令和3年6月21日 スポーツ・交流推進等特別委員会

令和3年6月21日(月)午後1時

1.議案審査
議案第66号 世田谷区立大蔵第二運動場条例の一部を改正する条例

2.報告事項
(1)第16回世田谷246ハーフマラソンについて
(2)第11回世田谷子ども駅伝大会について
(3)工事に伴う千歳温水プールの休館について
(4)アメリカオリンピック・パラリンピック委員会との調整状況について
(5)東京2020大会コミュニティライブサイトについて
(6)東京2020公認プログラム「馬!ふれあい出張授業」の実施結果について
(7)その他

3.閉会中の特定事件審査(調査)事項について
(1)東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の推進及びレガシーの創出・継承について
(2)スポーツ施策及びスポーツ施設整備について
(3)交流推進について

4.協議事項
(1)参考人の出席要請について
(2)次回委員会の開催について

阿久津皇 委員長

本日は議案審査等を行いますが、引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者の報告は簡潔明瞭に、委員の質疑は要点を絞るなど、会議時間の短縮に御協力をいただきたいと思います。また、発言の際はお手元のワイヤレスマイクの使用をお願いいたします。
それでは、1議案審査に入ります。
議案第六十六号「世田谷区立大蔵第二運動場条例の一部を改正する条例」を議題といたします。本件について、理事者の説明を求めます。

内田 スポーツ推進部長

それでは、議案第六十六号「世田谷区立大蔵第二運動場条例の一部を改正する条例」につきまして御説明をいたします。
本件は、世田谷区立大蔵第二運動場屋外プールの利用時間の延長に伴い、利用時間枠の追加及び料金設定の必要が生じましたので、御提案申し上げた次第でございます。
内容につきましては、さきの委員会で御報告いたしましたとおりでございます。
御審査のほどよろしくお願いいたします。

阿久津皇 委員長

それでは意見に入ります。
本件について御意見がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

意見ですけれども、本件は、以前に御説明を受けたとおり、指定管理者であるスポーツ振興財団のほうから提案があったということで、有効利用等、区民の福祉向上のために、指定管理者がこういう提案をするということは大変有意義だし、今後とも、そういう指定管理者の方から提案をいただいて、区民の利用に資するということは、私は大変いいと思いますので、そういうことを含めて賛成をしたいというふうに思います。
以上、意見といたします。

阿久津皇 委員長

次に、2報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)第十六回世田谷246ハーフマラソンについて、理事者の説明を願います。

中潟 スポーツ推進課長

それでは、第十六回世田谷246ハーフマラソンについて御報告いたします。
1の主旨を御覧ください。昨年度は、予定しておりました第十五回大会につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、参加者募集の開始前に実行委員会において大会中止を決定いたしました。今年度につきましては、感染症対策を講じながら、コロナ禍でも実施可能な方法によりまして実施したいと考えてございます。第十六回大会といたしまして、参加者の募集につきまして、七月一日木曜日から開始し、大会開催に向けた準備を進めてまいりたいと考えております。
2の開催日程でございますが、十一月十四日日曜日を予定しており、参加ランナーの募集につきましては、七月一日から七月三十一日までとしております。
次の3新型コロナウイルス感染症の影響による変更等についてでございますが、別紙1―1を御覧ください。
まず、1の募集・大会実施の可否判断についてでございます。参加者の募集につきましては、先ほどのとおり、七月一日から開始する方向で準備を進めております。感染状況の悪化等により、他のマラソン大会における中止決定が相次ぐなど特別な事情が発生した場合につきましては、募集の可否について別途検討いたします。次に、大会実施の可否についての最終判断につきましては、九月の中旬から十月の中旬頃に国内及び都内の感染状況や駒沢オリンピック公園内施設の利用可否、医療・運営スタッフ、警備員等の人員確保の可否などの状況を踏まえ、判断いたします。さらに実行委員会会長、区長の協議において最終的な判断を決定するものでございます。
次に、2の大会が中止となった場合の参加費の扱いについてでございます。新型コロナウイルス感染症の影響により大会が中止となった場合につきましては、その時点におきまして、既に大会準備等のために発生した経費を差し引いた額を返還いたします。なお、後ほど説明いたしますが、寄附金、ふるさと納税につきましては、返金を行わず、出走権を次回以降に繰り越す予定でございます。
次に、3の参加定員及び内容の変更を御覧ください。まず、ハーフマラソンの部につきましては、スタート時のソーシャルディスタンスの確保、密の回避を図るため、ハーフマラソンの参加定員を従前の千八百名から千四百名に変更をいたします。さらにランナーにつきましては、スタートの数分前までは前後のランナーとの距離を一メートル程度確保いたしまして、審判の号令により前後の間隔を詰める対応とすることで、スタート直前までソーシャルディスタンスの確保を図るものでございます。
次に、健康マラソンの部でございますが、例年、駒沢オリンピック公園の園路を使用いたしまして、二キロ、五キロの健康マラソンを実施しておりましたが、公園の一般利用者との接触を避けるため、今回は陸上競技場内のみで実施いたします八百メートル、千六百メートルのタイムトライアルに変更いたします。
次に、4の物産展とイベントでございます。例年、中央広場で行っておりました来場者等を対象といたしましたイベントですとか物産展の出店につきましては、感染症対策の徹底が困難であるということの観点から、現時点では見送ることも含めて検討している状況でございます。
裏面を御覧ください。5の新型コロナウイルス感染症対策委員会の設置についてでございます。大会運営に係ります感染症対策を徹底するため、実行委員会の専門委員会として、新型コロナウイルス感染症対策委員会を設置いたしました。参加者の健康管理の徹底や体調不良者が発生した場合の行動計画、会場内でのマスク着用の徹底、ソーシャルディスタンスの確保などについてまとめました感染症予防対策マニュアルを別途作成する予定でございます。委員会の構成員につきましては、下の表のとおりでございます。
次に、別紙1―2の資料を御覧ください。こちらは、第十六回世田谷246ハーフマラソンにおける主な新型コロナウイルス感染症予防策でございます。こちらは、感染症対策マニュアルのうち、参加者や沿道対策に関わる部分を抜粋したものでございます。今後、参加者募集の際に周知を行ってまいりたいと考えております。なお、本内容につきましては、公益財団法人日本陸上競技連盟が作成しておりますロードレース再開についてのガイダンス等に準じ作成しているものでございます。特に重要な点といたしまして、本資料の裏面を御覧ください。
2の(1)でございますが、本大会は、国による新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発出された場合など、感染状況を鑑み、大会の可否を判断いたします。医療体制や警備体制の確保など、安全な大会開催が困難であるなどの場合につきましては、大会を中止する場合があるということでございます。
また、3にございますように、今後の感染状況によっては、参加者に対しまして、新型コロナウイルス感染症に感染している可能性を確認するためのPCR検査等の事前検査をお願いする場合があります。その場合の費用につきましては、大会参加費とは別に、参加者に自己負担をいただく予定でございます。
最初の資料にお戻りください。
4の会場、5の主催・共催・協力でございますが、記載のとおりでございます。
6の寄附の募集についてでございます。前回大会、第十四回大会に引き続きまして、世田谷区スポーツ推進基金への五万円以上の寄附者を対象に、ハーフマラソンの出走権を付与する寄附額の募集を併せて行います。先着二百名で、ふるさとチョイスからの申込みをいただきます。申込み上限は一人当たり五口、五人までの出走権となっております。
裏面を御覧ください。7の参加料及び東日本大震災復興支援金の見直しについてでございます。ハーフマラソンの参加料につきましては、大会開催にかかる経費が年々増加している状況を踏まえ、現在、四千五百円でございますが、それを千円上げまして五千五百円に変更をいたします。さらに、東日本大震災復興支援金についてでございますが、第六回大会以降、復興支援の一環といたしまして、参加料のうち五百円分と、会場内に設置いたしました募金箱により集めました募金を東日本大震災復興支援金として、区の復興支援金募集口座に寄附をしてまいりましたが、令和三年三月三十一日をもって、当該口座による支援金の募集が終了したため、今大会より参加料への上乗せや会場内での募金箱の設置は行わないことといたします。
次に、8の実施種目でございます。ハーフマラソン、健康マラソンに代わるタイムトライアルを記載のとおり実施する予定でございます。
ハーフマラソンについてでございますが、資料の別紙2、A3横のものを御覧ください。
まず、コースでございますが、駒沢オリンピック公園陸上競技場をスタートいたしまして、駒沢公園通り、二四六号線、多摩堤通り、吉沢橋を渡り、砧本村、狛江市境で折り返し、多摩川河川敷のサイクリングロード、二子玉川緑地運動場内、兵庫橋を通り、多摩堤通り、目黒通り、駒八通り、駒沢オリンピック公園陸上競技場をフィニッシュするというコースでございます。公道におけるコースにつきましては、前回と変更はございませんが、令和二年度から実施されております国土交通省京浜河川事務所による二子玉川地区堤防整備第一期工事に伴いまして、兵庫橋付近の走路について、一部コースの変更が生じる予定でございます。
次の別紙3、A3横の資料を御覧ください。カラー刷りのものでございますが、前回のコースにつきましては、青い矢印の記載でコースを取ってございました。兵庫橋を渡った後に往路のコースを戻る形で走行いたしておりましたが、今回の工事の影響により通行止めとなるため、オレンジ色の線で示したとおり、兵庫橋を渡った後、新たに設置される歩行者用スロープを通って公道に戻るコースとなる予定でございます。
元の資料にお戻りください。9の(2)タイムトライアルにつきましては、オリンピック公園内の陸上競技場の競技となってございます。
次に、10のオンラインハーフマラソンの同時開催についてでございます。コロナ禍での新たな生活様式に沿いました形でのマラソン大会として、区民が安心して参加できる機会を確保するため、また、従来の申込み時の抽せんにおいて多くの落選者を出していることから、希望をいただくランナーがオンラインという形で大会に参加する機会を確保するため、昨年度に引き続きまして、オンラインハーフマラソンを同時開催する予定でございます。
こちらは昨年度実施いたしましたが、参加者が一つの会場に集まってスタートするものではなく、全国各地でランナーがおのおのの場所で走行し、既存の専用アプリケーションのGPS機能により計測した距離、タイムを大会事務局に報告し、完走者にはWeb完走証を発行するものでございます。
こちらの実施期間につきましては、十一月六日から十一月十三日を想定しております。募集期間につきましては、九月一日から三十日を予定しております。
今大会の参加定員につきましては、千五百名でございます。
ハーフマラソンを一度に走り切る完走タイプと複数日に分けて走行する累積タイプの二種類の部門を設ける予定でございます。
参加費につきましては、二千円とコロナ対策の寄附金を含む二千五百円の二種類を設ける予定でございます。
その他、推奨コースでございますが、区内の各所を巡る推奨コースの設定につきまして、現在、別途協議をしているところでございます。
裏面を御覧ください。次に、11プロギングの実施についてでございます。本大会のサブイベントといたしまして、ランニングをしながらごみ拾いを一緒に行いますプロギングを併せて実施し、スポーツを通じたSDGsにつながる取組を進めてまいります。
事業概要につきましては、記載のとおりとなります。
次に、12大会実施にかかる経費でございます。本大会実施にかかる経費といたしましては、警備委託、エントリー委託、会場設営委託等合わせて全体で八千八百三十四万九千円を見込んでおります。
次に、13今後の予定でございますが、記載のとおり、準備を進めてまいります。
14その他でございます。大会当日に合わせて駒沢オリンピック公園陸上競技場及び第二球技場におきまして、障害者スポーツの理解促進イベントを開催する予定でございます。また、前回大会まで行っておりました国内・国際交流につきましては、感染状況を踏まえ、実施可能な方法を別途検討してまいります。
説明は以上でございます。

阿久津皇 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

一点お聞きしたいのは、今般のオリンピックの東京大会でも一つのテーマになっているのは、ジェンダーの問題だと思うんですね。スポーツ種目を検討する場合に、ジェンダーの取扱いをどうするのというのが一つ考えられるテーマで、このハーフマラソンは男女別のいわゆる種目になっているようですけれども、今後のスポーツ種目であったり、区が開催をするこういった大会なんかのスポーツに関わるものにおけるジェンダーの考え方というのはどういうふうに検討されるのか。部長に聞いておければと思いますけれども、どうでしょう。

内田 スポーツ推進部長

様々な視点、ジェンダーもあれば、障害の関係もあるし、いろいろなものはございます。246ハーフマラソンにつきましては公認の大会というところがありますので、そこのハードルがあって、その公認を取るための条件というのがございますので、そこの範疇で考えなければいけないと。プラス、今回は、健康マラソンではなくてタイムトライアルという部分がございますけれども、ここは公認ということではございませんので、そういう意味ではかなり融通という部分が利くというところがございます。
以前、障害者のスポーツとこの大会をどうするんだという関係もございましたので、少し幅広く検討させていただきたいと思います。特に障害の部分でいきますと、障害の方と障害のない方、体力がある方、体力がない方、年齢の部分もありますけれども、理想としては、そういう方々が一緒になってスポーツを楽しむというのが一番の理想だと思いますけれども、実際問題としては、公認ですとか、いわゆる条件がいろいろ、公道を走ると道路の規制ですとかいろいろありますので、全部が全部いかないまでも、車椅子の方もいらっしゃるということもありますので、そういう方々が何らかの形で関わる、あるいは一緒に、一緒じゃなくても同じ日にというようなことを考えております。今回も障害の部分につきましては、何らかの形で取組をしようと思っております。ジェンダーも含めまして、検討させていただきたいと思います。

あべ力也 委員

これまでも、障害者のスポーツに関してはいろいろ議論があったんですが、特に最近はジェンダー、この前も報道でちょっと私は見ましたけれども、ほかの国で重量挙げの選手かな、もともとは男性だったんだけれども、女性にトランスされて優勝されたということが公式に認められたというような内容の報道でありました。ですから、世田谷のハーフマラソンも公式な記録とか、そういうことで表彰したりというようなこともありますので、そのジェンダー、性差による競技に参加するというようなことに関して、どういうふうに考えていくのかということも検討していく必要もあるのかなというふうに思いましたので、質問をさせていただきましたけれども、今後、こういう問題についても、しっかり検討していただくことを要望しておきたいと思います。

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