平成31年第1回定例会 予算特別委員会 補充質疑

平成31年3月22日、予算特別委員会 補充質疑を行いました。

詳細は以下をご覧ください。

補充質疑

 それでは、質問してまいりますが、考えてみると、きょうは平成最後の予算委員会の質問ということで、平成の一番初めというのは何をしていたかなというふうに、皆さんも考えたりすると思うのですが、私はちょうど大喪の礼があったときに、私がついていた当時の亀岡高夫先生が大喪の礼で倒れられて、その後、亡くなられて、平成元年に私は秘書を移動して、当時、自民党の幹事長だった小沢一郎先生の秘書になって、平成の初めのころは自民党の幹事長室に昼間は詰めて、夜になると料亭の前で、SPの方と一緒に車で小沢先生を待っていたというような、大変思い出があります。
 その中で、亀岡先生の秘書になったときも、小沢先生の秘書になったときも、先輩秘書から言われたことがあるのですね。それは何かというと、国会議員の事務所ですから、地方議会の議員が陳情に来たりするんですよね。私も、先生、先生というふうに言うと、先輩秘書が、市議会議員とか県会議員とかの議員に先生って余り言うなよとよく言われました。何でなんですかという話をしましたら、国会議員は常勤で政治家なんだけれども、地方議員というのは、どちらかというと兼業の方もいるし、政治家というよりは住民の代表だから、余り先生、先生と言うのは逆に失礼に当たるから、その辺は、阿部君、気をつけろよと秘書になって言われたということを大変記憶しております。今、地方議員で政治家、政治家と言う方がいらっしゃいますけれども、時代も変わりますから考え方もいろいろあると思いますが、私は古い考え方で、地方議員は地域の代表ということで考えてまいりたいと思います。
 それで質問してまいりますけれども、区は地域行政に関する条例を検討するということでありますけれども、地域の住民参加ということで考えれば、いろいろ地域の中でなかなか捕捉し切れていない部分があって、いわゆるすき間があるということなんですね。今までの体制の中で、特に若者であったり、地域の住民の方で集合住宅に住んでいる方、賃貸住宅に住んでいる方、サラリーマンの方、日ごろ日中はいらっしゃらない方であったり、そういう方たちの住民参加をどういうふうにしていくのかというのが世田谷区の住民参加の一つの課題であるということで、今までも指摘をさせていただいておりますけれども、特にきょう取り上げたいのは、若者の住民参加です。
 この前、議会の図書館を見ていましたらおもしろい本があって、松下啓一さんという相模女子大の教授をやられた方が、「若者参画条例の提案」ということで本を書かれているんです。これは、若者に自治体の政策形成やまちづくりに参画してもらって、自治体や地域を元気にしていこうというようなレベルの話ではないと。少子化や超高齢化が急速に進む私たちの社会の持続可能性に直接関係している。また、他者の考え方や思いにも価値を認め、そのよいところを尊重して、よりよいものを実現していくという民主主義そのものにかかわるテーマだということなんですが、私は、今まで区長は、住民参加の中で、無作為抽出とかいろいろな方法を取り入れてきて、それはそれとして評価をしているのですけれども、特に若者の意見を聞いていくことに関しては、これからの行政のテーマだと私も思うのですが、区長、この点については今後どのように考えていくのか伺います。

<保坂 区長>

 基本構想をつくる過程で、二十年ビジョンというのは、我々の世代は当然相当高齢になるわけで、その中心になるのは若者だろうということで、中高生の意見を聞きました。その場で中高生が主人公になって、そこで自治、みずからコントロールするような空間をつくりたいということで、実は先日オープンしました希望丘青少年交流センターなども生まれてきたという経緯がございます。
 その若者たちの声の中で一つ実現していないのが、実は、若者サミットというのをやってほしいと。これは、実はその若者サミットの中で、若者たちが政策提言をして、そのことが実現をする。もちろん全てではなくて、議論をした上でですね。そういう制度をつくってもらえないかという提言がありました。これについて大変ポジティブに受けとめましたが、現状できていません。九十万都市の世田谷区で、将来、とりあえず若い世代がまちづくりの中枢になっていくためには、大いに検討するべきテーマだと思います。

 それで、先ほど申し上げました松下さんという方は、若者が参画をする条例を自治体が制定すべきだと言っているのですね。私も、いろいろ基本構想であったり、区長が言うように、若者に対する施策等を展開しているという現状はわかるのですけれども、やはり条例化をするということと、いわゆる要綱だったり施策の中で展開するだけとは意味合いが全く違うわけでありまして、私は、やっぱり世田谷区としては、今まで取り入れてきた意見だけではなくて、そのすき間になっているところについてはしっかりと意見を聞いていくということで、若者参画条例ということを念頭に、今後、検討していただきたいと要望したいと思います。区長も同じ考えだと思うんですが、いかがですか。

<保坂 区長>

 希望丘のアップスにおいて、高校生、大学生の意見を聞きながら設計したというのが一つの大きな収穫だったと思います。若者自身の声を聞きながら、今御提案のテーマについて、制度設計はいかにあるべきか、しっかり考えていきたいと思います。

 期待しますので、しっかり取り組んでいただきたいと思います。
 以上で終わります。

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