畠山晋一 委員長
次に、議案第十九号「財産(IP電話機等)の取得」を議題といたします。
本件について、理事者の説明を求めます。
阿部 経理課長
それでは、議案第十九号「財産(IP電話機等)の取得」につきまして御説明いたします。
本件は、予定価格が六千万円以上の財産の取得であることから、世田谷区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第三条の規定に基づきまして御提案するものでございます。
入札は指名競争入札により行いました。契約の相手方は株式会社ほくつう関東支社、契約金額は八千八万円で、納期につきましては令和五年九月二十九日でございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
畠山晋一 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
畠山晋一 委員長
それでは、意見に入ります。
本件について御意見がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
今般のIP電話の取得に関する議案でありますけれども、一般の企業なんかは、もう移動体の端末を持っているということを先日も述べましたけれども、いわゆるダイヤルインで各職員が一つずつ電話というか、スマホを持ったりするような時代にもうなっていますので、今回IP電話で、固定電話ということだと思いますけれども、そういう考えを今後取り入れて、それぞれの職員が移動体の電話を持つというようなことも、併せて今後検討していただきたいということを要望して賛成をしたいと思います。
畠山晋一 委員長
次に、2報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)令和五年四月一日付け組織改正(案)の一部追加について、理事者の説明を願います。
秋山 政策企画課長
それでは、令和五年四月一日付け組織改正(案)の一部追加について御説明をいたします。
なお、本件につきましては、本委員会と文教常任委員会と併せで御報告させていただきます。
一ページ目を御覧ください。1の基本的な考え方は、これまでの組織改正と同じでございます。
三ページ目を御覧ください。改正内容ですが、教育委員会事務局において教育監を廃止するものでございます。これは、この間、教育監に適切な人材を模索してきましたが、適当な人材の確保ができないことが分かり、また、一方で国からの派遣により引き続き国との調整機能が確保されたこと、そして、専門性や幅広い知見を生かしながら、教育委員会事務局三部の連携ができることから判断したものでございます。
御説明は以上でございます。
畠山晋一 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
中村 副区長
すみません、補足させていただきます。先ほど管理職ポストについて正確な答弁に欠けていたこと、重ねておわびを申し上げます。
改めて確認させていただきます。全体で部長級ポストは二減で、課長級ポストが五増です。今回の今御報告しました教育監、これは一般職なもので、部長級と考えると三減になります。なので、三減五増、全体で二増ということになります。
あべ力也 委員
今般の質問でも、学校の職員の配置に関して、新学期で間に合わなかったというようなことも、私だけではなくて、ほかの会派からも指摘があったりしたわけですけれども、これは人事権がある都教委と世田谷区の教育委員会が連携していかないとなかなか解消できない話だと思うんですけれども、今その所管というのは、学校職員課がその役割を担っているんですか。それとも、都教委と交渉するという窓口はどこになっているんですか。教育長なんですか。どなたなんですか。
秋山 政策企画課長
現段階で、今委員からの御指摘のところの窓口は、教育指導課がなっております。東京都から指導課長等がいらっしゃっていますので、そこを窓口にして東京都のほうとやり取りをしております。
畠山晋一 委員長
次に、(2)基本計画審議会における検討状況について、理事者の説明を願います。
真鍋 政策経営部副参事
基本計画審議会における検討状況につきまして御報告させていただきます。
1の主旨ですが、本年二月六日に開催しました第六回基本計画審議会における検討状況について報告するものです。
2の内容、3の今後のスケジュールにつきまして、別紙の資料で御説明いたします。
右上、三ページを御覧ください。まず、審議会の公開についてでございますが、中ほどに記載のとおり、公開済みとなってございます。
続いて、四ページを御覧ください。下段に議事概要を記載してございますが、これまでの審議会での議論を踏まえて作成した基本計画大綱(たたき台)を基に意見交換を行ったところです。
続いて、五ページを御覧ください。第六回審議会と同日、二月六日午前中に開催しました企画総務常任委員会での委員の皆様よりいただいた御意見につきまして、七ページまでにわたって、記載のとおり審議会に報告し、こちらも参考として議論をお願いしたところでございます。
続いて、八ページからは、第六回基本計画審議会の資料としてお示しし、議論の基としました基本計画大綱(たたき台)になります。前回の企画総務常任委員会でもお示しし、御説明させていただいた資料になりますので、詳細の説明は割愛させていただきますが、一一ページでは、計画全体つきまして、基本方針から計画の推進まで五つの体系に整理して、その後の大綱(たたき台)を作成しているところです。
続いて、一三ページですけれども、基本方針、目指すべき方向性として、持続可能な未来の確保を掲げております。
続いて、少し飛びますが、二一ページになります。重点政策をつなぐコンセプトとして、わくわく感の創出を据えてございます。人との出会い、わくわく感、意欲の醸成といった審議会でのこれまでのキーワードを基にしたものでございまして、こちらの共通理念の下、次ページ以降の六つの政策を進めていくことを記載してございます。
以下二九ページまでが基本計画大綱(たたき台)になります。
続いて、三〇ページを御覧ください。第六回審議会における大綱(たたき台)への委員からの御意見を整理したものになっております。計画全体に係る御意見から重点政策の御意見など幅広く御意見をいただいたところでございまして、主な御意見を幾つか御報告します。
まず、三〇ページの下段は、全体構成に係る御意見です。先ほど五つの体系に整理したと御説明したところですが、多くの委員より、三部構成ぐらいにすべきといったような御意見をいただいたところです。
続いて、三一ページを御覧ください。上段、基本方針に関する御意見を整理してございます。基本方針の持続可能な未来の確保はよいんだけれども、もう一つ加えてはというような意見が複数ございまして、例えば一番上の行ですと、世田谷の魅力を積極的に高め、より選択する都市になるですとか、その二つ下の行ですと、加えて、あらゆる世代が住み続けたい世田谷をともにつくる、こうした御意見をいただいたところです。
続いて、三三ページを御覧ください。重点政策をつなぐコンセプトについては、わくわく感についても多くの意見がございました。例えば三行目でございますが、基本方針とわくわく感が合っていないのではないかですとか、その二つ下の行ですが、わくわく感と弱者保護の両方の視点が必要といった御意見がございました。これらの御意見を踏まえまして、現在基本計画大綱案の策定を進めているところでございます。
続いて、今後のスケジュール、三四ページを御覧ください。三月には、第七回並びに第八回と二回の開催を予定してございまして、次回第七回は三月十四日を予定してございますが、基本計画大綱案を示して議論いただく予定です。審議会の検討状況につきまして、適宜議会に御報告させていただきまして、三月末の第八回に答申を受ける予定となってございます。
その後、答申を尊重しながら区としての考えをまとめ、議会との議論を重ねまして、令和五年度に骨子案、素案、案と具体化を図ってまいります。
説明は以上です。
畠山晋一 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
基本的な考え方の中での子どもど真ん中とかという文言については何度か意見も述べさせていただいていますけれども、私は、やっぱり世田谷区が住民全体に対して提供していく住民サービスなりなんなりの基本的な計画だというんであれば、世田谷区に住んでいる方の全世代的な幸福を目指すというのは当然であって、子どもだけとか、子どもはその真ん中の社会なんですということを打ち出すことによって、いわゆる何ていうか、そこから抜けちゃう人たちというのは、いわゆる一種差別的に私は思うんですね。
例えば高齢者というのは、多様性の中に入っていて、高齢者は多様性の対象なんですか。いろんな方が年代的に、全世代的にいらっしゃる中で、高齢者を多様性の中に入れるとかというのはちょっと僕はおかしいんじゃないかなと思うし、その考え方、文言というのはいろいろ文言によって方向性なりなんなりというのは見えてくる部分はあると思いますけれども、でも、その文言によって差別を感じたり、どうなのかなとか感じる方もいらっしゃると思いますので、私はやっぱり区民っていろんな方がいらっしゃって、そのいろんな方に行政サービスなり、手を差し伸べるというのが区の基本的なスタンスであって、ここだけど真ん中なんだって言われると、違う方を何かはじかれたみたいに思っちゃうんじゃないかなと思いますけれども、その辺の考え方をもうちょっとしっかりしていただきたいなと要望しておきます。