平成28年10月7日 決算特別委員会(都市整備常任委員会)

二子玉川について

 きょうは、二子玉川のことについて伺ってまいりたいと思います。

 二子玉川は、玉川高架橋、二子玉川ランプというのを併設しているんですけれども、昭和四十六年に事業着手後に、ランプの開放に関しては地元から国への反対陳情が提出され、事業そのものが四十九年に完了しておりますけれども、国と地元での交渉が行われた結果、完成したにもかかわらず、玉川高架橋は供用できずにいたということです。そして、昭和五十三年六月にランプを閉鎖することを条件に、玉川高架橋本線の供用が開始されたということでございます。また、その後、地元還元に関するさまざまな交渉がされたということで、平成十年五月には、現二子玉川西自転車等駐車場の占用許可がおりて、九月に開設されたということです。

 また、このランプに関しては、平常時には歩行者、自転車の通行、災害時には緊急車両が利用するとの内容で地元との合意がなされて、ランプの区道への取りつけ部分の整備が平成十年度に実施されて、平成十一年三月に、ランプの使用に関する覚書を区と締結したと。同年五月から、ランプ部分の供用が歩行者、自転車に関しては開始され、また、平成十六年十一月には、二子玉川西地区ふれあい広場の占用許可がおりて、十七年三月に開設されたということなんです。

 経緯は今お話しした内容になりますけれども、地図でいうと、二子玉川のここが駐輪場です。ここがふれあい広場。これは高島屋で、高島屋のちょうど裏ですね。ここからバイパスに乗り込むことができる。川崎側から来た場合には、ここからおりられるということなんですが、ここがなかなか狭いところで、地元の商店街からは、ここにランプがある、乗り込める、おりてこられるというと大変渋滞するので反対になって、結局ランプは開かずのランプになっているということなんです。

 ところが、ここは大変スロープが広い、有効利用したほうがいいということで、駐輪場と広場を今現在使っているわけですけれども、使っていないのはスロープの部分です。これも、平米数から言えばすごく広いんです。

 いずれにしても、地元からさまざま要望があって、これはランプとしては使ってほしくないという地元の要望でございますから、その要望等を尊重しながら、せっかくできている工作物を何とか今利用しているもの以上に、このスロープなんかも含めて地元の要望を聞きながら利用できないかなということなんです。この間も、地元の商店街、自治会、地域住民の皆さんの要望を聞きながら何とか有効利用できないかということで、駐輪場そして広場の活用をしてきたわけですけれども、見てみるとまだこのスロープを使っていないんです。

 車を通さないということを、今までの地元の要望等を継続しながら、例えばここ二子玉川は花火大会もあれば花みず木フェスティバルとか、商店街、自治会・町会を巻き込んだいろんな行事がございますけれども、そういうことも含めて何か有効に地域の皆さんの利用に、商店街の活性化とか、地域住民の皆さんの利便を上げていく、そしてもともとつくってしまった工作物を有効に使うということも含めて検討していけないかと思うんです。

 確かにいろいろ地域の皆さんの要望もあって、ハードルもあるだろうし、地域の皆さんがどう考えているかというのが一番の課題になると思うんですけれども、そういったことも含めてひとつ検討してみる必要はあるのではないかと思うんですけれども、この点については区はどのようにお考えなのか。

 それと、地域住民の皆さんの声をしっかりアンケートをとるなり、町会、商店街の皆さんが、ここをどういうふうに利用したらいいかということをお考えなのかということも、区としては積極的に調査すべきだと思うんですけれども、この点についても区はどういうお考えなのか伺いたいと思います。

<谷亀 玉川総合支所街づくり課長>

 区といたしましては、二子玉川ランプのスロープ部分が道路であることや、また、今委員からありましたけれども、これまでの経緯を十分に踏まえた上で、まずは地域住民の意見を十分にお聞きした上で、スロープの管理者である国のほうへ伝えてまいりたいと考えております。

 地域住民からスロープ部分の活用の要望があった場合には、関連法令も視野に入れながら対応を考えてまいりたいと思います。

 ここはスロープで、高架になっているわけですから、構造上の問題もありますよね。そうすると、構造上の強度の問題、あとは安全性とか利用するに当たってはもちろん制限があると思いますけれども、いずれにしても、地域の皆さんがせっかくあるスロープとかを有効に利用できるように、私は商店街の皆さんとか、地域の皆さんが行事をやったりするときに使えるように、国とも協議をしながら地域活性化のために使えたらいいんじゃないかと思うんです。

 今までそういういろんな経緯がございましたから、地域住民の皆さんの声をしっかり聞きながら、現状を維持しながら、また、災害対策上、災害があったときには今提携しているようなことをしっかりできるという環境も維持しながら、通常のときにはあいているスペースをしっかり地域の皆さんの声を聞きながら有効活用できるような手だてはないのかということを、しっかり区としても意見を聴取していただきたいと思うわけです。

 今後どういうふうに声を聞いていくのかということに関しては、日程的にどういうふうに考えていきますか。

<谷亀 玉川総合支所街づくり課長>

 今も御答弁申し上げましたけれども、まずは地元の方とか、町会、商店街のほうにヒアリングをしていきたいと考えております。

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