令和3年5月27日 スポーツ・交流推進等特別委員会

令和3年5月27日(木)午後1時

1.報告事項
(1)令和3年第2回区議会定例会提出予定案件について
【議案】
①世田谷区立大蔵第二運動場条例の一部を改正する条例
(2)令和3年度主要事務事業について
(3)世田谷区立総合運動場・大蔵第二運動場の指定管理者候補者の選定について
(4)東京2020大会に関する馬事公苑周辺に関する状況等について
(5)区における東京2020オリンピック及びパラリンピック聖火リレーについて
(6)アメリカオリンピック・パラリンピック委員会との調整状況について
(7)めぐれ!世田谷の灯プロジェクト ~世田谷ピースランタン~ 事業について
(8)川場村との縁組協定40周年記念事業等について
(9)その他

2.協議事項
(1)正副委員長会申し合わせ事項について
(2)参考人の出席要請について
(3)次回委員会の開催について

阿久津皇 委員長

本日は新体制による初めての委員会になりますが、当委員会の出席理事者の紹介については、お手元の管理職一覧の配布によって代えさせていただきますので、後ほど御確認ください。
なお、当委員会には理事者のほかに連絡員が一名出席しておりますので、御承知おきください。
また、委員会の運営についてですが、五月二十四日に開催されました正副委員長会において、お手元に配付の資料のとおり、引き続き、新型コロナウイルス対策を実施していくことが確認されました。理事者からの報告は簡潔明瞭に、委員からの質疑も要点を絞っていただくなど会議時間の短縮に向けた対応をお願いいたします。なお、発言に当たりましてはお手元のワイヤレスマイクを使用してください。
それでは、1報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)令和三年第二回区議会定例会提出予定案件について、議案①世田谷区立大蔵第二運動場条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。

中潟 スポーツ推進課長

それでは、令和三年第二回区議会定例会提出予定案件でございます世田谷区立大蔵第二運動場条例の一部を改正する条例につきまして、御説明させていただきます。
1の主旨を御覧ください。大蔵第二運動場屋外プールにつきましては、夏季期間の日中のみの利用施設といたしまして、開設期間中は親子連れなど多くの利用者に利用をいただいております。昨年度につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、定員数を従来の半数以下とし、入場待ちの列によります密を避けるため、ウェブによる事前予約制として実施いたしましたが、週末を中心に予約が五分程度で埋まってしまうという日があるなど、需要に対し十分応える状況ではないということがございました。一方、今夏につきましては、アメリカ合衆国選手団キャンプ実施に伴いまして、大蔵運動場及び大蔵第二運動場の各施設のうち、本屋外プールを除く全ての施設が長期間利用できないという状況にございます。このような中、新型コロナウイルス感染防止策を徹底した上で、今夏唯一稼働いたします屋外プールを最大限有効活用し、今年度以降も区民のプール利用の需要に応えることを目的といたしまして、夜間利用時間の延長と午前利用の制度を導入するため、必要な条例及び同規則の一部を改正するものでございます。
2の条例改正の内容でございます。主な改正内容といたしましては、現在の午前九時から午後五時まで及び午後一時から午後五時まで、こちらの二種類の時間枠に、新たに午前九時から午後一時まで、さらに午後五時から午後九時までの時間枠を加えまして、各使用者に応じた利用料金を設定するものでございます。施行日は令和三年七月十七日を想定しております。新旧対照表につきましては、別紙1につけております。後ほど御説明をいたします。
3の開設期間及び時間等についてでございます。開設期間につきましては、変更はございません。夜間の開設時間につきましては、午後五時から午後九時までといたしますが、今夏の夜間開設につきましては、大勢の来場が見込まれる開設期間中の金曜日、土曜日、日曜日、祝日及びその前日、お盆の期間に当たります八月九日、十二日を加えた日とする予定でございます。
A3の資料、別紙2を御覧ください。こちらが想定のスケジュールでございます。上から四段目の緑でマークをしているところでございますが、まず、開設期間でございますが、規則上、海の日、今年で言いますと七月二十二日でございます。その直前の土曜日から八月三十一日までが開設期間となりまして、一番下の青いマークで示しているところでございますが、夜間利用、この時間を実施したいと考えてございます。また、夜間の利用の需要の把握とサービスの向上に向けまして、開設期間中に利用者アンケートを実施する予定でございます。
資料の裏面を御覧ください。(2)の利用料でございます。こちらの枠の一番上の一日券、三段目の午後券につきましては、これまで実施しているものでございます。今回新たに二段目の午前券、午前九時から午後一時まで、一番下の夜間券、午後五時から午後九時まで、料金につきましては、午後券の四時間の金額と同様としているところでございます。
4の主な新型コロナウイルス感染症対策につきましては、記載の三つの対策を実施する予定でございます。まず、(1)の入場時の手指消毒及び検温の実施、(2)の定員の削減でございますが、施設の定員は千名でございます。昨年の夏の運営につきましては、感染拡大防止策として二百五十名を定員として運営を行いました。今夏に当たりましては、スポーツ庁のガイドラインに基づきまして定員の半分とした上で、まずは四百人、さらに低く四百人という定員で運営を開始する予定でございます。(3)の事前予約制度の活用でございますが、入場待ちの列によります密を避けるため、昨夏と同様、指定管理者の事前予約システムを活用いたしまして、入場待ちの列をつくらない対策を行う予定でございます。米印の緊急事態宣言及び緊急事態措置等によりまして、営業時間の時間短縮等の要請があった場合につきましては、要請内容に従い、適切に対応することといたします。
5の周知でございますが、六月二十四日以降、スポーツ振興財団及び区のホームページにおきまして、夜間利用のお知らせを掲載するほか、スポーツ振興財団による近隣世帯への折り込み広告、施設へのポスター掲示等により周知を行う予定です。また、「区のおしらせ」七月一日号におきまして、夏季プールの開設を周知する予定としております。
6の経費でございます。夜間照明等の初期経費につきましては、指定管理者でありますスポーツ振興財団が施設活性化積立金を活用いたしまして、プール監視員等の経費につきましては、夜間利用を六千名から七千名程度と想定いたしまして、利用料金収入を約三百二十万円と想定し、賄う予定でございます。なお、初期経費でございますが、一千六百万円を想定しております。
7の今後のスケジュールにつきましては、記載のとおりでございます。
説明は以上でございます。

阿久津皇 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

区民の利用拡大と施設の利用拡大ということで、大変いい提案で、条例に関しても応援してまいりたいと思うんですけれども、一点だけちょっと伺いたいのが、私はここの近隣なものですから、夏の時期に大変利用者が多くて、家族連れとかお子さんなんかが利用して、日中は大変大きな声が聞こえるという状況なんですが、今回、夜間利用の拡大ということで、立地的には、東側は砧公園ですし、南側は第二運動場ということ、西側も運動場の敷地ということですけれども、北側は民間のマンション等がございまして、懸念されるのは夜間の騒音の問題なんですが、この点については、やっぱり近隣の住民等に配慮して、利用者にあまり大きな音を立てないような御協力をいただければいいのかなと思いますが、この点について、所管ではどういう対応を取るのか伺っておきたいと思います。

中潟 スポーツ推進課長

今、委員御指摘のように、夜間初めて実施するというところでございまして、周辺の一部にマンション住居等がございます。そちらの騒音等につきましては、まずは実施する前に財団等による説明も含めまして、施設の中におきましても掲示をするですとか、あるいはプール監視員を配置しておりますので、そのあたりの注意を徹底するなど、利用者に関して注意喚起を促すような仕組みをつくってまいりたいと考えております。

あべ力也 委員

実際、利用実施してから近隣の方に騒音等についての御意見を伺うとかということも必要かなと思いますけれども、そういうことも実施をしていただけるのかどうか伺っておきたいと思います。

中潟 スポーツ推進課長

この屋外プール夜間実施を決定いただきましたときには、スポーツ振興財団とも現在調整しておりまして、まずは近隣の方に入っていく、さらに施設運用中にアンケートを利用者も含めて実施をする予定でございますので、その中で意見をいただきながら、今年度中に対応できるもの、また来年度に対応するもの等、検討してまいりたいと考えております。

阿久津皇 委員長

それでは次に、(3)世田谷区立総合運動場・大蔵第二運動場の指定管理者候補者の選定について、理事者の説明を願います。

中潟 スポーツ推進課長

それでは、世田谷区立総合運動場・大蔵第二運動場の指定管理者候補者の選定について御説明いたします。
資料を御覧ください。1の主旨でございます。区立総合運動場・大蔵第二運動場につきましては、その指定期間が令和四年三月で終了することから、令和二年三月までの指定管理者制度適用の効果等を検証し、世田谷区立総合運動場条例及び世田谷区立大蔵第二運動場条例に基づき、令和四年四月からの指定管理者の候補者を選定してまいります。
2の指定管理者制度を適用する施設でございますが、施設名及び所在地につきましては記載のとおりでございます。
3の指定期間でございますが、令和四年四月から令和九年三月までの五年間となります。
4の選定体制でございます。世田谷区スポーツ・レクリエーション施設指定管理者選定委員会設置要綱に基づく選定委員会にて選定をしてまいります。選定委員会の所掌及び構成につきましては、記載のとおりとなっております。
5の現在の指定管理の状況等でございます。公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団に平成二十九年四月から令和四年三月までの五年間、管理を指定しております。
裏面を御覧ください。選定委員会の評価でございます。本年三月十六日に行われました選定委員会において現指定管理者の評価を実施いたしまして、特に施設の維持管理や緊急時対応等への対応について、この間の実績として高い評価を得られております。総合評価といたしまして、利用者ニーズを踏まえたサービスの拡大など、指定管理者として十分に評価できるものとされております。それぞれの施設の個別評価、総合評価の詳細につきましては、記載のとおりでございます。後ほど御覧いただければと思います。
実績評価の反映といたしまして、世田谷区指定管理者制度運用に係るガイドラインに沿いまして、現在の指定管理者が応募する場合は、最終的には年度評価四年間分、こちらの結果を踏まえて加点、減点の有無を決定してまいります。
次の六ページでございます。6指定管理者制度導入の理由でございます。総合的に良好に管理できていると評価をされており、軽微な施設修繕や運用改善など、指定管理者独自の判断で利用者の意見を早期かつ柔軟に取り入れ、改善を図っていくことができているということで、指定管理者制度によるところが大きいとの評価でございます。また、専門性を生かし、青少年から高齢者まで幅広い世代に対応したスポーツ教室の開催など、広く区民がスポーツに親しめるための積極的な自主事業の展開は、指定管理者制度導入によるメリットが十分に表れていると言える。これらを総合的に考慮し、次期管理運営期間につきましても指定管理者制度を導入した管理運営を行うことといたします。
7の(1)選定方法でございます。指定管理候補者につきましては、第一回選定委員会におきまして、指定管理者による自己評価及び区による評価の結果等を踏まえ、公募及び非公募双方の意見がございましたが、施設の維持管理という点だけでなく、本施設を利用しての区のスポーツ施設を一体となって進めていける団体はほかにはない。また、一方で今後は適格性審査をしっかり行うべきだ等の意見を踏まえ、協議の結果、世田谷区指定管理者制度運用に係るガイドラインの特別の事情「(イ)区民や団体との協働を推進し施設の設置目的を達成するために、地域との連携や地域との活力を積極的に活用する必要がある場合」及び「(ウ)区の政策と連動した重要な役割や専門性等から指定管理者が客観的に特定される場合」に該当することから、公募によらず指定管理者の候補者を選定することについて了承されました。今後、指定管理者から事業計画書等の提出を受け、適格性審査を行うこととしております。
資料をおめくりいただきまして、(2)の選定基準でございます。各施設の設置条例で定めてございます選定基準に基づき審査をし、選定を行ってまいります。
次の五ページでございます。8今後のスケジュール(予定)でございますが、記載のスケジュールで進めてまいりたいと考えております。
説明は以上でございます。

阿久津皇 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

今、いたい委員が指摘をされたことの延長というか、同じような内容になりますけれども、指定管理者制度で、いわゆる競争原理ですよね。その競争原理が働かないということが区民サービスの低下につながってはいけないということなんだと思うんですね。その上で、今回、第二運動場の指定管理で、夜間の利用とか新しい提言なんかもされていて、そういう評価をできる部分もあると。選定委員会の中でも、それなりの高評価を受けているということがあれば、逆に胸を張って、いわゆる指定管理者の公募をされて、世田谷区の総合運動場を任せられる団体というのは世田谷区スポーツ振興財団をおいてほかにないんだという結論になれば、それは納得する話なんですが、何か自信があるんだかないんだかよく分からないみたいなことよりは、逆に自信を持たれて公募されたほうが、先ほど指摘があったような透明性や公平性なんかも確保できるということだと思うんですね。
いずれにしても、区民が利用する施設ですから、最終的には区民の利益になればいいわけでありまして、そこに競争原理が働く、働かないという問題を逆に初めから排除してしまうというのはどうなのかなという部分は確かにあるんですが、この点について、部長から先ほど今後のことについてもお話がありましたけれども、競争原理に関する考え方についてちょっと伺っておきたいなと思います。

内田 スポーツ推進部長

選定委員会でもそのような議論はございました。非公募ということで結論は出ておりますし、やはり区民の様々な団体がありますので、そういう方々と連携して、例えば246ハーフマラソンにしても、子ども駅伝にしても、様々な事業が団体といろいろ連携をしながら、区民あるいは区民の団体といろんな連携をしながら事業展開を行っていると。そういうことができるのは、現段階においてはここだろうというところで、非公募という話が出たところでございます。
ただ、そうは言っても、今までの評価というのは非常に高いという部分がありますけれども、今後五年間について、どういう経過、考え方でもってやるのかという部分については、やはり計画書を出させて、そこの部分で適格性審査のところで議論したいというところがありますので、非公募だから必ずということではなく、適格性審査というんですか、その書類を見て判断をしたいということですので、今回のところは非公募ということで、理屈としても、そのような考え方でございます。

あべ力也 委員

直接の内容ではないんですけれども、ちょっと聞きたいのは、スポーツ振興財団は指定管理者の指定を受けて、その前からも区の公共施設の運営等に携わって、それなりのノウハウを蓄積してきているから、指定管理者に適当だろうというような判断が指定管理者導入のときも、一部の執行猶予的に、競争原理にさらさないでお任せしましょうということで来たんだと思いますけれども、もうそれなりに実績があって、ノウハウを蓄積されているというような場合に、区の外郭団体でありますけれども、世田谷区の施設だけに手を挙げるというのではなくて、財団のノウハウをほかのところに指定管理者で手を挙げていくというようなことというのは可能なんですか。例えば世田谷区内だけじゃないと駄目なんですか。その辺、ちょっと伺いたいんですけれども。

中潟 スポーツ推進課長

団体として独立しているという部分はあろうかと思うんですが、申し訳ございません、ちょっと定かな調査をしていないので分からないところでございますが、まずは世田谷区が出資をしている団体であるということ、世田谷区の中で管理運営をしていただくというところ、ただ、その中で、スポーツ振興財団という中で公益事業的なものの中でできるというところがあるかどうか、大変申し訳ございません、後ほど調べて御回答させていただければと思います。

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