令和3年4月20日 オリンピック・パラリンピック等特別委員会

令和3年4月20日(火)午前10時

1.報告事項
(1)公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団における令和3年度事業について
(2)その他

2.協議事項
(1)次回委員会の開催について

田中優子 委員長

本日は四月一日付人事異動後、初めての委員会でありまして、異動者の紹介につきましては、こちらの管理職一覧の配付により代えさせていただきますので、後ほど御確認ください。
なお、担当書記についても異動がありました。御承知おきください。
本日は報告事項の聴取等を行いますが、引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいりますので、会議時間の短縮に御協力お願いいたします。また、発言の際はお手元のワイヤレスマイクの使用をお願いします。
それでは、1報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団における令和三年度事業についてを議題といたします。
本件に関し、参考人として世田谷区スポーツ振興財団より石﨑理事長、鈴木常務理事・事務局長、小野管理課長、久木田施設課長に御出席いただいております。お忙しい中、御出席いただきまして誠にありがとうございます。委員会を代表して心からお礼申し上げます。
議事の進行ですが、まず、区理事者より令和三年度の事業計画等について説明いただきます。引き続き、世田谷区スポーツ振興財団より経営方針等について説明をいただいた後、一括して質疑応答に入りたいと思いますので、議事進行よろしくお願いいたします。
なお、説明については簡潔明瞭にお願いします。体調を崩すことがないよう、遠慮なく適宜水分補給などをしてください。
それではまず、区理事者より事業計画等についての説明をお願いします。

中潟 スポーツ推進課長

それでは、公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団における令和三年度事業について説明させていただきます。
お手元の資料、A4両面の資料を御覧ください。まず、1の事業計画、(1)のスポーツ及びレクリエーション振興事業でございますが、子どもから高齢者まで個々のレベルに合った事業を展開し、区民のスポーツ・レクリエーション活動の振興を図ってまいります。
④を御覧ください。障害者対象事業におきましては、障害の有無に関わらず、誰もが一緒にできるユニバーサルスポーツ種目の体験会や普及活動を担う人材育成に継続的に取り組むなど、障害のある方がスポーツ・レクリエーションに親しむ機会を充実させてまいります。
次に、⑤の競技力向上事業でございますが、十六回目となります世田谷246ハーフマラソンを健康マラソンと併せまして十一月十四日日曜日に実施する予定でおります。また、区民体育大会や十一回目となる世田谷子ども駅伝などの各種大会、ジュニア育成事業の実施などにより競技力の向上やスポーツのさらなる普及を促進してまいります。
⑦の施設活性化事業でございますが、総合運動場、大蔵第二運動場、千歳温水プールのほか、希望丘地域体育館におけるチアダンスの教室や夏季プール開放を行う中学校におきまして水泳教室を実施するなど、各施設の特性を最大限に生かした多様なプログラムを提供し、施設利用の促進、活性化を図ってまいります。
次に、(2)スポーツ及びレクリエーション普及啓発事業でございますが、区民スポーツまつりや区民元旦あるこう会など、子どもから高齢者、障害のある方も気軽に楽しめるイベントの開催や「Sports Information(世田谷区スポーツのしおり)」の発行、指導者養成・活用事業などにより、スポーツ及びレクリエーション活動の普及啓発を図ってまいります。
次に、(3)スポーツ及びレクリエーション団体育成事業でございますが、賛助会員や総合型地域スポーツ・文化クラブなどの区内スポーツ・レクリエーション団体を支援し、地域における区民のスポーツ・レクリエーション活動を支援してまいります。
次に、(4)の区から受託するスポーツ及びレクリエーション事業でございますが、引き続き、スポーツ推進委員と連携して各種事業を実施し、地域スポーツの推進を図ってまいります。
次に、(5)の区から受託する社会体育施設の管理及び運営でございますが、記載の①から⑬の各施設の管理及び運営を行ってまいります。
裏面を御覧ください。2の収支予算額の内訳表でございます。
財団の会計区分につきましては、ただいま御説明いたしました実施事業の(1)から(5)までの事業並びに、それに伴う人件費などの公益目的事業会計及び収益事業等会計、法人会計の三区分に分かれております。
それでは、内訳表の一番右の合計欄で御説明をさせていただきます。
まず、一般正味財産増減の部の経常増減の部でございます。経常収益(A)の合計でございますが、二十三億三千八百七十一万五千円となっており、その内訳は各種教室等の参加費やハーフマラソンなどへの協賛金、自動販売機手数料収益でございます事業収益、区などからの補助金でございます受取補助金等、区からの指定管理料や施設利用料金収益などでございます受託事業収益、財団の賛助会員や協賛会員の会費でございます受取会費などとなっております。
支出の部となります。経常費用計(B)でございますが、二十三億八千百八十七万六千円となっており、経常収益から経常費用を差し引き法人税等の支出を加えました当期一般正味財産増減額(I)につきましては、マイナス四千四百六十六万六千円となっております。この(I)と一般正味財産の期首残高(J)の増減によりまして、一般正味財産期末残高(K)は三億三千七百三十六万五千円となっております。
次に、指定正味財産増減の部を御覧ください。当期指定正味財産増減額(L)はゼロとなり、指定正味財産の期首残高(M)と合わせた指定正味財産の期末残高(N)につきましては五億一千百六十九万六千円となっております。
したがいまして、最後の欄に記載されていますように、一般正味財産の期末残高(K)と指定正味財産の期末残高(N)を合わせました正味財産の期末残高(O)は八億四千九百六万一千円でございます。
説明につきましては以上でございます。

田中優子 委員長

次に、経営方針等についてスポーツ振興財団より説明をお願いいたします。

石﨑 理事長

それでは、公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団について御説明いたしたいと存じます。
当財団の経営につきましては、生涯スポーツ社会の実現に向け、行政の信頼性、確実性、公平性を継承しつつ、効率性、専門性を追求した公益法人ならではの弾力的な経営を目指し、経営基盤の強化、区民サービスの向上、経営の透明化といった三つの方針を掲げております。これらの経営方針の下、区のスポーツ振興計画の基本理念を踏まえ、当財団の策定した世田谷区スポーツビジョンを着実に推進し、施設管理と一体となった各種事業展開や自主財源のさらなる確保を図りつつ、効率かつ柔軟な運営に取り組んでおります。
なお、各種事業の実施に当たっては、現在も新型コロナウイルス感染症の影響を受けておりまして、いまだ収束の見通しがつかない状況ではございますが、状況の変化を注視しつつ、区と情報を共有しながら、区民の皆様に安心して施設を利用いただき、また事業にも参加していただけるよう努めてまいりたいと考えております。
次に、当財団の事業については、主に自主事業と受託事業の二つがございます。
まず、自主事業でございます。例年、世田谷246ハーフマラソンや区民体育大会などの各種競技大会、世田谷ジュニアアカデミーや区民スポーツまつりなどの各種スポーツ教室・イベントなど、世田谷区の特性を生かしたスポーツ・レクリエーションの振興や普及啓発事業など幅広く実施しております。特に世田谷ジュニアアカデミーにつきましては、アスレティクス、フットボール、器械運動、ベースボール、スイミング、テニスの既存の六種目に加え、今年度より新体操アカデミーを新たに開校いたします。新体操競技に必要な柔軟性、美しい表現力を身につけ、子どもたちの基礎的な体力の向上を目指します。
また昨年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大予防策を講じた上で、世田谷246オンラインハーフマラソンやスポーツまつりなど新しい生活様式に即したプログラム内容にて実施いたしました。今年度も引き続き参加者の皆様の健康や安全面に配慮し、各種事業を開催できるよう取り組んでまいります。
次に、受託事業でございますが、総合運動場及び大蔵第二運動場、千歳温水プールの指定管理施設をはじめ、中学校温水プール及び尾山台地域体育館、希望丘地域体育館など九か所の受託施設、さらに区内九十の小中学校の学校施設開放業務など、区内全域を網羅するスポーツ施設の管理運営を行っております。
当財団は多くの区立スポーツ施設を一元的に管理し、ハード、ソフト一体となった事業展開により効率的かつ効果的な運営を行うことが財団の強みであり、財団の特色であると考えておりますし、自負できる部分であると考えております。
また、施設管理におきましても、感染症の拡大予防のため、多くの施設は昨年二月から五月まで休館としておりましたが、現在は利用人数基準を設けるなど、安全対策を講じながら各施設を御利用いただいております。
しかしながら、コロナ禍において区民のスポーツ活動の場が制限される状況が続いております。財団といたしましても、指定管理者としての資源を区民に還元し、区民の活動の場を拡大することができないかという検討を行っております。具体的には、大蔵第二運動場の屋外プールの開放時間を延長した夜間開放について、現在、区と協議を進めているところでございます。
最後になりましたが、当財団といたしましては、設立目的に沿った専門性、独自性を発揮し、今後も施設管理と一体となった魅力的で公益性の高い事業を展開しつつ、自主自立に向けた努力を継続し、区民ニーズを反映した柔軟な運営に取り組んでまいりたいと考えております。
説明は以上でございます。

田中優子 委員長

石﨑理事長、ありがとうございました。
それでは、これまでの報告、説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

事業方針の中にいつでも、どこでも、だれでも、いつまでもと大変大きなスローガンで、そういうふうなスポーツに関する事業運営ができたらというふうに思っておりますけれども、世田谷区は何せ九十二万人もいて、スポーツをやられる方の人口も多いという中で、やはりどうしてもハードの面の不足ということが度々問題になってきているわけです。
それで、例えば民間の第一生命のグラウンドなんかと提携をしたり、いろいろ腐心をされているということは存じ上げておりますけれども、現在持っている施設なんかに、例えば複合的に、最近いろいろはやっているボルダリングであるとか、あとスケートボードであるとか、新しい競技で、これから競技人口も増えていくであろうというようなことを施設に複合的に作っていくという考え方もできると思うんです。特に大蔵の陸上競技場なんかは、大変高いスタンドを作ったので、反対側にボルダリングのあれとかを作ったりしたらいいんじゃないかなとか思っていたんですけれども、なかなか管理上の問題とか、いろいろ課題もあると思いますけれども、施設そのものの世田谷区全体のアライアンスの中で、小学校であるとか中学校であるとかのグラウンドであったり、体育館であったりというものも使いながらやっている中で、小学校でしたか、ボルダリングが一部整備をされていたりということですけれども、実際、その競技に向くかどうかというその施設の内容もありますので、今後、その競技の練習であったり、そういうことに耐えられるような施設を、今ある施設に複合的に整備をしていくという考え方も私は必要かなと思いますけれども、この点について、区の考え方ももちろんあると思いますけれども、財団として、どういうふうにお考えかを伺っておきたいと思います。

久木田 施設課長

スポーツ施設については、確かに区民の皆様からも、もう少し増やしてほしいという声は常にいただいているところでございます。そういう中で、財団としましては、施設を可能な限り有効活用するために、これまで会議室の稼働率が低ければ、その会議室にフローリングを張ってフィットネスできるようにしたりとか、そういうような努力をしてまいりました。委員おっしゃいましたように、今後はオリンピック・パラリンピックということもありますので、そういう施設の工事の部分は区の業務という部分ではございますけれども、財団としても積極的にそういったものを提案できるように、また検討してまいりたいと思います。

あべ力也 委員

特に先ほど申し上げました競技内容に関しては、既存の競技だけじゃなくて、新たな区民ニーズとして、施設の検討をぜひしていただきたい。私のもとにも、スケートボードとかオリンピック種目になったんだけれども、実際、その競技に向いた施設がない、何とかならないかなという話を区民の方からも伺ったりしております。世田谷公園には一部あるようですけれども、レクリエーション的なものなのかなというふうに思いますが、競技に耐えられるような施設を整備していくということも、区民ニーズに応えていくことだと思いますので、今後検討していただきたいと思います。

あべ力也 委員

内田部長に何度か議会質問でこういう質問をしたいという話でいろいろ御相談をしたことがあって、それはプールなんかでのいわゆるウェアラブル端末なんですが、前は基本的には何か装着してというのは、公共のプールの場合には、それをなくしたりなんかで危険だというので、時計とかそういうのは駄目ですよということだったんですけれども、方向性としては一部認めるみたいな話を部長からも伺っておりましたけれども、特に最近は、例えば泳いだ距離が分かったりとか、あとは、いわゆる心拍数に応じて、心筋梗塞の予兆があるとかという場合には緊急通報もしてくれるとか、便利な機能も備わってきているので、逆にプールは各年代の方がお使いになって、特に高齢者の方も多く使われているということですから、逆に積極的に、そういうウェアラブルの端末をつけていただいて、身体に異常があった場合には、早めにそういうことが分かるというような機能をぜひ活用できるような区の施設を目指していただきたいと思うんです。
この点については、前々から内田部長にいろいろお話を聞いていて、実際には議会質問という形にはしませんでしたが、方向性としては、そういう方向に検討したいというお話も伺っておりましたけれども、今後の考え方についてもちょっと一回伺っておきたいと思います。

内田 スポーツ推進部長

今、機器がかなり進歩しておりまして、今、御指摘のとおり、時計の形で心拍数が測れるですとか、そういうかなりいい面というのが出てきている。一方で、なぜそういうものを着用して泳いではいけないかということになると、カメラがついているんではないかですとか、あるいは人とぶつかったときどうなんだというデメリットの部分ということも指摘をされております。
一方で、ほかの施設では、実際には民間の施設でも使っていいですよというところもあるというところで、今回の財団のほうで、まずトライアルでやってみようと、安全面を考慮しつつ、実際にやってみて、着用して利用している方々はどう思うのか。逆にそうではなくて、一般の方、泳いでいる方がそれを見てどう思うのかという部分が出てきますので、まずそのトライアルをして、その結果がどうなのかというところをやってみようということで財団と話をし、財団のほうでも、ではプラスの面もかなり多いだろうというところで試行的に今実際にやってみているところだというふうに理解をしています。
ですので、そういうものも見た上で、今後、どういう形でスポーツの施設の中で、今はそのプールだけですけれども、それ以外の面で使えるかというのは、いろんな機器が開発されておりますので、いい面は取り入れていきたいというふうに思います。ただ、デメリットがあるというところがもしあるとすれば、そのデメリットを消しつつということの対策が必要だと思いますので、まず、第一歩としてそういう形で進めているところであります。
財団のほうで、何か今の状況を教えてもらえれば。

久木田 施設課長

ウェアラブル端末につきましては、シリコンバンドをつけていただく形で、シリコンバンドをプールのほうで御用意して、ウェアラブル端末を使う方はそのバンドをつけて、ほかのお客さんに当たっても、大事故につながらないような形で今運用しているところでございます。

あべ力也 委員

先ほどほかの委員から売店の話がちょっとありましたけれども、固定の売店だけじゃなくて、スポーツ施設は敷地が広くて余裕があるということで、今、区のここの本庁舎もお昼になるとキッチンカーが止まっているというような状況で、指定管理者の業務の中に、もちろん喫茶店であったり、レストランであったりというものの管理運営というのも入っていて、競合する課題かとは思いますけれども、様々な区民ニーズに応えるために、あと、このコロナ禍で、そういう事業を新たに始める区民の方の支援というようなことも含めて、スポーツ施設なんかでキッチンカーを活用できるような体制ができればいいんですけれども、イベントなんかでは、多分、そういうことを開放しているんだと思いますけれども、スポーツ施設そのものの利用人数とかによってキッチンカーの利用の人数も変わってくると思いますので、一概に毎日固定でキッチンカーを設置するというニーズがあるかどうかも含めて、調査をしないといけないと思いますけれども、今までスポーツ施設において、そういうキッチンカーなんかが来られなかったようなことに関して、規制を少し緩和をしながら、そういう区民の要望とかにも応えていくということも考えられることではないかなと思いますけれども、それについて、できればやっていただけるといいかなと思うんです。確かに、区としても、指定管理者としても、競合するものがあるから、どうなのかなと考える部分があると思いますけれども、検討には値するのかなと思いますので、御意見を伺っておきたいと思います。

鈴木 常務理事・事務局長

今、あべ委員のほうからお話しいただきました件でございますが、近々、公園所管だと思いますけれども、大蔵運動公園のほうでもキッチンカーが入ってくると。その状況をまず見極める必要があるなというのが一点あります。
それから、今、このコロナ禍の中で、うちに入っているレストラン運営事業者もかなり厳しい状況になっておりますので、そこの中で、例えばイベントにお弁当が出せるようなことであれば出すような調整も必要かなということもあるので、いずれにしろ、コロナの状況を見極めながら、また大蔵運動公園でのキッチンカーの状況を見ながら、検討させていただきたいと思っています。

あべ力也 委員

キッチンカーに関しては、場所貸しということで、例えば財団さんであったり、指定管理者さんであったりの収入というのかな、財源になるというふうに考えていいんでしょうか。そもそも許可権者というのは誰になるんですか。財団になるんですか、それとも指定管理者がなるのか、区がなるのか。

中潟 スポーツ推進課長

区の施設に関しましては、区のほうにございまして、行政財産使用許可によって指定管理者に許可を出しているという部分、今回のキッチンカーにつきましては、公園の部分に出すということ、官民連携のほうを主体でやっているんですけれども、それは公園の許可となってまいりますので、また敷地内に何かをということであれば、その分の行政財産使用許可を区が出して、その中で指定管理者がどう運営するかという形になるという形になります。

あべ力也 委員

今のおぎの委員の質問等に関連をして、私もちょっと伺いたいんですけれども、財団にしても世田谷区としても、公共施設の利用に当たって、非営利であれば、区民の方が利用するというのが、団体だろうが個人であろうが、それは公共に資するということで問題はないと私は思うんですが、私は大蔵運動公園のすぐ近くの岡本というところに住んでいるんですけれども、私の集合住宅にも、時折、年に数回、サッカー教室の案内というのが入ります。これは非営利じゃないですよ。教室で月謝を取ってやっているんですね。どこでやるのかといったら、大蔵運動公園のあの公園の中でやられているんですよ。
かなり前から、この問題は、大蔵運動公園だけではなくて、様々な世田谷区が所有する運動公園の中で、そういう営利団体の方がサッカー教室ということで、月謝を取りながら、公共の場所を借りるといっても、サッカーコートがなかなか世田谷区はないと。学校の施設なんかもありますけれども、これもけやきネットで取らなくちゃならないとか、いろいろコントロールされている中で、有料でもありますし、営利団体であれば、それなりのコストもかかってしまうということで、実際には、応募のパンフレットの中には、実際の金額とか、そういうことは明記をしておりませんけれども、聞くところによると、月謝を払って指導者の方が数名いらっしゃって、それで練習をしていると。かなり多くのお子さんが入られているという実態もありますので、一概にこれはまずいと言って、区のほうでノーと言うこともなかなかできないのかなというふうに考えますけれども、ただ、利用者の公平公正の観点と公共施設の利用ということで考えれば、営利団体が一種独占的に、例えば土曜日の何時から何時までというのは、うちがこれを使っているんですと、パイロンを立てて、場所取りをしてやっているというような状況に関しては、いささかいかがなものかなというふうに思っておりますのは私だけではなくて、近隣住民の方から大変多くの御意見をいただいているというのが現状です。
今までも区のほうにそういうことは御相談をしておりますけれども、実態把握がなかなかできないということと、住民の皆さんのそうしたスポーツに対する関心であったり、スポーツの技術向上とかということに資するということで一概に禁止はできないだろうというようなことで、役所のほうもかなり大目に見てこられているんだと思います。ただ、やっぱり今申し上げましたように、公正公平なという観点と、公共施設であるということであるならば、やはり営利目的で一定時間を独占的に利用しているということに関しては問題がなくはないというふうに思うんですけれども、財団と区側の見解をこの際ですから伺っておきたいと思います。

中潟 スポーツ推進課長

今、委員おっしゃっていただいたとおり、やっぱり運動する場というところ、数が少ないというところがあろうかと思いますし、その運動するということに関しては我々も推進していかなければならないことだと思っております。確かに、いろいろな案内が回ってくるものもございます。その中で、例えば、今、委員おっしゃったように公共施設を主会場として、実際使いますよというような案内が分かれば、その団体に連絡をし、表記の仕方を改めていただくですとか、そういったことを地道にやってきているところでございます。また、先ほど施設課長からもあったように、公園が管理する広場でのサッカーの実態というのもありまして、その中でも、許可を得てやっている団体、やっていない団体というところもあろうかと思います。そこにつきましては、我々も分かる範囲ではやはり平等というところの観点で、いろいろと関係所管とも連携しながら、対応しなければならないと思っております。

あべ力也 委員

これは古くて新しい課題だと思いますので、ぜひ実態をしっかり把握をしていただいて、区民のいろいろな声にも耳を傾けていただきながら、公共施設として、みんなが使いやすい公園だったり、スポーツ施設ということを目指していただきたいと要望しておきたいと思います。

書籍案内

呆れる議員特権 信じたくないホントの話

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あべ力也 著
元国会議員秘書が語る国会のセンセイたちの呆れる実態。

豪華海外旅行に世田谷区議会議員がいく

河村たかし応援団

名古屋市長 河村たかしさんの活躍を応援します。

あべ力也のひとり言

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田谷区議会議員あべ力也の official blog by Ameba

マスコミ出演等

日本テレビ「太田総理」「ズームインスーパー」、フジテレビ「スタメン」「スーパーニュース」、テレビ東京「みのもんたの代議士の妻たち大集合」、文化放送「吉田照美のやる気満々」「エコノミスト」「アサヒ芸能エンタメ」「女性セブン」、テレビ朝日「ワイドスクランブル」「ス−パーモーニング」などにあべ力也区議会議員が出演もしくは取り上げられると共に、明治大学でも地方行政の講演。