平成29年10月12日、第3回定例会にて一般質問を行いました。
主な質問項目p>
- 世田谷コミュニティ財団について
詳細は以下をご覧ください。
世田谷コミュニティ財団について
それでは質問してまいりますが、世田谷の公益信託世田谷まちづくりファンドというのがありますけれども、これは財団が運営している内容ですよね。コミュニティーファンドというのは継続するということなんですか、それともなくすということで考えているんですか。
<畝目 都市計画課長>
ただいまお話にありました公益まちづくりファンドにつきましては、世田谷区の外郭団体でございます世田谷トラストまちづくりが行っている自主事業でございまして、これにつきましては現在継続してやってございます。
基金で運営しているわけですけれども、この基金が枯渇した場合、トラストまちづくりのこの事業をやめて、何か民間に移行するというお考えがあるんですか。
<畝目 都市計画課長>
今現在、世田谷トラストまちづくりではこうしたファンドを活用した取り組みを行ってございますので、これを民間のほうにシフトしていくといった考え方につきましては、まだ全然ございません。
世田谷コミュニティ財団というのが設立に向けて準備会をつくっているという内容の情報がございまして、インターネット等で調べてみましたら、区長が応援メッセージを述べにその設立会か何かに参加しているんですね。この設立会をよく見てみますと、そもそもまちづくりファンドに参加をしている方ですね。その大変重要な席をやられている方、公益信託まちづくりファンド運営委員、元運営委員、まちづくりファンド運営委員、それぞれまちづくりファンドの運営委員と元運営委員の方がこのコミュニティ財団というのをつくるということなんです。
それで、内容を見てみると、まさにこの世田谷区のトラストまちづくりがやってきたまちづくりファンドのレガシーを継承し、次への飛躍をということなんですね。だから、世田谷区が今までやってきた内容を民間で受け継ぎましょうというようなことをうたっているんですが、今お聞きするとそんなことを世田谷区は全然考えていないと。ところが、まちづくりファンドにかかわる世田谷区がそれに任命しているんですよね。そういう方が全く民間の、まさに世田谷コミュニティ財団という、名前も世田谷区がやるのかなというふうに私は思いましたので、所管にちょっと尋ねましたら全く知らないと。世田谷区は別に関与していませんということだったんですが、ふたをあけてみたら設立人、呼びかけ人というのがまちづくりファンドの運営委員の方がぞろっといてですよ、元の方もいらっしゃって。しかも、ホームページには区長が行って応援メッセージまでやっているんですよ。組織的に運営する内容に関しても、全く同じものを民間でやらせましょうということに、区長は世田谷区がやっている事業継続をうたっておきながら、民間で全く同じ内容のことをやらせましょう。しかも、その設立委員が世田谷区がお任せしている運営委員の方が全員入っている。これは私はちょっと解せないなと、おかしいなということで、本来もっと違う質問をしようかなと思ったんですけれども、急遽質問させていただきました。
これは区長が参加して、行政として、もちろん民間で財団をつくるということに何ら支障はないし、それをやられることは別にいいと思いますけれども、ただ、区長が参加して、世田谷区がやっている事業で、しかも、そこの事業にかかわっている方がまた立ち上げましょうという話はいまいちひっかかるし解せないなと思うんですけれども、この点について所管としてはどういうふうに見解をお持ちですか。
<渡辺 都市整備政策部長>
今委員がお話しの、いわゆる(仮称)世田谷コミュニティ財団の設立に向けた準備の活動ということで、委員からお話がございましたけれども、そういった活動につきましては詳細は私どももよくわかっておらないんですけれども、インターネット等でちょっと確認した中でのお話ですけれども、世田谷を拠点としたまちづくりの実行支援ということで、ファンドにかかわった方々が自主的に民間主導による新たな取り組みというようなことでいろいろ活動されているというふうに認識をしてございます。
区のかかわりというところにつきましては、特段私どもがこれに協議をしたとか、かかわっている部分というのはございませんけれども、区長がそういった準備の場において御挨拶をしたということもネットの中で承知をしているというところでございます。
ここの、そのインターネットの中で書いてある文章をちょっと読みますね。呼びかけ人で弘前大学の何とかさんから、公益信託まちづくりファンドの二十五年の蓄積を総括するプレゼンテーションを行いましたと。何とかさんは、現在公益信託世田谷まちづくりファンドの運営委員でもあり、以前は一般財団法人世田谷トラストまちづくりの職員として、公益信託世田谷まちづくりファンドの助成先と日常的なコミュニケーションを担っていた立場でもありますということで、しかも、これを継承して次の飛躍へというところに区長がメッセージを送っているという内容なんです、これは。
だから、世田谷トラストまちづくりはやめて、基金がなくなったらやめますよというようなことが書いてあるんです。それを引き継いでうちがやりますよというようなことを書いてあって、しかも区長が言っていれば、これは役所がやっているんじゃないのと思うのは当然だと僕は思うんだけれども、きょう区長がいないから聞けませんけれども、役所としてこれはおかしいと思わないんですか、どうですか。区長の行動はおかしくないんですか。
<渡辺 都市整備政策部長>
詳細については私どもも承知してございませんので、まちづくりファンドの活動についてはこの間継続して活動してきておりますけれども、この活動について、これをやめるというようなことはございませんので、引き続きその点については確認をしてまいりたいと思います。
これは皆さん、追及してください、ぜひ。議員の皆さん。ちょっと私は時間がないのでこれで終わりますけれども。