平成29年10月6日、第3回定例会にて一般質問を行いました。
主な質問項目p>
- けやきネットについて
詳細は以下をご覧ください。
けやきネットについて
きょうは、けやきネットについて伺っていきます。
現状のけやきネット利用運用上、区民から指摘をされている問題点、また、それに対する区の認識を確認しておきたいと思います。
<舟波 地域行政課長>
昨年十二月に実施いたしましたけやきネットの利用者のアンケートがございましたけれども、それによりますと、利用を希望する人が公平に施設を利用できているかというような問いに対しまして、どちらかといえば公平ではない、あるいは公平ではないという回答が約一八%ございました。その中で、どうしてそう思うかという問いに対しましては、重複登録をして複数のカードを使っている、それから、安易な予約と直前キャンセルが行われているという回答の割合が高かったという結果を得ております。
現状のルールを悪用している団体があるとするならば、ルールを改めて、構築をし直して、公平、公正な利用のために常にベストな方法を模索していくべきだというふうに思うわけですけれども、せんだって他会派の質問に対して、公共的なサービスを提供する団体の登録といった場合、優先使用に当たっては、団体として登録するのではなく、事業単位の判断に見直すなど、地区力の向上につながるよう検討を進めてまいりますという回答をされているんですけれども、優先利用というのも、各団体ごとに、公平、公正に、利用率等も勘案しながら、その地域に密着した活動をされている団体がしっかりと施設を利用できるという環境を整える上では大事なことだと思うんですけれども、その上で、この役所のほうでされた回答がいまいち理解ができないので御説明をいただきたいと思うんですけれども、この団体として登録するのではなく、事業単位の判断に見直すというのはどういうことですか。
<舟波 地域行政課長>
例えば、現在けやきネットの場合は、広く一定の要件を満たした団体の方に施設を御利用いただくことになっておりますけれども、ただ、その地区で頑張っていらっしゃるような団体、事業の中で、その地区の住民にとって有益な事業に対しまして、もっと広く地元の施設を御利用いただくような仕組みを今後広げていきたいなという趣旨でございます。
けやきネットは団体登録があって、例えば優先使用に当たっても、各団体が登録をするというシステムだと私は認識しているんですけれども、事業単位での判断ということになると、ますます複雑になってきてしまうような気がしますけれども、その方策等については、今後、区としても検討していくんだと思いますけれども、この点についてはちょっと見守ってまいりたいと思います。
それで、今、問題点があるという中で、重複利用の問題を解消していくために、その地域で優先する団体を決めたり、重複登録等がないように是正をしていくということなんでしょうけれども、その方法等について今後検討していくということでありますけれども、私は、こういう重複で登録をしていたり重複利用であったりということを抑止していくためには、キャンセル料の考え方をしっかり取り入れていただきたいと思います。現状では、使用前日の二十二時までキャンセル料は基本かからないということでありまして、公共の施設ですから、誰かが直前に利用しないということでキャンセルをされれば、本来であれば使用できたはずの方が利用できないということになりますので、それなりのペナルティーをしっかり払っていただくというのは、私は全然おかしくない話だと思いますので、この点については、私はできれば十日ぐらい前からキャンセル料を取るべきなんじゃないかなと思います。今、システムの改定等に向けて、こういうことについてもさまざま検討されているというふうに聞いておりますけれども、キャンセル料に関する考え方も伺っておきたいと思います。
<舟波 地域行政課長>
今、委員おっしゃるように、現在の仕組みでは、使用日の前日の二十二時までにキャンセルをされた場合についてはキャンセル料を徴収しておりません。現在、一カ月当たりでございますけれども、前日キャンセルが三千件ほどあります。それから三日前までさかのぼりますと、四千八百件ほどございます。これら施設を有効に御利用いただくためには、その対策の一つとしまして、このような直前キャンセルを削減する必要があると認識しております。
このため、けやきネットシステムの新システムを検討してございますけれども、使用予定日の五日から十日前からキャンセル料を徴収するような検討を進めております。キャンセル料の料金につきましては、他の自治体の事例ですとか、あるいは民間サービスにおけるキャンセル料の考え方などを参考にいたしまして、今後、区議会を初め、パブリックコメントなどにより区民の方の御意見も伺いながら、具体的に検討を進めてまいります。
地区、地域におきまして、高齢者の福祉ですとか健康増進、それから子育て活動など、住民による自主的な活動が盛んになることが想定されておりますので、公共施設の利用に当たりましては、より適正で利用しやすい運用に努めてまいります。
適正に利用される区民の方は、キャンセル料があってもむやみにキャンセルするわけではありませんから、使用に際して何ら困ることはないと思います。特に、不正をされる方はキャンセル料を設けられると困るということがあるんでしょうけれども、ちゃんと利用される方は、こういうシステムが今後新しくつくられても何ら困ることはございませんので、ぜひキャンセル料の考えを取り入れていただきたいと思います。
また、公共的なサービスを提供する団体の登録といった優先使用に関しては、全体の施設利用時間に対する割合を施設の利用状況等に応じて決めるというようなこともわかりやすいことかと思いますけれども、こういう考えはあるかどうか、ちょっと伺っておきたいと思います。
<舟波 地域行政課長>
そういう事業に着目した公益的な活動に対しまして、優先的な取り組みを進めていく中で、やはり需要と供給のバランスみたいなところもございますので、その辺は広く捉えながらも、そういうことも勘案しながら検討を進めてまいりたいと考えております。
ぜひそういうことを取り入れて検討していただきたいと思います。
施設それぞれの利用の申し込みなんかは、そもそも原点はフェース・ツー・フェースで申し込みをするということだったようですから、その辺はしっかりとわかりやすい情報公開もしながら検討していただきたいと要望しておきます。