令和3年12月6日 スポーツ・交流推進等特別委員会

令和3年12月6日(月)午後1時

1.議案審査
議案第104号 世田谷区立総合運動場及び世田谷区立大蔵第二運動場の
指定管理者の指定
2.報告事項
(1)「第16回世田谷246ハーフマラソン」の実施結果について
(2)「2021ボッチャ世田谷カップ」の実施結果について
(3)「第3回世田谷区パラスポーツ体験会」の実施について~共生社会ホスト
タウン推進事業~
(4)「令和3年度 大学学長と区長との懇談会」の実施報告について
裏面あり
(5)「世田谷区・川場村縁組協定40周年記念式典・シンポジウム」の実施報告
について
(6)その他
3.閉会中の特定事件審査(調査)事項について
(1)東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の推進及びレガシーの
創出・継承について
(2)スポーツ施策及びスポーツ施設整備について
(3)交流推進について
4.協議事項
(1)次回委員会の開催について

阿久津皇 委員長

それでは次に、(4)「令和三年度大学学長と区長との懇談会」の実施報告について、理事者の説明を願います。

小澤 交流推進担当部長

私からは、令和三年度大学学長と区長との懇談会を実施いたしましたので、報告いたします。
1の主旨でございます。世田谷区総合戦略の基本目標に掲げます地域人材と社会資源を活用した活力ある地域社会の構築の実現に向けまして、大学と区との連携・協働の強化を図り推進するために、令和三年度大学学長と区長との懇談会を開催いたしました。
2の概要でございます。日時、会場は記載のとおりでございます。出席状況ですが、十四大学部のうち四大学はズームで参加いたしました。あとの三大学が欠席となっております。
(4)懇談会の内容でございます。二部に分かれておりまして、まずは世田谷区教育総合センター開設に向けました大学との連携ということをテーマに意見交換会を行いました。まず、世田谷区教育委員会から新たな教育センターの施設概要といたしまして、研修室、幼児教育センター、不登校対策の拠点、STEAMスタジオ、こういった諸室の内容についての説明を行いました。また、大学との連携についての課題や課題に対応する取組として、調整機能強化、情報の共有、また、教育センターの役割、そういった内容について説明を行いました。
次に、学長と区長との懇談会になりますが、懇談会では、大学の専門性や資源を活用した連携の可能性につきまして意見交換を行いました。主な意見につきましては、資料の一ページ、二ページに記載してございます。
1)教育総合センターと大学との連携提案でございますが、公開講座の実施、また、不登校対策に向けた学生サポーター派遣、幼稚園教育の知見を生かした乳幼児教育の連携、教員研修の協力、ビジネス教育などの具体的な提案がございました。
二ページになりますが、2)で教育総合センターと大学との連携に対する意見といたしまして、属人的な連携から教育総合センターが調整機能を担うことで、継続的な連携となることへの大学側の期待でございますとか、地域貢献と学生の成長につながる連携事業の重要性等につきまして発言がございました。
3)になりますが、今後の教育に向けては、デジタル教育に対応するICT教育の必要性や、早期にビジネスに関心が持てるキャリア教育への対応などにつきまして、大学から意見がございました。
4)区側の意見といたしましては、既に大学とは多くの連携事業の実績がございます。実績成果を区内で共有する機能の充実であるとか、教育総合センターが大学と線から面への連携となるようシステムを整え、世田谷の教育の質の転換を目指す、そういった発言がございました。
5)令和四年度に向けてでございますが、教育課題解決や質の向上の具体的な取組につなげるために、大学の担当者と教育委員会事務局担当者との協議の場を設けることを学長、学部長と確認をしております。
(5)その他でございますが、こちらの懇談会におきましては、意見交換以外に、コロナ禍における学生への各大学の支援ということで情報共有を図ってございます。また、懇談会の内容につきましては、今月中旬に区のホームページに掲載する予定です。
私からの説明は以上でございます。

阿久津皇 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

ちょっと一点伺いたいんですけれども、区長と、この大学側との懇談会というのは、相手は大学の学長ということでやられているようですけれども、大学によっては理事長が権限を持っている場合があったり、区からいろいろ呼びかけをしてやったとしても、学長の権限があまりない場合もありますしね。理事長が経営権を持っていたり、いろいろ対外的なものに関しての権限があるという場合もあると思うんですね。
今回、大学の学長ということで絞ってやられているというのは、それぞれの大学の組織とか、そういうものを理解してお誘いをされているんでしょうか。そこをちょっと伺いたいんですけれども。

小澤 交流推進担当部長

学長と区長との懇談会ですが、出発は八年くらい前になるんですけれども、やはり地域の中で、区と大学がどのような連携で地域課題を解決できるかという視点で始まってございます。
今御指摘のように、確かに理事長ではございませんけれども、理事長ということになると、学校法人そのものの経営に携わっている方が多うございまして、そういった場合は、大学によっては包括協定という形で結んでございます。その場合は、やはり包括協定ですので、学長ではなくて理事長までの確認を取るというようなプロセスが必要になって、そういった形で包括協定を結ばさせております。
ですので、今回、大学の学長と区長との懇談会ということで、学長をお呼びしておりますが、この八年前からの学長との意見交換会が元で行っておりますので、今回、教育総合センターの、新たな教育総合センターとの連携というこういったテーマにつきましては、やはり大学の学長、もしくは学部長のほうがもっと、何ですかね、具体的な対応といいますか、事業につなげていけるという、そういった判断もございまして、こういった形で、理事長ではなく学長、学部長のほうの懇談会というふうにさせていただいております。

あべ力也 委員

この懇談会をやっている目的というんですかね、いろいろあると思うんですけれども、参加している大学側にも様々思惑があるでしょうし、世田谷区としての、大学と連携をしていく上での思惑もあると思うんですが、何かいまいち大学側の要望というのかな、その辺に、区側としてはあまり答えていないのかなというふうな感じがするんですね。
というのは、様々、私立大学、公立の大学も入っていますけれども、大学はやっぱり行政と連携することによって、例えば、学生の就活であったりそういうときの、インターンシップの問題であったりというのを、大変、学部長さんなんかといろいろお話をすると、私も卒業している大学なんかの学生のインターンシップでたまに頼まれるんですけれども、自治体の、そういう行政のほうのインターンシップなんかもぜひお願いをしたいということで、私のほうから御紹介をしたことも、区のほうに紹介したこともあるんですけれども、何かそういういろいろな、大学としての世田谷区に対する要望というか、ニーズがいろいろあると思うんですけれども、その辺理解をして、先方の要望を区側も受け入れて、逆に世田谷区として大学と連携をできる部分を模索していくとかということが私は大事だと思うんですが、大学側の要望というのは実際どういうものがほかに、私が言ったインターンシップとか、そういうものもあると思うんですけれども、現実にどういうものがあるんですか。

小澤 交流推進担当部長

やはり大学側の、区と連携したときの大学側の目的というのが、大学が学術を研究する場としての世田谷区という捉え方と、あと、大学側が地域貢献を実践する場ということの捉え方の二点があると思います。これまでの要望といたしましては、あべ委員お話しのとおり、インターンシップというのはやはりございまして、世田谷区の人事のほうとつなげたりということは行っております。
あと、大学側からは、やはり今回の学長懇でもそうなんですが、それぞれ専門の教科とか、あと大学の特色がありますので、例えば、幼児教育という場で、新教育総合センターのほうがそういった機能を持つならば、幼稚園教諭、そういったものの養成もしていますので、そういった学生さんたちの実践の場にしたいという意見だとか、あとは、例えば芸術関係のカリキュラムを行っている大学については、今の芸術の小中学校の教育課程が、単位が二こま取れなくて、なかなかその実践にうまくかみ合わない部分もあるので、そういったところを大学でも、要は教育課程を取っていらっしゃる方が、学生がいますので、そういった現実、場としての把握ということで、そことつないでほしいといったような御意見がありまして、多くは大体、その学生が今行っている研究であるとか、あとは今後目指していく自分の職業ですかね。そういったものに携わっていく過程での実体験というところでの要望を多くいただいております。

あべ力也 委員

ありがとうございました。あとは大学の、やっぱりその専門性であったり、抱えている学部とかの内容によっても、要望してくるものも違うと思うんですね。例えば、世田谷は日女体と連携をしているということがたしかあったと思うんですよね。大学それぞれで特色もありますから、それぞれの大学のニーズを把握しながら、世田谷区として何ができるのか、相手方の大学にどういうことを求めていくのかということをマッチングしていくほうが大事だと僕は思いますので、その辺、ニーズをしっかり把握をしていただきたいと要望しておきたいと思います。

阿久津皇 委員長

それでは、次に、(5)世田谷区・川場村縁組協定四十周年記念式典・シンポジウムの実施報告について、理事者の説明を願います。

大谷 区民健康村・ふるさと交流課長

私のほうからは、世田谷区・川場村縁組協定四十周年記念式典・シンポジウムの実施報告について御説明させていただきます。
まず、1主旨としてですが、昭和五十六年十一月に川場村と区民健康村相互協力に関する協定、いわゆる縁組協定を締結しまして、今年十一月で四十周年を迎えたことから、四十周年を記念した式典と、都市部、農村部における自治体間の交流に関するシンポジウムを開催したので、報告いたします。
実施日は令和三年十一月二十八日日曜日午後一時から午後四時四十分まで、会場は東京農業大学の横井講堂でした。参加者については、川場村からいらした方も含めて、百二十四名の方が参加されました。
実施内容としましては、第一部として、記念式典を実施いたしまして、そこで、縁組協定四十周年記念宣誓書の署名を行いました。二部のシンポジウムでは、「都市と農山村の交流」というのをテーマにいたしまして、基調講演として澁澤寿一先生、NPO法人共存の森ネットワークの理事長であり、世田谷区の教育委員でもある澁澤先生のほうから基調講演をいただきまして、パネルディスカッションとして、澁澤先生のほか、総務省から地域力創造審議官馬場竹次郎氏、農林水産省から林野庁次長の織田央氏、川場村長の外山京太郎氏、世田谷区長保坂展人によるパネルディスカッションを行いまして、コーディネーターとして、東京農業大学の客員教授の宮林茂幸先生にお願いしまして、活発な議論を行ったところです。この模様については、十二月下旬からせたがや動画にて配信する予定としております。
また、スクロールしていただきますと、今回、区長、村長の間で宣誓書を取り交わしました「縁組協定締結四十周年を迎えて」の宣誓書と、その内容について記載しております。ここについては、昨年度、区民生活常任委員会のほうで様々御審議いただきました世田谷区民健康村第五期事業計画に基づきまして、双方でこれから先、十年間を目指して宣誓書をまとめまして、署名を交わしたものでございます。御参考に御覧いただければと思います。
私の説明は以上です。

阿久津皇 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

この基調講演をされた澁澤寿一さん、これは教育委員をされていたということですけれども、現在は教育委員は辞めたんでしたっけ。

大谷 区民健康村・ふるさと交流課長

現在も教育委員であらせられます。

あべ力也 委員

そうですか。今回、NPO法人共存の森ネットワークの理事長という立場での基調講演をされたということですけれども、このNPO法人と世田谷区とはどういう関係ですか。

大谷 区民健康村・ふるさと交流課長

直接に仕事上で、共存の森ネットワークとどういう仕事をしているかということは、私の担当課としては特にございませんし、川場村も特にはございません。ただ、あちこちでいろいろ都市と農村の交流の関係の仕事をされていまして、その知見を基に基調講演をお願いした次第でございます。

あべ力也 委員

今軽く御説明をされましたけれども、どういうNPO法人の理事長さんをされているんですか。よく分かんないんだけれども。肩書が世田谷区の教育委員をされているというのだったら分かるけれども、私、澁澤さんがNPO法人の理事長さんをされているという肩書で基調講演をされるというのは、ちょっとよく理解できないんですね。
それで、このNPO法人というのはどういう内容のNPO法人なんですか。

大谷 区民健康村・ふるさと交流課長

私が聞いているところでは、いろいろな農村部のほうで、例えばボランティアで、そこの農業ボランティアですとかに入っていくですとか、そういう事業のコンサルティングですとか、いろんな、群馬県とか長野県とかをフィールドにして、幾つかの共存のそういったコンサルティングを請け負ったりとか、実際に人を募って、そういうところとのボランティアに参加したりとか、そういうことをコーディネートしている団体だというふうに聞いてございます。

あべ力也 委員

澁澤さんの講演をやるというようなこと、選定をどなたがされたんですか。

大谷 区民健康村・ふるさと交流課長

私ども担当課のほうと、川場村のほうのむらづくり振興課、あるいは世田谷川場ふるさと公社等で記念式典について、どういうような形でやっていくかという協議をする中でお話が出たものでございます。

あべ力也 委員

お話が出たということだけれども、どなたがこの澁澤先生を、それぞれ皆さんが澁澤さんがという話なんですか。

大谷 区民健康村・ふるさと交流課長

澁澤先生のお話を群馬県内なり、ほかの自治体なりで聞いたことがあるという方が数人おられまして、私もそういう活動をされているということを存じ上げておりまして、世田谷区の教育委員でもありますので、川場との四十周年の記念式典でお話しいただくのにふさわしいだろうということで判断いたしました。

あべ力也 委員

るる聞きましたけれども、私は、澁澤寿一さんというお名前を存じ上げているのは、世田谷区の教育委員ということで存じ上げているので、ここでNPOの理事長さんと肩書が書いてあるので、どういう趣旨でNPOの理事長さんという形での基調講演をお願いしたのかなということを一応経緯を聞きましたけれども、今課長言われたように、世田谷区の教育委員だというんだったら、世田谷区の教育委員という肩書でもいいんじゃないの。それじゃ駄目だったんですか。

大谷 区民健康村・ふるさと交流課長

講師の紹介としては、世田谷区教育委員ということも御説明させていただいたんですが、今回は教育委員という立場としてよりも、都市と農山村の交流についての知見を有している学識経験者ということでお願いしたという経緯がございます。
これについては、東京農業大学で客員教授として授業を持っていた時期もあったりとか、他の大学でも教えているということもありましたので、そういう学識経験者としてお願いしたということで、こういう肩書で記載させていただいております。

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