畠山晋一 委員長
これより議案審査を行いますが、引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいりますので、会議時間の短縮に御協力をお願いいたします。
それでは、1議案審査に入ります。
議案第百十四号「令和三年度世田谷区一般会計補正予算(第七次)」を議題といたします。
本件について、理事者の説明を求めます。
五十嵐 財政課長
では、議案第百十四号につきまして概要を説明させていただきます。
お手元の補正予算書の三ページを御覧ください。議案第百十四号「令和三年度世田谷区一般会計補正予算(第七次)」でございます。
第一条でございますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ百六十一億九百六十一万四千円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ三千六百三十九億九千三百六十四万七千円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては、四ページから五ページに記載の「第一表歳入歳出予算補正」のとおりでございます。
次に、第二条の繰越明許費につきましては、六ページに記載の「第二表繰越明許費補正」のとおりでございます。
次に、一四ページを御覧ください。こちらは一般会計の財政計画でございます。表につきましては、左から順に、区分、年間収入見込額、既計上額、今次計上額、今後計上予定額となっております。
既計上額欄は第六次補正予算までを表しておりまして、今次計上額欄が今般の補正関係をお示ししております。
この今次計上額欄のうち、特定財源ですが、国庫支出金が、子育て世帯への臨時特別給付(クーポン相当現金給付)及び住民税非課税世帯等への給付に係る財源として百六十一億一千万円を計上しております。
次に、一八ページを御覧ください。こちらは歳入歳出補正予算事項別明細書(第七次)をお示ししております。歳入では、各款別の補正額、また一九ページの歳出では、各款別の補正額並びに財源の内訳をお示ししております。
二〇ページを御覧ください。こちらは、補正予算款別計上額(第七次)を見開きでお示ししております。左から、款、補正前の予算額、補正予算額、計、構成比、合計額の性質別内訳、財源内訳を一覧にしております。
二四ページ、二五ページは歳入の状況を記載しておりますが、歳出予算の説明と併せて御説明させていただきます。
二八ページを御覧ください。歳出予算の内訳になります。民生費でございます。右ページの説明欄と併せて説明いたします。社会福祉費の社会福祉総務費ですが、住民税非課税世帯等臨時特別支援事業支給及びその下の住民税非課税世帯等臨時特別支援事業支給事務につきましては、住民税非課税世帯等への給付に係る事業費及び事務費を計上しており、財源は全額国庫支出金を計上しております。
次に、三〇ページを御覧ください。児童福祉費の児童福祉総務費です。子育て世帯等臨時特別支援事業支給及びその下の子育て世帯等臨時特別支援事業支給事務につきましては、子育て世帯への臨時特別給付(クーポン相当現金給付)の支給に係る事業費及び事務費を計上しておりまして、財源は全額国庫支出金を計上しております。
三四ページを御覧ください。繰越明許費補正調書でございます。住民税非課税世帯等臨時特別支援事業支給など四つの予算事業につきまして、事業が年度内に終了しないため、予算を令和四年度に繰り越すものでございます。
なお、参考といたしまして、三九ページに歳出事業の概要を掲載しておりますので、後ほどお目通しいただければと思います。
説明は以上でございます。御審査のほどよろしくお願いいたします。
畠山晋一 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
住民税非課税世帯等に関する臨時特別支援事業に関してでありますけれども、特に住民税非課税世帯と同類の事情にあると思われる世帯、家計急変世帯というんですか、これに対するその支援というのは、申請を受け付けて、それに対する認定をするということなんですか。その辺、どういうふうなやり方をするのかちょっと伺いたいんですけれども。
五十嵐 財政課長
家計急変世帯の対応についてですが、まず、委員御指摘のとおり、該当になる方に、申請書を提出してもらう必要があります。その後、申請書に記載された内容を区で審査し、決定して支給という流れになります。該当になる方にどれだけ知ってもらうかということがポイントになってくるかと思いますが、現在は、「区のおしらせ」で住民税非課税世帯等への給付金について特集号を組んで全戸配布する予定でおります。また、例えば生活保護の相談に来たりだとか、ぷらっとに生活困窮の相談に来たりだとかというときに、そういった制度があるということが目に留まるように、各所にチラシを配架したいと考えております。
あべ力也 委員
これは申請で、各世帯の御事情によって随分もくろみである世帯数というのは変わってくると思うんですが、区としてはどれぐらいを想定しているんですか。それぐらいの世帯がこれに当てはまると。
五十嵐 財政課長
非課税世帯の給付金の対象になりますのが、まず、非課税世帯と家計急変に分かれます。未申告を含む非課税世帯につきましてはおよそ十万七千世帯を見込んでおります。家計急変世帯においては、昨年実施した子育て世帯の給付金のときに、同じような家計急変という考え方を取って実施したときに、全国平均で住民税非課税世帯の七%に当たる世帯が対象になるという実績があります。それに倣って、非課税の十万七千世帯の七%ということで、およそ七千五百世帯ほどを見込んでいるところです。
畠山晋一 委員長
それでは、意見に入ります。
本件について御意見がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
減税せたがやも賛成の立場から意見を申し述べます。
国の方針が二転三転する中、議会の中でも現金を一括給付を要望してまいりましたけれども、区民の声に応える形で、迅速な判断、決定をされたことは評価をいたしますが、今後、年内の給付に向け、しっかり事務に取り組まれることを要望いたしまして、賛成の意見といたします。
畠山晋一 委員長
これより採決に入ります。
お諮りいたします。
本件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
畠山晋一 委員長
御異議なしと認めます。よって議案第百十四号は原案どおり可決と決定をいたしました。
以上で議案審査を終わります。