平成31年第1回定例会 予算特別委員会 総括質疑

平成31年3月6日、予算特別委員会にて総括質疑を行いました。

詳細は以下をご覧ください。

総括質疑

 それでは質問してまいりますが、きょうの読売新聞で火災危険密集地が、世田谷区では百四ヘクタールあったものがゼロになったということで紙面に出ておりますけれども、三年間でこれをやったということですから、大場区政でも熊本区政でもなかなかできなかった密集地の解消を三年でやり遂げたというのは、大変評価に値することだなと思っております。たまには褒めておかないとと思いますので。
 それと、きょうもさまざま会派から質問がありました。地域行政の推進に関する条例制定でありますけれども、これについては保坂区長が区長に就任以来、私は情報公開と区民参加というのが保坂区政における肝になるんじゃないかということで、さまざま質問をさせていただいたということです。
 特に二十七年の十二月の一般質問におきましても、地域住民協議会というような先進的な取り組み、名古屋でもやっておりますが、こういうことを取り入れて、今まで地縁団体とかに入っていなければ排除されてきた地域住民の会であったり、さまざまな集まりの方が地域の活動に参加をしたり、地域の意思決定に参加をするというようなコミュニティーを新たにつくっていくことというのが、これからの地域社会の中で大事なんじゃないかということで、区長にもさまざま要望してきたところであります。
 きょうの委員会の中では、どうも唐突だという話がございましたが、私にしてみれば、質問を重ねている中でようやく重い腰を上げて、地域のそうしたさまざまな要望、それと今まで遅々として進まなかった地域の活性化に向けて、ようやく動き出すんだなというふうに思っているところであります。
 特に地域の活性化に向けて必要な五つの要素というのは、国も定めておりますけれども、生活拠点施設整備においては、市街地の整備、これは道路とか歩道なんかを整備するということと、商店街を整備する。もしくは交通アクセス、鉄道とか、バスとか、そういうものの整備をする。あとは公益施設、役所や病院なんかにアクセスができるようにするということと、居住の本拠地になる住居の問題、この五つが地域活性化まちづくりの要素だということなんです。
 私は地域行政制度を進めていく上で、もちろんこれから条例という検討もするということですから、その上で、しっかり条例化に向けて検討していただきたいと思うんですが、ソフトだけじゃなくてハードの上で大事なことは、きょうはほかの方も交通不便地域についての質問が大分出ましたけれども、私は地域行政でそれぞれの五つの支所があって、三層構造を堅持していくんだということを区が言うんであれば、やはり総合支所を核とした地域の循環型のコミュニティバスということの考え方というのは、私は必要なことなんじゃないかなと思うんです。
 今世田谷では、地域の議員さんの要望なんかは先進的で受け入れられて成功している例としては、タマリバーバス、それと祖師谷の世田谷(「くるりんバス」と呼ぶ者あり)くるりんバスですね。これは地元の各議員さんが一生懸命やった成果だと思っているんですけれども、ただ五支所ありますから、まだほかの地域で足りない部分がある。
 それと、今現状あるそれぞれの循環バスで足りないなと思うところは商店街とか、そういうところとつないで、総合支所も経路に入っているんですけれども、特にバスはお年寄りの利用が多いんですね。ところが、例えば総合病院とのアクセスができていないというようなところがあって、今後コミュニティーを考えていく上で、商店街であったり、役所であったり、もしくは病院であったりということを結ぶ循環型のコミュニティバスのお考え方というのを、各総合支所単位で検討していく必要があると思うんですが、この点について、区長の考えをお聞きしておきたいと思います。

<保坂 区長>

 地域行政制度の条例化に当たりましては、今おっしゃったところの総合支所、そして、地区まちづくりセンター、とりわけ総合支所の部分での自治ということは大きな課題になり、また、この議論は本当に多くの区民が参加するということは必要だろうと思います。今おっしゃった交通循環のハードの面でもというところで、人口がふえる中で高齢化率も上がって、非常に不便を感じていらっしゃる方が、他会派からも御指摘ございました。
 そういったことも含めて、限りある区の予算を何から優先配分して使っていくのかというところで、住民自治なり地域の視点から、しっかりそういう議論もできるような、それをどういうふうに設計するのかと、今はまだできていません。だけれども、これからの地域行政の議論の中では、その視点は必須だと思います。ぜひ、多くの区民がそこに参加できるような仕組みをつくってまいりたいと思います。

 区長がアメリカに行かれて見てきているところもコンパクトシティーで、循環型のバスのシステムと、あと無料の鉄道みたいなものが走っているのがあって、そういうところと相まって、住民の皆さんが大変住みやすいと感じる町を形成しているということですから、世田谷区でも、そういう地域の中でシステムそのものを変えていく考え方をしっかり提示をしていただいて、そういうことであれば私は大いに賛成をしていきたいと思いますので、ぜひわかりやすい提示をしていただきたいと思って、私の質問は終わります。

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