令和4年第1回定例会 予算特別委員会 区民生活委員会所管質疑

令和4年3月11日、予算特別委員会にて区民生活委員会所管質疑を行いました。

主な質問項目

  • せたがやものづくり学校

詳細は以下をご覧ください。

蓄電池導入補助金の対象について

まず、池尻のものづくり学校、池尻中学校の跡地の関係ですけれども、質問してまいります。
現在、賃料は先日お聞きしましたら、年額千三百二十五万二千八百円ということですけれども、これはものづくり学校の条例等で減免が可能になっていて、減免措置を講じているということで、路線価などの市場価格としての賃料を計算した場合、本来、賃料は幾らになるのか、まず伺いたいと思います。

荒井 工業・ものづくり・雇用促進課長

今現在のせたがやものづくり学校につきましては、公立学校の跡地という特殊な建物の貸付けで、ほかに類似事例等もありませんし、また、今現在、不動産鑑定等を行っているわけではないので、はっきりした数字というのは申し訳ありませんが、今持ち合わせておりません。ただ、一般的な周辺の事例として、ほかの事務所等から換算しますと、おおよそですが、一億円を若干下る程度かなというふうに考えとしては持っております。

市場価格をにらみながら事業展開をしていただかないと、これは世田谷区の資産ですから、それを有効活用するという意味で、ここの土地そのものの資産価値がどれぐらいあって、どれぐらいの利用をして区民の福祉向上に役立てることができるのかということは、金銭的な換算ができるわけですから、その点はやっぱりしっかり計算していただきたいと思います。
また、今、ものづくり学校の様々な議論をされている中で、委託事業はどうかという話もあるようですけれども、委託事業はお金を払って事業をしてもらって、逆にここの資産を利用してもらうのに収益を区に戻すというんじゃなくて、事業内容で収益を戻すということなので、私はちょっとナンセンスかなというふうに考えています。
それよりは、今ある条例が手かせ足かせになるのであれば、条例そのものをやっぱり変更して、条例を変えて、ここがある程度、既存の金額で収益が上げられるようなことにやっぱり変えるべきだと思うんですね。当初は月額八十数万円で貸していたと。
今から約二十年前の話ですから、二十年たった現在、どういうことが区民の福利に活用していくということで、何が一番適当なのかということはやっぱり真剣に考えていただきたいと思うんですね。
ところが、役所の内部で様々な検討をした結果、産業振興という形での利用がやっぱり一番いいんだろうという結論が出ているということなんですが、それはいいにしても、今までみたいな事業者にお貸しをして、月額百万円ぐらいしか上がってこないというようなことでは、私はちょっと違うのかなと。それよりは、やはりまともな賃料でお貸しをして、それで区として収益が上がってきたその収益を逆に、例えば創業支援の資金の貸付けなんかもやっていますけれども、その金額を上げたり、もしくは利子補填の補填額を増額したり、様々な検討ができると私は思うんですけれども、私はそういう新しい考え方というのを現状でしていくべきだと思うし、条例そのものに縛られるのであれば、条例も変更することはやむなしと思うんですけれども、この点について、区としてはどういうふうにお考えですか。

荒井 工業・ものづくり・雇用促進課長

今、皆様にお示ししている旧池尻中跡地活用では、現在のものづくり学校と同じく、校舎を一旦、条例に基づいて減額して貸し付けをして、それを事業者がサブリースをして、その事業者が様々な産業創造の支援であったり、起業、創業の支援であったり、学びの場の創造というようなことについて区民に還元する事業という形で行って、その部分の利益をまさに区民還元の利益というふうに捉えています。
御質問の例えば委託とかそういった考えで、減額しないで貸すというような考えは、去年の十二月にちょっと報告をさせていただきましたが、例えばPFIの手法なんかがあるのではないかというようなことをいただきましたけれども、やはりそうではなくて、既存の、委員がおっしゃるような区民の財産を使って、区民に事業という形で返していただくというのが妥当というふうに思っております。

私はこの事業の初めから区議会議員をやっていましたから、ずっとつぶさに見てまいりましたけれども、その間、様々な要望も出してきましたが、条例があるので減免するんだということの一点張りでずっと続けてきたんですね。この事業開始からものづくりの創業支援等をしてきたということですけれども、この二十年間、私は区議会議員をやっているけれども、区民としての感覚からすると、はっきり言って、何ら果実がなかったというふうな評価しかないんです。というのは、創業支援と言いながら、ここから巣立っていった企業というのはないんですよね。役所はこれがある、あれがあると言うんだけれども、具体的にここがすごく成功しているという事例はなくて、私が覚えているのは、はっきり言って、ここに開業していたいわゆるテナントさんが、夜に酔っ払って帰ってきて、ここで死亡事故を起こしたということぐらいしか覚えていないです。
だから、もっと生産的なことに世田谷区民の財産を利用して、もっと福利が上がるような考え方をぜひしていただきたいと思うんですね。自民党さんのマンションを定借でというのは、それは極めて行き過ぎた話ですけれども、地域の皆さんの校庭利用なんかをしっかり残しながら、私はここの土地利用というのをしっかり検討していただきたいと要望して、質問を終わりたいと思います

書籍案内

呆れる議員特権 信じたくないホントの話

議員特権

あべ力也 著
元国会議員秘書が語る国会のセンセイたちの呆れる実態。

豪華海外旅行に世田谷区議会議員がいく

河村たかし応援団

名古屋市長 河村たかしさんの活躍を応援します。

あべ力也のひとり言

goo blog 世田谷区議会議員あべ力也のひとり言

あべ力也official blog

田谷区議会議員あべ力也の official blog by Ameba

マスコミ出演等

日本テレビ「太田総理」「ズームインスーパー」、フジテレビ「スタメン」「スーパーニュース」、テレビ東京「みのもんたの代議士の妻たち大集合」、文化放送「吉田照美のやる気満々」「エコノミスト」「アサヒ芸能エンタメ」「女性セブン」、テレビ朝日「ワイドスクランブル」「ス−パーモーニング」などにあべ力也区議会議員が出演もしくは取り上げられると共に、明治大学でも地方行政の講演。