令和3年11月12日 スポーツ・交流推進等特別委員会

開催日 令和3年11月12日(金曜日) 午後1時
開催場所 大会議室
1.報告事項
(1)令和3年第4回区議会定例会提出予定案件について
【議案】
【1】世田谷区立総合運動場及び世田谷区立大蔵第二運動場の指定管理者の指定
(2)「令和3年度 大学学長と区長との懇談会」の開催について
(3)「令和3年度 自治体間連携フォーラム」の開催について
(4)「ホストタウンコンサート2022」の実施について
(5)その他
2.協議事項
(1)次回委員会の開催について

阿久津皇 委員長

それでは次に、(3)「令和三年度自治体間連携フォーラム」の開催について理事者の説明を願います。

小澤 交流推進担当部長

それでは、「令和三年度自治体間連携フォーラム」の開催について御説明いたします。
まず、1の主旨でございます。世田谷区では、世田谷区総合戦略の基本目標の一つに、心豊かな暮らしを実現するための地方・都市との連携・交流を掲げてございます。この取組を進める契機となりますよう、平成二十七年度から自治体間連携フォーラムを開催してございます。本フォーラムは、交流のある自治体の首長等による意見交換、情報交換の場を提供することを目的に、令和元年度までは開催場所となる自治体と世田谷区の共催により実施してまいりました。今年度は、他自治体との連携の強化を図るということと、あとは区は自治体、また大学とのつなぎ役として、今後の自治体同士や住民同士の交流、大学と自治体の連携など、幅広い連携の取組へつなげることを目指しまして、新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえてオンラインで開催するものです。
2の事業概要でございます。開催日時、令和三年十二月十一日土曜日、十三時三十分から十五時三十分まで、開催方法はズームでございます。テーマは、コロナ後を見据えた地域社会のつながりと地域経済の活性化、具体的な事例を四自治体のほうから発表いただきまして、それに対して質問、また最終的には会の中で総括をしてまいります。
具体的な内容ですが、世田谷区は第二のふるさとづくりということで、群馬県川場村との縁組協定が四十周年になりますので、こちらの取組を御紹介いたします。また、もう一点といたしまして、地域経済の活性化ということで、電子通貨せたがやPayの活用についてお話をいたします。
二点目としまして、川崎市でございますが、コミュニティ活性化におけるオンラインコミュニケーションの活用をテーマに、町内会の情報ツールとしまして、LINEやズームを活用してございます。こちらの情報ツールの支援につきましての説明、またコミュニティ支援用のユーチューブチャンネルというふうに記載させていただきましたが、具体的には、川崎は七つの行政区がございますが、そちらの行政区ごとに、その区の取組につきまして、ユーチューブチャンネルを開設しておりますので、動画での情報提供をしております。そちらの御説明でございます。
三点目といたしまして、十日町市でございますが、松代棚田ハウスによります半農と半テレワークで都市と地方との新たな関係づくりということで、関係人口の拡大と地域の活性化を目指すものといたしまして、既存の施設でございます青少年研修センターを改修いたしまして、体験型観光拠点施設をオープンいたします。こちらの内容でございます。また、自然エネルギーの活用ということで、松之山温泉を活用した地熱発電、四点目といたしまして、日本大学文理学部のほうからの御説明でございます。北海道の中川町と日本大学文理学部が地域資源を活用した地域再生に向けまして、今年の六月に包括協定を締結してございます。こちらの締結の内容でございますとか、これまでの取組の事例について御紹介するものです。
参加自治体及び大学でございますが、今、ふるさと区民まつりや、これまで連携のフォーラムのほうに一応御参加いただいた、お声がけした自治体、四十八自治体にお声がけしております。また、区内近隣大学のほうにお声がけをしております。
二ページ目になりますが、3過去の経緯といたしまして、二十七年度からの開催の場所のほうを記載してございます。
説明は以上です。

阿久津皇 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

今、参加自治体が四十八自治体に声がけをしているということですけれども、御回答をいただいて参加をするというふうに回答されている自治体は何自治体あるんですか。四十八自治体全部なんですか。

小澤 交流推進担当部長

今のところ、自治体数、大学合わせまして、大体十八ぐらいです。

あべ力也 委員

十八自治体が参加をすると。四十八に声がけして、十八自治体が参加するという回答なんですか。

小澤 交流推進担当部長

今のところ、自治体数につきましては十五自治体です。大学が四大学で十九でございます。

あべ力也 委員

初めは二子玉川か何かで開催をして、私もどういうあれなのかなと見に行った記憶があります。いろんなところでお声がけをして、規模も本当は広がってきたのかなと思うけれども、今聞いたら十五自治体しか今回参加していない。自治体間連携フォーラムとすごい大上段に構えたフォーラムの割には、参加自治体が十五自治体というのではどうなのかなと。四十八自治体に声かけをしているのであれば、もうちょっと参加をしていただいたほうがいいのかなと思いますが、四十八自治体に声かけをして、十五自治体でしか参加をしないという理由は何なんですか。

小澤 交流推進担当部長

これまでも八回ございましたので、声がけはいろいろ自治体のほうにはしております。ここは反省点だと思うんですが、この間の自治体間連携フォーラムの様子は、ホームページには掲載させていただいているんですけれども、やはり各自治体にその結果というものをちゃんとお伝えしていないんだというふうに考えます。ですので、今回、フォーラムを実施した内容につきましては、御案内を差し上げている自治体、大学には一応実施結果、また様子などにつきましても、きちんと報告したいというふうに考えております。

あべ力也 委員

今、部長が言われたように、そもそもこのフォーラムの目的と、このフォーラムをやることによって、どういう成果を得るのかということが明確じゃないから、参加する自治体が二の足を踏むというか、どういうことで誘われているのかなというふうに思うんじゃないかなと私は思うんですね。ですから、各自治体で、そのとき、そのときで決めたテーマか何かに発表会みたいな形でやるだけじゃなくて、世田谷区として、いろんな自治体さんにお声がけをするからには、それなりの目的が明確であるということが必要であろうし、この会を開いたことによっての成果というのがしっかり出ないと、何か参加して、呼ばれたんだけれども何のための会だったのかなと思う自治体が多いんじゃないかなと僕は思うんですよね。ですから、そこの辺をちょっともう一回練り直して、今回、これでやるんでしょうけれども、じゃないと続いていかないと僕は思うんですね。その辺、部長、どうですか。感じ取っている感覚としては、今後の見直しと改革等も含めて検討していただきたいと思うんですけれども、どうでしょうか。

小澤 交流推進担当部長

当初、最初、首長懇談会という形で出発しまして、そのときには、自然エネルギーと災害対策と観光という三つの視点で自治体間連携フォーラムを運営していくというふうに目標を定めまして、実施してまいりました。今、あべ委員の御指摘のとおり、やはりそれは八年前になりますので、そこから、例えば自然エネルギーであるとか、その辺については独自でフォーラムを開催するような形で今実施しておりますので、今後の新たな目標というところで、今後の開催のテーマ、今回は先進事例ということで、コロナ後にも役立つ情報ということで設定いたしましたけれども、具体的に目標が見えるような、そういったものを考えてまいりたいと思います。

あべ力也 委員

全国いろんな自治体があって、基礎的な自治体のところにいろいろお声がけをしたり、川崎市なんかは政令指定都市ですから、世田谷と比べれば、どちらかというと、川崎に呼ばれて世田谷が行くのなら分かるけれども、何か明確じゃないと、ちょっと首をかしげちゃうような内容だと思うんですね。ですから、世田谷区が音頭を取って、こういうことをやるのであれば、どういう意図でやって、各自治体にどういうメリットがあって、世田谷区にとってもどういうメリットがあるかということが明確じゃないと、参加する自治体がどんどん先細ってしまうんじゃないかなと私は思うんですね。
だから、この辺は、この事業を続けていくのであれば、やっぱり明確なメッセージなり、目的なり、はっきりしてやらないと、賛同してくれる自治体も減っちゃうんじゃないかなと僕は思いますので、その辺はちょっと練り直していただいて、世田谷区が中心になってお声がけをして、どういう事業だったら賛同を得られるのかということをちょっと明確にしていただきたいなというふうに思います。大した予算じゃないけれども、予算も使ってやっているんですから、これをやることによる成果というのは、はっきり目に見える形での成果というのが残っていかないと、我々も後押しができないなというふうに感じてしまいますので、その辺の事業そのものの練り直しをしていただきたいと、これは要望しておきたいと思います。

あべ力也 委員

ちょっと付け足しなんですが、私は世田谷区が四十八自治体にお声がけをして、こういう会をするということ自体はいいことだと思っているんですよね。ただ、そのやり方であったり、目的であったりというのがどうなのかなというふうに思っていて、世田谷区というのは東京という都市部にあって、どちらかというと、エネルギーの問題でも消費地なんですね。地方というのは、どちらかというと、エネルギーの問題でも生産地であるし、あと、いろんなものに関しても、世田谷区というのは消費地で、ほかの地方の自治体、川崎さんなんかは別でしょうけれども、地方の自治体はどちらかというと生産地に当たるわけで、そういう自治体は、世田谷区の場合には、いわゆる税金の関係なんかでも、いわゆる特別徴収のほうが普通徴収よりも多いというようなところで、どちらかというと区民の食いぶちを考えなくても税金を払ってもらえるという地域で、地方の自治体の場合には、それこそ住民の皆さんの食いぶちまで考えて、産業であるとか、農業であるとかということをやっているというところだから、じゃ、東京の自治体さんとお付き合いをするといったときに、どういう成果が得られるのかというのを真剣に来るんだと思うんですよ。
例えば世田谷区が声かけをしてきて、ぜひ参加してくださいよというのであれば、じゃ、自分たちのところの産品なりなんなりを世田谷区で消費してくれるのかなとか、うちのほうの作っている米を給食に使ってくれるんじゃないかなとか、いろんな期待があると私は思うんですよ。ところが、お題目はいろいろあるんだけれども、実質、出ていって、お話をしても、何か行政活動なり各自治体のプラスになるような話がなくて、曖昧にこの会を進めて、成果もはっきりしないということだと参加する意欲がなくなりますよね。だから、ちょっと先細りなのかなというふうに思います。
だから、とてもいい取組だとは思うんだけれども、それぞれの自治体さんが参加をして、世田谷区にこんな魅力があって、次も参加したいなと思う内容ならいいけれども、世田谷区の独りよがりな内容で、ぜひ参加してくださいよといって、手間暇かけて来て、何もそのお土産がないというのでは、次に出たいなと思わないような会になってしまっていると。だから、それはやっぱりそれぞれの自治体さんのニーズを把握して、世田谷区としても何が提供できるのかというようなことをしっかり考えていかないと、このフォーラムそのものも存続はなかなか難しいかなと思います。
何か面白尽くに各自治体のトップなんかを集めて、それはこんなことをやっていますよということを世田谷区として宣伝するのにはよかったかもしれないけれども、各自治体だってそんな暇じゃないので、それは出てくるからには、何かあなたは世田谷区に行ってこんなことやってきたんだろうけれども、その成果は何ですかと、その自治体だって問われていると僕は思いますよ。地方ならば、それなりの交通費をかけて、あとは時間を割いて来るわけですから、それはやっぱり目に見える成果を共に得られるような会にぜひしていただきたいと思うんですが、そういうことに関してはどうですか、部長。

小澤 交流推進担当部長

御指摘いただきました地方もメリット、また世田谷区もメリットがあるというふうな関係性といいますか、実績が必要だということは私どもも同じでございます。ですので、今、御指摘いただいたテーマ設定、もしくは、また他自治体の要望、その辺を改めて捉えまして、このフォーラムのつくりを考えてまいりたいと思います。

あべ力也 委員

ほかの委員の皆さんからも、いろんな御指摘がありますけれども、いずれにしても、この事業が無駄だと言われないように、しっかり取り組んでいただきたいと要望しておきたいと思います。

阿久津皇 委員長

それでは次に、(4)「ホストタウンコンサート二〇二二」の実施について理事者の説明を願います。

小澤 交流推進担当部長

それでは、「ホストタウンコンサート二〇二二」の実施につきまして御説明申し上げます。
まず、主旨でございます。世田谷区はアメリカ合衆国のホストタウンといたしまして、アメリカ合衆国の関係者と区民とのスポーツや文化による交流イベントを実施してまいりまして、共生のまち世田谷の実現に向けて、引き続き取組を進めてまいりたいというふうに考えてございます。このたび音楽によるアメリカ合衆国の交流イベントといたしまして、日本各地の行事で日米親善のための演奏活動を行っております在日米陸軍軍楽隊の演奏によるコンサートを実施しますので、御案内するものです。
実施日時でございますが、令和四年二月十三日日曜日、十三時四十五分から十六時ぐらいまでという予定でございます。
実施場所ですが、日本大学文理学部の百周年記念館でございます。
実施内容でございますが、アメリカにちなんだ楽曲のコンサートということで、これまで横浜国際パレードやさっぽろ雪まつりなど、日本各地の行事で演奏を行っておりますので、そういった内容を踏まえまして、世田谷区の来場者の方の傾向も踏まえて、これから相談していきたいというふうに思っております。
参加者ですが、七百五十名程度ということで、区民が三百名、こちらは抽せんにさせていただきます。申し込み方法以下は記載のとおりでございます。その他といたしまして、区立中学校の吹奏楽部の生徒さんにお声がけをしております。また、おもてなし・交流・参加実行委員会の事業参加団体、今回、スーパーエールなどの取組に御協力いただきました高校生、また区民吹奏楽団など、そういった活動団体の方々にお声がけしたいというふうに思っております。
参加費は無料でございます。
予算は二百十八万六千円ですが、こちらの内訳ですけれども、当日の百周年記念館、こちらの会場使用料と、あと会場の養生が必要でございますので、そちらの養生作業を込みまして百七十八万九千円、ポスター、チラシまた当日のパンフレットなどの印刷経費十九万九千円、あと消耗品、郵送料、保険料などでございますが、こちらは九万八千円というふうになっております。
今後のスケジュールでございますが、十二月一日に「区のおしらせ」をはじめとして、広報のツールを利用しまして、区民の方々に周知を行います。以下、記載のとおりとなっております。
説明は以上です。

阿久津皇 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

何か岡本委員が先ほど言われていたみたいですけれども、今、コンサートとかそういうのは、コロナ禍で、オンラインコンサートというのが随分いろいろありましたよね。それと同じような形式で、オンラインでのコンサート、これはコンサートだから、オンラインでできるんじゃないかと思うんです。それで参加が七百十名で、区民は三百名を抽せんだというのでは、コロナ禍なので、ホストタウンの活動なんかも制限をされた中で、多少盛り上がりに欠けたかなという部分があるんですけれども、ホストタウン事業に関しては賛同するものですし、しっかりできればと思っていますけれども、特にこういうコンサートなんかは、オンラインというのは、すごく何万人も見たとか、そういうふうなこともありますし、世田谷区の区民の皆さんに宣伝をして、オンラインでこういうことが見られますよというようなことをできれば、すごく良いなと思うんです。先ほど後から録画したものを見られるとか何とかという話だったかな、そうじゃなくて、同時中継でオンラインコンサートをできればと思うんですけれども、著作権とか、この出演をされる方の許諾の問題とか、いろいろあるんでしょうけれども、その辺も含めて、そういうことは検討していないんですか、どうなんですか。

小澤 交流推進担当部長

先ほど岡本委員のほうからもお話しいただきましたけれども、今年度、初めてこの事業を行うんですが、委託をして実施する事業でございませんで、職員のほうで全て賄います。そんなところで、オンラインでの配信というのは私ども検討はしたのですが、ちょっと今回は難しいかなと。それで、アメリカの楽隊のほうともまだ具体的には話しておりませんけれども、一度整理はさせていただきたいと思います。もし今年度ができなければ、来年度以降、どんな形で実現できるかというところは調整させていただきたいと思います。

あべ力也 委員

すぐできない、対応できないというのはちょっと残念なんですが、やるつもりなら、今、スマホでも中継ができるわけですから、技術的な問題というのは簡単だと思うんですよね。ただ、コンサートだから、その映像と音に関しては、多少いい配信をしたほうがいいと思いますけれども、それもスマホなんかにマイクとかをステレオでつなげば、全然可能なわけですし、ユーチューバーという人たちがやっているのは、ほとんどスマホとか、そういうのでやっているんですから、そういうことを参考に、事業者に頼まなくても、様々な世田谷区が主催するイベントというのは、イベント事業はいっぱいありますので、それに向けたそういう技術的な問題に関しても、研究をちゃんとしていただいて、すぐにできるような体制をぜひ組んでいただきたいなと思います。これからDXと言っているわけですから、そういうイベント等も、今後オンラインでのイベントというのは、コロナを契機に増えてきているわけですし、今後も増えていくことは間違いがないわけですから、それに対して、体制ができていないというのは、ちょっと言い訳に聞こえてしまうという感じがありますので、ぜひその辺も研究していただいて、対応ができるようにしていただきたいと、これは要望しておきます。

書籍案内

呆れる議員特権 信じたくないホントの話

議員特権

あべ力也 著
元国会議員秘書が語る国会のセンセイたちの呆れる実態。

豪華海外旅行に世田谷区議会議員がいく

河村たかし応援団

名古屋市長 河村たかしさんの活躍を応援します。

あべ力也のひとり言

goo blog 世田谷区議会議員あべ力也のひとり言

あべ力也official blog

田谷区議会議員あべ力也の official blog by Ameba

マスコミ出演等

日本テレビ「太田総理」「ズームインスーパー」、フジテレビ「スタメン」「スーパーニュース」、テレビ東京「みのもんたの代議士の妻たち大集合」、文化放送「吉田照美のやる気満々」「エコノミスト」「アサヒ芸能エンタメ」「女性セブン」、テレビ朝日「ワイドスクランブル」「ス−パーモーニング」などにあべ力也区議会議員が出演もしくは取り上げられると共に、明治大学でも地方行政の講演。