昨年度については報告されたものはございません。
続きまして、裏面、三〇ページのほうを御覧ください。3指定管理に関する業務の収支でございます。区からの指定管理料と施設の利用料金収入で賄われております。令和二年度は施設休館による利用料金収入の減少等により、年度途中で補正予算を組んだ上で、四月から六月までの休館期間についての利用料金に相当します額として、一千三百八十六万七千百六十四円の指定管理料を追加を行ってございます。支出につきましては、施設の維持管理経費に当たります運営費・委託費と光熱水費等の経費に当たるその他支出で構成されております。内訳は以上のとおりで、収支差額としては二百五十三万六千三百七円となってございます。
続きまして、4事業計画書で提案した事業等の実施状況につきましては、こちらに記載しているとおりでございます。
続いて、三一ページのほうを御覧ください。5の事業実績の評価と改善の取組みの部分でございます。こちらは指定管理者による自己評価ということで記載してございます。施設の運営につきましては、施設再開後は新型コロナウイルスの感染防止策を徹底しまして、利用者が安心して滞在できるように取り組んでおります。宿泊者向けの料理の提供につきましても、通常メニューの新たな開発に加えまして、感染防止対策として食事時間の分散化、あるいは朝食も、これまでバイキング形式で行ってきたものを個別の配食にするなど、提供方法の変更などにも取り組んでおります。交流事業につきましても、参加者の安全や衛生面を十分に配慮しまして、コロナ禍ではありますが、様々な活動や体験事業を行ってございます。
続きまして、6事業実績の評価でございます。こちらは、所管課による事業評価を記載してございます。記載の項目について評価を行いまして、おめくりいただきまして、三二ページの下の合計欄にあるように、百点満点中八十八点という評価をしてございます。年度の所見としましては、施設利用者によるアンケート評価では、施設面、食事、フロント対応等全ての項目で高い満足度を維持していること、交流事業では、前年度までの課題を整理、検討したことも踏まえ、新型コロナウイルス対策を徹底して、プログラムの実施、充実に取り組んできたこと、また、令和二年八月よりふじやまビレジ内に木質バイオマスボイラーを本格稼働させ、CO2削減といった環境対策にも取り組んでいることについて施設所管課として高く評価してございます。
私からの説明は以上でございます。

阿久津皇 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

指定管理者の皆さんにとっても、コロナという今まで経験をしていない中での施設管理ということで、大変いろいろ腐心をされていることだと思いますけれども、その上で、そもそも世田谷区の施設は、区民の皆さんに利用していただいて、区民サービスをいかに最大化して、施設の有効利用をしていただくかということで、指定管理者の皆さんにも区のほうから、いろんな要望を出しながら管理運営をしていただいていると思うんですけれども、仕様書そのもののつくりによって、例えば収益であったり、利用者の利用の最大化であったりということが私はすごく左右をしてくるんじゃないかなと思うんですね。
その上で、頂いた資料の中で、例えば当該のキャンセル件数、一一ページにございますけれども、大変キャンセル件数が多いですよね。これはキャンセルをして、そのまま利用されなかったということなんでしょうか。それとも、キャンセルされた後に再利用されたという実績というのはどれぐらいあるのか、その辺をちょっと伺いたいんですけれども。

中潟 スポーツ推進課長

今回、こちらに書いてございます施設のキャンセルでございますが、通常、施設を団体等で予約いただいて利用しない場合でのキャンセルということはございます。その中で、キャンセルされた後も、空いていれば施設を使いたいという方がいれば、そのキャンセルはなくなりますので、ここは単純に施設をキャンセルした数ということになります。また、令和二年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の関係で、やはり団体のほうがキャンセルをする、使わないといった判断もございましたのと、また、二か月前からの予約というのがございますので、期間に入る前には予約している、ただ、その後は、無料ですけれどもキャンセルをするという形になりますので、今回のキャンセルというのは、実際にキャンセルをして、施設を使用しなかった件数になってございまして、例えば総合運動場ですと、昨年は九百七十七件だったところが三千九百七十五件と伸びているところにつきましては、感染症対策によるところの理由が大きいというところでございます。

あべ力也 委員

今、御説明いただいたように、感染症対策ということでのキャンセルということが大きく影響しているということですが、コロナ禍であろうが、コロナ禍でない通常のときであろうが、キャンセルに対する取扱いということによって、利用の実績であったり、もしくは指定管理者さんの収益であったり、いわゆる収支にも関係してくるということですから、ここは、キャンセルになった場合、日にちがなくてもまた利用していただけるような仕組みというのがすごく大事かなと思っています。
それで、今、その指定管理者さんのほうでキャンセルになった場合、またそこの枠を再販するというような仕組みについて、しっかりやっていただきたいと思うんですが、現状、どうなっているんですか。民間ですと、キャンセルになったものに関しては、キャンセル情報はちゃんと出して、価格のダンピングをする必要は、公共施設ですから、それはないにしても、キャンセルでこういう空きが出ているよということが利用している団体さんとか、使いたい団体さんというのはいっぱいいると思うので、キャンセル情報というのはすごく大事な情報だと思いますけれども、その情報提供の在り方とか、そういうことでその施設を皆さんに使っていただくということのサービス拡大につながると思うんですけれども、その辺はしっかりされているんですか。ちょっとよく分からないので、その辺を教えていただきたいんですけれども。

中潟 スポーツ推進課長

施設の利用につきまして、やはりキャンセルを少なくしたい、キャンセルが少なくなれば実施する方も増えてくるということでございますので、そこは減らしていきたいと考えてございます。現在、団体利用の場合はほとんどがけやきネットの登録になりまして、二か月前に申請をし、実際、使う前のキャンセル料が発生する、無断キャンセルであれば発生する、時期によっては発生するというところがあるんですけれども、通常はキャンセルをすると、実際、けやき登録者がその中で把握できるということがありますので、申込みが今そのシステムを使っていますので、その中という形になります。ただ、総合運動場、陸上競技場につきましては、団体利用がキャンセルになりましたら個人用になりますということがありますので、その施設の状況というのはホームページ等でもお知らせをしている、そういう状況でございます。

あべ力也 委員

現状は分かりました。
それで、私のほうからも提案なんですけれども、例えばキャンセルが出たものが、けやきネット上でキャンセルが出ましたよというふうに掲載しますよということだけでは、なかなかキャンセルを待っている人が、その情報を自分で拾いに行くというのは、マッチすればいいんですけれども、見落とすということもあるでしょうし、ですから、例えばキャンセル待ちの場合にはメールでお知らせをもらうとか、そういうシステムを検討していただければ、施設そのものが使われなくて無駄になってしまう、その時間が無駄になってしまうということもないし、収益に関してもプラスに働くんじゃないかなと思います。メール配信システムで簡単にできることだと思いますので、キャンセルが出て、そのキャンセル待ちを登録しておく団体さんにメール配信をするとかというようなことをぜひ検討していただきたいと思うんですが、可能性はどうでしょうか。

中潟 スポーツ推進課長

そのようなツールがあれば、便利になるということだと思います。ただ、現在の基幹システムといいますか、けやきシステムは全庁的なものを利用しているというところがございますので、そちらの可能性につきましては、関係所管とも検討したいと思っております。ただ、今回、屋外プール等を実施したとき、千歳温水プールもそうなんですけれども、やっぱり待つということが密になるということがございましたので、一回登録していただくと、今、何番ですと、今、何番の方が入りましたというような個人利用で実際にできているところはありますが、全体のシステムということになりますと、少し検討が必要になるかと思います。

あべ力也 委員

ぜひ検討していただきたいんですが、部長、どうですか。これはシステムで、キャンセル待ちの団体さんなんかに、キャンセルが出た場合に、この施設だったら、キャンセルが出たらぜひ使いたいというような団体さんにメール配信をするというようなことは、すごくプラスだと思うんですけれども、部長のお考えはどうですか。

内田 スポーツ推進部長

まず、システムですけれども、けやきのシステムを使い、登録した団体が様々なスポーツの施設もそうですし、集会施設もそうなんですけれども、予約をしている区全体のシステムがあります。一つは、その中で処理するのかどうかというのが一点あります。これは大きな話になりますね。もう一点、先ほど課長が説明したのは、けやきシステムではない個人で予約する、例えば屋外プールですとか、そういう部分については、全体のシステムというより個別のシステムですので、そこの部分は財団のほうが工夫をして、例えば予約システムを入れるだとか、いわゆる小回りが利くという部分がありますので、そういうところでまず検討させていただきたいと思いますし、全体のシステムになりますと、かなり大きな話になってきますので、それは所管部のほうとちょっと話をしながら、現実的に可能なのかどうかということについても検討させていただきたいと思います。

あべ力也 委員

ぜひ検討していただきたいと思います。
あと一点だけ伺いたいんですが、今、御説明をいただいた中で、世田谷区は特にサッカー場が少ないというようなことを区民の方から随分言われて、施設を確保するということで大変苦労されているというふうに伺っているんですけれども、今、施設で、特に陸上競技場は、サッカー場と兼用で使うということが、いろんな自治体だとか、国の競技場なんかも、サッカーの大会で利用したりとかというようなことがあるんですけれども、世田谷区のせっかくきれいになった陸上競技場、これはサッカー利用での貸出しということは、現在やっているんですか。ちょっと伺いたいんですけれども。

中潟 スポーツ推進課長

現在、陸上競技場につきましては、利用種目といたしましては、陸上競技、例えば運動会、その他屋外スポーツという形になってございます。実際、今現在、天然芝でございまして、養生期間等あるんですが、例えば区民体育大会ですとか、そういったものの公式大会に限り、決勝、準決勝、上部の試合については施設を使用するということも実施しております。一般的な開放というところにつきますと、まだサッカーというところはないんですが、その他屋外スポーツという形でのフィールドの使用というのは、現在できる状況でございます。

あべ力也 委員

陸上競技場の利用人数というのを見ると、大変お金をかけた施設の割にはテニスコートの半分ぐらいの利用人数しかなくて、有効利用という点では、もっともっと活用ができるんじゃないかなというふうに思うんですね。
それで、サッカーで利用しようと思った場合には、いわゆるトラックの内側の、今、課長が言われたように芝生になっているところで、技術的には利用が可能だというふうに、面積的に思うんですけれども、今後、大変サッカーの競技人口が増えているという中で、世田谷にはサッカー施設が大変少ないという現状を少しでも改善していくということで、その陸上競技場のフィールドに関して、そういう申込みがなくて利用される方がいないという日に関しては開放するとか、そういうことも私は検討していただきたいなと思うんですが、この点についても、部長、いかがですか。

内田 スポーツ推進部長

世田谷区のスポーツ施設はたくさんあるというところではなく、この後、今日も第一生命のグラウンドというところで、多種目が練習できるようにという委員会報告をさせていただきますけれども、なかなか多くはないという部分がございます。
委員御指摘のとおり、テニスコートと比べて陸上競技場は人数が少ないよねという御指摘は、御指摘のとおりだと思います。ただ、テニスコートは面数がかなり多いというところもございます。私どももいろいろ検討する中で、陸上競技というのは、トラックとフィールドがありまして、中でサッカーをやって、外周のところで陸上競技ができるかというと、ちょっと安全面も含めて、両方を兼ねて使うというのは、かなり安全性も含めて厳しいというところが団体からも言われておりますので、ただ有効活用という点では、確かにそういう視点は重要だと思いますので、安全面等も含めまして、より現実的な効率的に運営できるような形で検討させていただきたいと思います。

阿久津皇 委員長

それでは次に、(3)世田谷区スポーツ推進計画調整計画(素案)について、理事者の説明を願います。

中潟 スポーツ推進課長

それでは、世田谷区スポーツ推進計画調整計画(素案)につきまして御説明させていただきます。
1の主旨でございます。スポーツ基本法では、国の定めるスポーツ基本計画を参酌し、地方公共団体の実情に即したスポーツ推進に係る計画を策定するよう規定がされております。これを受けまして、区においては、平成二十六年度から令和五年度までの十年間、こちらを期間といたしましたスポーツ推進計画を策定するとともに、その目標達成に向けまして、前期、後期の年次計画を策定してございます。その後期計画が令和三年度をもって終了いたします。こうしたことから、令和六年度を始期といたします新たなスポーツ推進計画策定に向け、この二年間を調整期間と位置づけて、世田谷区基本計画及び新実施計画の整合性を図りながら、後期年次計画の基本としつつ、二か年の調整計画を策定することといたしまして、素案をまとめたものでございます。
資料の別紙1、別紙2をつけてございます。別紙1の概要版で御説明させていただきたいと思います。また併せて別紙2、素案本編をつけてございますが、適宜また後ほど御覧いただければと思います。
それでは、別紙1を一枚おめくりいただきまして、まず、第一章、1の計画の位置づけでございますが、先ほど申したとおり、今年度、調整計画と位置づけて計画を新たに素案として作成したものでございます。
2計画の期間でございます。先ほど申しましたとおり、平成二十六年からの十年間にわたり、最後の二年間であります令和四年度から五年度の二か年間、調整計画を策定するものでございます。
3の計画の推進体制でございますが、記載の四者におきまして、それぞれの役割を担い、相互に連携して取り組むものでございます。
4の本計画における「スポーツ」でございます。こちらを定義してございますが、競技スポーツだけではなく、健康の保持、増進、介護予防を目的とした運動、様々なレクリエーションなど、目的を持った身体活動全てをスポーツと定義をしてございます。
その下の枠で囲ってあるところでございます。パラスポーツの表記でございます。公益財団法人日本障がい者スポーツ協会におきまして、令和三年三月、障害者スポーツという言葉をパラスポーツという言葉に統一する方針を定められました。区もこれらの方針に賛同いたしまして、本計画から障害者スポーツをパラスポーツと表記させていただいております。
一枚おめくりいただきまして、1の後期年次計画の成果でございます。後期年次計画で掲げました四つの重点的な取組み、生涯スポーツの振興、地域スポーツの振興、場の整備、障害者スポーツの推進、これらを踏まえ、取り組みました主な内容について、こちらを記載してございます。世田谷246スポーツフェスティバルの開催、あるいは場の整備であれば、大蔵運動場陸上競技場のスタンドの改築、さらに、今後でございますが、現在、上用賀公園の施設の基本整備に向けた基本構想を策定しているというところでございます。
次に、2の社会状況の変化でございます。新型コロナウイルス感染症の影響、SDGsの推進、ICTの発展とDX、こちらを踏まえました計画を素案としてございます。
3の調整計画の取組みの課題と方向性でございます。方向性等といたしまして、東京二〇二〇大会後のレガシー、計画調整での課題と次期の推進計画に向けて取り組むんですが、課題といたしまして、一つ目、成人のスポーツ実施率が目標に達していない、スポーツの場が不足している、パラスポーツのさらなる推進等を課題として取り組むものでございます。
次の1の調整計画における視点でございます。視点1といたしまして、東京二〇二〇大会のレガシーを活かし、スポーツの推進を図る。視点2といたしまして、障害者がスポーツに親しむ機会の更なる充実を図り、スポーツ活動を通じた障害のある人とない人の交流(共生社会)を促進する。視点3、身近な場所でいつでもスポーツができる環境をつくるとともに、地域のスポーツ団体と協力し、スポーツによる地域の活性化を行う。視点4、ICTの活用および、DXやSDGsも踏まえたスポーツの推進に取り組むというものでございます。
2達成すべき目標でございますが、世田谷区のスポーツ推進計画十年間の取組の成果といたしまして、成人の週一回以上のスポーツ実施率六五%以上としてございます。
一枚おめくりいただきまして、第三章の調整計画の概要でございます。
重点的な取組みにつきましては、後期計画から引き継いだもの四点を掲げてございます。それぞれに取り組むべき具体的なもの、例えば重点的な取組み1につきましては、スポーツに親しむきっかけづくり、生涯に渡ってスポーツを楽しめる環境づくり、3としまして、スポーツを継続していく目標となる環境づくり等を掲げまして、具体には、先ほど申しました視点、こちらの視点をそれぞれの施策に取り組んでいくというものでございます。
一枚おめくりください。最後のページでございますが、第四章といたしましてスポーツ推進施策としてございます。ただいま説明させていただきました計画を推進する全体像でございまして、こちらを書いてございます。
まず、重点的な取組み1といたしましては、まずレガシーとしまして、二つの視点を記載してございます。JRA日本中央競馬会と連携した馬事公苑を拠点としたレガシーの創出、二つ目といたしまして、アメリカ選手と区民との交流機会の創出、これらを活用したスポーツの振興を進めていきたい。さらに、新たな展開といたしまして、スポーツ実施率の少ない、またコロナ禍、外出が控えられているという状況にございます中高年や高齢者世代を対象とした運動習慣につながる事業を推進していく。さらに、参加拡大につきましては、その場所に来なくともできるというようなことを踏まえまして、ICTを活用したもの、オンライン246ハーフマラソンなどを検討してまいります。
その下の重点取組み3でございます。新たに場を整備してまいります。まず、整備に当たりましては、UD、多様性に配慮したもの、さらに、現在、上用賀公園拡張用地におけるスポーツ施設の整備を進めているところでございます。三つ目といたしまして、大蔵運動場・大蔵第二運動場の施設の整備を掲げてございます。さらに下の枠でございますが、そのほかにも大学や民間等の施設、これらを活用した場の拡充を検討してまいります。
その横に、重点取組み2でございます。地域スポーツの推進でございます。こちらにつきましては、スポーツ推進委員を中心に担っていくことを考えてございまして、それらスポーツ推進委員の資質向上のための研修ですとか、そういった機会を踏まえまして、資質の向上を図ってまいります。さらに、そのスポーツ推進委員を活用しました高齢者、中高年の生涯スポーツの場をつくっていくこと、さらにパラスポーツを支える人材としてもスポーツ推進委員を活用したいというものでございます。
さらに、右側でございます。重点取組み4、パラスポーツの推進でございます。今回、東京二〇二〇大会も踏まえまして、パラスポーツに取り組んでまいりたいと考えてございます。
まず、一番上にございますアメリカ選手等の参加によるパラスポーツの展開ができないかということ、さらに、オンライン研修、あるいは講師派遣を活用し、障害のある人もない人も身近な場所で気軽に参加できる事業を展開していきたい。それらを踏まえる人材育成の場といたしまして、競技大会を通じたパラスポーツを支える人材育成ができないか、それらのきっかけづくりを目的といたしました競技大会、パラスポーツの競技大会が実施できないかと考えてございます。それらの誘致も検討したいと考えてございます。また、今年、三回目を迎えますボッチャ世田谷カップの拡充も検討してまいります。また、一番下でございますが、これまでも続けてございます障害のある人もない人も共に楽しめるパラスポーツ・レクリエーション体験の実施、こちらにつきましても継続し、取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
また、こちらに十五個の項目を記載してございますが、本編のほうには七十八の項目を記載してございまして、それぞれの視点を設けまして取り組んでまいりたいということで素案を作成しているところでございます。
資料のほうにお戻りいただきまして、裏面の6今後のスケジュールでございます。ただいま素案として御説明をさせていただきました。この後、計画素案の区民意見募集を九月に行う予定でございます。その後、政策会議を踏まえまして、二月に改めて本委員会に報告し、計画案としたいというところでございます。最後に、令和四年三月に計画を策定するというものでございます。
説明は以上でございます。

阿久津皇 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

今、いたい委員が指摘をされたことと少し関連をいたしますけれども、スポーツ推進計画の二八ページですか、スポーツの場の整備というところですけれども、上用賀公園のスポーツ施設整備と、現在ある大蔵運動場と大蔵第二運動場との重複を避けながら、様々な種目に対応するような施設整備をしていこうということなんでしょうけれども、それぞれの今現在ある施設の敷地利用をもう一度精査をしていただいて、大蔵運動場なんかも、大変、木があって、憩いの場としての役割ももちろんあるわけですから、余裕のある施設配置になっているんだと思います。
憩いの場で大変きれいな整備をされているんだけれども、残念ながら、なかなか使われていない場所なんかもあって、特に陸上競技場とテニスコートの間の下がったくぼ地みたいになったところにベンチが置いてあって、そこに休息ができるようになっているんですけれども、でも、あそこは人がいっぱいいるというふうには見たことがなくて、この施設はちょっと無駄なのかなというふうに、そこを通るときに、よく思っているんです。私は住んでいるところが近いものですから、よく行くんですが、今、部長が指摘をされたように、いわゆる都市のスポーツということで、オリンピックでも、大変、日本人の選手が活躍をしたスケートボードの施設なんかは、萩生田文科大臣が、大変早い時期に八王子ではスケートボードの施設を作って、当時の市長の先見性があったんだというような話をされているのを見たことがあるんですが、それと同じで、やっぱり施設がなければ、そのスポーツをすることはできないわけで、世田谷の場合には、小規模ではありますけれども、スケートボードをやれる施設というのがあるんですけれども、その競技に耐えられるような施設、公式の施設ではないというようなこともありますので、そういうスポーツを通して、例えば競技に参加をするとかというようなことの利用、練習をしたりなんかするような施設があれば、もっともっとオリンピックに参加するとか、そういう夢も広がるのかなというふうに思いますので、特に部長が指摘されたような種目に関して、施設がないものに関してはしっかり検討していただきたいと思います。現在ある施設の敷地の見直し等も含めて検討していかないといけないかなと思いますけれども、また改めてちょっと伺いますけれども、部長、その辺はいかがでしょうか。

内田 スポーツ推進部長

今、大蔵の施設の例として出していただきました。あの場所は緑豊かなところで、公園の網がかぶっているというところがありまして、建蔽、容積も含めて厳しい状況があります。私どもとしても、より多くの施設というところで、スポーツの施設は作りたいという思いがありますので、上用賀の部分も含めて、あと法的な部分もありますので、そこは研究をさせていただきたいと思います。
また、スケートボードということで、確かに区内は少ないんですけれども、実際には大蔵の公園の入り口のところで練習をされている方だとか、先ほども御説明した世田谷公園、もしくは駒沢公園にもあるという部分があります。種目としてはスケートボードだけではないと、BMXも含めていろいろあるというふうに認識しておりますので、全部が全部、この機会にそろえるかというと、これは大変厳しい状況ですので、例えば民間の施設でどうなっているのかという部分を含めて、まず現状の把握をさせていただき、かつ、取り組む方々というのはどのぐらいの規模なのかというところも含めて研究をさせていただきたいと思います。

阿久津皇 委員長

次に、2協議事項に入ります。
まず、(1)参考人の出席要請について協議いたします。
参考人の出席要請については、前回の委員会において、お手元の資料のとおり出席要請することを決定いたしました。しかしながら、現在、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が出されており、都道府県間の移動について極力控えるよう要請されております。
世田谷川場ふるさと公社は群馬県川場村に所在しておりますが、これまで緊急事態宣言中に開催された昨年四月及び本年四月の区民生活常任委員会では、緊急事態宣言の要請事項に鑑み、世田谷川場ふるさと公社の参考人招致は中止とした経緯がございます。
そこで、改めて参考人の出席要請について協議したいと思いますが、当委員会においても、世田谷川場ふるさと公社の経営状況については、区理事者から報告いただくことで参考人には出席を求めないこととしてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。

あべ力也 委員

今、区の中でも、オンラインで、ズームでやっているんだから、別にズームでできるんじゃないですか。川場にいらっしゃっても、オンラインで、ズーム会議で出席をするということは可能だと思うので、そういう工夫はできないんですか。

阿久津皇 委員長

まず、オンラインについてですけれども、オンラインでの委員会開催というのは、ここの委員会だけではなかなか決めることができないということもありますので、議会全体で協議しなきゃいけないということですので、今すぐの決定はなかなか難しいのかなというところです。
ほかの方は御意見等ありますでしょうか。よろしいでしょうか。

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