平成31年第1回定例会 予算特別委員会 都市整備委員会所管質疑

平成31年3月14日、予算特別委員会 都市整備委員会所管質疑を行いました。

詳細は以下をご覧ください。

都市整備委員会所管質疑

 それでは質問してまいりますが、まず初めに、京王線の連続立交に関してです。
 京王線の踏切のすぐ近くにお住まいの住民の方から、世田谷区は小田急線の場合には連続立交の事業で大変訴訟もありましたし、今でも下北沢なんかに関しては丁寧にやっているんだけれども、どうも京王線に関しては、地下化という意見の方もいらっしゃいますし、高架という方もいらっしゃるのが現状なんでしょうけれども、地下化に関する住民の意見というのがどうも余り聞かれていなくて、都市計画決定もされたということもあるんでしょうけれども、一部訴訟にもなっているんですか。そういうこともあるんですが、どちらかというと京王線の場合にはいけいけどんどんなのかなというふうに感じると。
 その辺、保坂区長のちょっと二面性を感じるみたいな話をされまして、ぜひ議会のほうで区の考え方を、あと住民の地下化という要望に対してどういう整理をして、その意見に関してはどういう対応をしていくのかということも含めて聞いてほしいと言われましたので、それをまず聞きたいと思います。

<堂下 交通政策課長>

 東京都は、平成二十年五月に京王線の連続立体交差事業に関しまして、国からの連立事業新規着工準備箇所として採択されて以降、構造形式の検討を行っております。その中で、在来線と線増線それぞれを高架化する高架方式、ともに地下化する地下方式、在来線を高架化し線増線を地下化する併用方式の三案につきまして、鉄道周辺の地形などの地形的条件、除却する踏切の数などの計画的条件、事業費などの事業的条件などを総合的に比較検討した結果、併用方式が最適と判断しております。
 その後、各種説明会を開催し、平成二十三年五月に構造形式を併用方式とした都市計画案を公告し、環境影響評価準備説明会など各種説明会などを積み重ね、東京都都市計画審議会への諮問、答申を経て、平成二十四年十月二日に二線高架、二線地下式で都市計画決定されております。
 区は、これら都市計画手続に際しまして、東京都が最適とする計画について異議ない旨の意見を述べておりますが、あわせて環境配慮について、安全対策について、周辺まちづくりについての三項目を留意事項として回答しております。
 区といたしましては、引き続き東京都並びに京王電鉄とも連携し、事業の早期完成に向けて沿線の皆様の御理解と御協力を得ながら取り組んでまいります。

 経緯はわかりましたけれども、住民の皆さんで、やっぱり区の進め方に関してちょっと疑念を持っている方もいらっしゃいますから、ぜひ丁寧に説明と御理解をいただけるようにしていただきたいと、これは要望しておきます。
 次ですけれども、総括で質問いたしました公共交通に関する、特に地域の循環型のコミュニティバスを総合支所ごとにという要望もさせていただきましたけれども、これについて、実現に向けた方策をお聞きしたいんですが、特に高齢化が進む中で、地域の中ではこの循環型のコミュニティバスに対する需要というか要望というのは大変大きくなっているのが現実だと思います。ですから、ぜひ実現をしていただきたいと思うんですが、この点について、区の見解を伺っておきたいと思います。

<堂下 交通政策課長>

 新たな路線バスの導入は、事業採算上の課題に加え、昨今の運転手不足や狭隘道路が多いエリアにおいて、安全な運行ルートを確保することが困難なことから、多くの課題がございます。また、御提案の循環バスに関しましても、多くの施設を循環することで利用者が乗りかえなしで目的地まで行けるという大きな利点がある一方、結果として路線が長大となることから、定時性、速達性の確保が難しくなると考えております。
 区といたしましては、今後の公共交通不便地域対策として、さまざまな目的、視点での検討が非常に重要だというふうに考えておりまして、御提案の各支所ごとの特色あるまちづくりに寄与する新たな公共交通に関しましても、庁内連携して研究してまいります。

 それで、今祖師谷のくるりんバスですか、あれは路線についていろいろ議論があって、高齢者の利用が多いと先ほどお話ししましたけれども、それで病院に延伸できないかという地域の要望があったり議論があるとお聞きしていますけれども、関東中央病院に延伸するというような要望もあって、ぜひやってほしいという御意見と、本数をふやして循環本数が多いほうがいいんじゃないかと、延伸に対してちょっとどうなのかなという御意見と、二つに分かれているというふうにお聞きをしておりますけれども、利用者の利便性から考えれば、やはり生活拠点になる病院に直結のコミュニティバスというのは今後やっぱり必要だと思いますし、その先鞭となるものとして、この祖師谷のバスを総合病院に直結のコミュニティバスを実現するということは、私は大切なことだと思っているんですが、その点について、区の考え方と、地域要望もあるんでしょうけれども、考え方も含めてお聞きをしておきたいと思います。ぜひ実現に向けて検討していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

<堂下 交通政策課長>

 御指摘の砧のモデル地区での検討の中で、運行ルート案につきましては今年度アンケート調査の実施ですとか、協議会、勉強会にて検討してまいったところでございます。この中で、御指摘の関東中央病院へのルートを希望されている方もいらっしゃいましたけれども、ルートが長くなり便数が少なくなることなどから、関東中央病院を周回しないルート案として策定しているところでございます。
 来年度につきましては、改めてさまざまな検討を進めていくということとしておりまして、地域の需要等を踏まえた中で、地元協議会の方々と御相談しながら取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。

 いずれにしても、ユーザーである区民がどういうものが必要かということをやっぱり基本に考えていただきたい。やっぱり今後の高齢者需要から考えれば、総合病院につながっていないというバスの利便性は大変低いと思います。もちろん商店街に直結しているわけですから、それをさらに利便性を向上するという意味で、総合病院に直結するコミュニティバスにぜひ進化をさせていただきたいと、これは要望しておきたいと思います。
 あと、五支所に関しては実現に向けて検討していただくことを引き続き要望しておきたいと思います。
 以上で質問を終わります。

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