令和2年4月21日 オリンピック・パラリンピック等特別委員会

開催日4月21日(火)15時

1. 報告事項
(1) 令和元年度台風19号に伴う二子玉川緑地運動場復旧作業の検討状況について
(2) 世田谷区立北烏山地区体育室の指定管理者の選考について
(3) 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の延期に伴う当面の対応について
(4) 株式会社世田谷サービス公社からの寄附について
(5) その他

2. 協議事項
(1) 次回委員会の開催について

田中優子 委員長

次に、(3)東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会の延期に伴う当面の対応について、理事者の説明を願います。

中潟 オリンピック・パラリンピック担当課長

それでは、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会の延期に伴う当面の対応について御報告いたします。
1の主旨でございますが、東京二〇二〇大会の開催がおおむね一年延期されたことに伴いまして、大会組織委員会や東京都が実施する東京二〇二〇大会に係る事業、そのほかアメリカオリンピック・パラリンピック委員会キャンプ、区で独自に実施するおもてなし交流事業なども含めまして、その影響及び課題を整理し、今後の対応を改めて検討するものでございます。
2の東京二〇二〇大会の新たな開催日程でございますが、(1)にオリンピックといたしまして、令和三年七月二十三日金曜日から八月八日日曜日までの十七日間、(2)にパラリンピックといたしまして、令和三年八月二十四日火曜日から九月五日日曜日の十三日間となっております。
次に、3の東京二〇二〇大会の延期に伴い想定される影響といたしまして、(1)といたしまして、USOPCキャンプの実施にかかる影響、(2)に馬術競技など区内で実施する東京二〇二〇大会にかかる事業の調整、(3)といたしまして、おもてなし交流事業など区独自で実施するイベントの調整、(4)といたしまして、世田谷区ボランティアの人員にかかる調整、(5)といたしまして、各事業の実施に伴う予算の調整とございます。
次に、4のそれら3で掲げましたものに対する今後の対応の方向性でございます。
まず、(1)のUSOPCキャンプについてでございますが、USOPCより令和二年度のキャンプの中止及び令和三年度のキャンプの実施について申出がございました。つきましては、まず令和二年度キャンプで使用予定でありました大蔵運動場と大蔵第二運動場の各施設につきましては、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた上でございますが、区民に開放する予定でございます。また、令和三年度のキャンプの実施につきましては、今年度予定しておりました実施期間を基に、協議を今後開始してまいります。
次に、(2)東京二〇二〇大会にかかる事業でございますが、いまだ各競技日程等がまだ示されていない状況でございます。各事業の実施につきましては、大会組織委員会、東京都等関係機関と調整をしてまいります。
なお、大会組織委員会は、東京二〇二〇大会延期に伴いまして、馬術競技が開催されますJRA馬事公苑及び上用賀公園拡張用地の工事日程等の変更を検討してございます。
なお、区の上用賀公園の施設整備の検討でございますが、令和二年度より、計画策定、PFI導入に関する可能性の調査としていたものを、期間を一年間延長しまして、令和三年度から実施する予定としております。また、コミュニティライブサイト等イベントにつきましては、内容等の見直しを含め、今後、内容の見直しを進めてまいります。
裏面を御覧ください。(3)の世田谷区で独自に実施する事業でございます。現時点で実施を予定しております事業につきましては、東京二〇二〇大会の延期や新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、開催の時期や実施の可否、内容等について見直しを進めてまいります。
(4)のボランティアでございます。現在、登録をいただいている方に引き続き担っていただくことを基本とし、今後示されます馬術競技の日程等によりまして、活動スケジュールを計画することとしております。
説明は以上でございます。

田中優子 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

今、御説明をいただいた中の3の各事業の実施に伴う予算の調整というところをもう少し詳しく聞きたいんですが、今年度、オリンピック・パラリンピックが延期になったことで、第一回定例会で予算そのものは、予算案は通っているわけですけれども、実施をしないという部分もあるでしょうし、来年の実施に向けて、調整をしながら実施をしたいというものはあると思うんです。
いずれにしても、延期になったということで、全部が実施できると、執行できるということではないと思いますので、その部分については、今後、まさに調整が必要なんだと思いますけれども、スポーツ推進部と世田谷区の本体として、どういうふうに考えるのかということについて、もう少し詳細にお聞きをしたいと思います。

内田 スポーツ推進部長

御指摘のとおり、オリンピックは一年程度延長ということですので、それに伴う事業、例えば聖火リレーですとか、あとはコミュニティライブサイト等々も含めて、当然に今年度は実施できないということになりますので、そこの部分につきましては、来年度、どうするかというところがございます。ですので、今年度の部分につきましては、事業として成り立たないという部分と、今年度実施をするものにつきましても、こうしたコロナの影響がありますので、その事業を今までどおりの計画でやっていいのか、あるいは変更するのかというところの二段構えで検討しなければいけないというふうに思っております。
まだオリンピックの部分が、先ほど課長から申し上げたとおり、開催の期間は決まっているんですけれども、中身の部分がまだ決まっていない、例えば馬事公苑にしても、馬事公苑の工事というのはどうなるんですかという部分も出てきますので、詳細が固まり次第、それに伴いまして、区としては、こういう判断をするということで順次やっていきますけれども、今の段階といたしましては、実際に、もうできないものについては予算の部分は当然に使わないわけですので、そこの部分を来年度どうするかという部分の検討と、今年度、この部分は使わないというものであれば、その部分は政経部と調整をしながら、そのお金をどうするんですかというところを今まさに検討しているところでございます。

あべ力也 委員

現在、コロナ対策で様々な影響が出ているわけですけれども、執行しないという予算に関して、区全体として、どういう予算の使い方をするのか。執行しないものに関して、来年度に繰越しをするということも考えられるでしょうけれども、ただ、今、区民の皆さんが必要としている対策等に、それを振り向けていくということも一つ考えられるわけですし、また、コロナウイルスの影響で、来年度の税収そのものにも影響してくる可能性がありますから、そういう趣旨の関係も含めてしっかり議論をしていただいて、検討していただきたいと、要望しておきたいと思います。

田中優子 委員長

次に、(4)株式会社世田谷サービス公社からの寄附について、理事者の説明を願います。

山田 交流推進担当課長

株式会社世田谷サービス公社からの寄附につきまして御報告いたします。
下記のとおり、サービス公社から世田谷区に対しまして寄附の申出がございまして、寄附金を受領いたしました。1の寄附内容にありますとおり、寄附金額といたしましては三千万円、申出日及び受領日につきましては記載のとおりでございます。
2の寄附申し出の趣旨でございます。こちらはサービス公社としましては、共生社会の実現を目指しまして、地域社会に貢献することを経営の基本方針としております。また、世田谷おもてなし・交流・参加実行委員会の賛同団体としても活躍の一翼を担いたいと。つきましては、ここに書いてあります多文化、多様性、国際理解などの促進を図り、共生社会の実現に寄与するためといたしまして、世田谷区に寄附の申出がございました。
3の寄附金の活用でございます。こちらは、基本としましては、今年度のホストタウンであったり、おもてなしに係る事業に活用することを基本としたいと思っております。しかしながら、東京二〇二〇大会の延期、また新型コロナウイルス感染症の影響によりまして事業見直し、それによっての中止または延期、そういった場合につきましては、後年度の活用を図れるように様々な基金、活用の促進に係る基金に積み立ててまいりたいと考えております。
御報告は以上でございます。

田中優子 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

ちょっとお尋ねしたいのは、今、寄附の趣旨は御説明をいただいたんですが、サービス公社が三千万円ですよね。この寄附金額というのは、サービス公社の事業収益の中から、余剰金があるということで寄附をいただいたのか、それとも、今までの事業の中での内部留保金があって、それを寄附したいということなのか。前年度の収支の中で、これだけ利益があったものを世田谷区に寄附したいという考えなのか、その辺ちょっと詳細を伺いたいと思います。

山田 交流推進担当課長

令和元年度の収支の見込みの中から三千万円を捻出したと伺っております。

あべ力也 委員

先ほどお聞きしたのに追加ですけれども、まず寄附決定における手続というのは、サービス公社の中ではどういう手続があったんでしょうか。
それと、多文化とか多様性、国際理解、障害者理解の促進等というような共生社会実現に寄与するためということでありますけれども、これは条件つきの寄附というふうに、それ以外の事業には使うなということなんでしょうか。それとも、世田谷区に三千万円そのものを寄附をして、世田谷区の全体の一般会計か何かに組み入れて、どの事業でも使えるということなんでしょうか。
促進に活用できる基金を積み立てるというようなことも書いてございますけれども、その辺のサービス公社と区とのやりとりの中で、この事業にしか使わないでくれということの条件つきになるのかどうか、ちょっと確認をしたいんです。

山田 交流推進担当課長

まず、一つ目の寄附決定の手続でございますが、こちらは三月二十四日にサービス公社のほうで取締役会を行いまして、こちらで寄附をするということを決定をしたと伺っております。その翌日である二十五日に寄附の申出をいただきました。そういうことで、世田谷区のほうにお金の寄附をいただきました。そういった事業決定の流れでございます。
二つ目の条件つきの寄附なのかどうかという点につきましては、まず、広く使える一般寄附という扱いではなく、この資料にありますとおり、もともと共生社会の実現に寄与したいというサービス公社の御希望というか、御意向がございますので、それに使えるものに、今後広く使えるように基金に積み立ててまいりたいと。特定の基金に、ここに積もうということを今現時点で決めているわけではございませんけれども、それを政経部門と相談しながら、活用に向けて基金を積み立てていきたいと考えてございます。

あべ力也 委員

サービス公社が健全な運営をされて、その上で、収益がある程度発生をして、それを区に還元をしたいという御意向ですから、歓迎すべきことなんですが、ただ、その寄附行為の中で、今、世田谷区の現状、ほかの自治体もそうですけれども、コロナウイルスの対策等で大変お金がかかるというような状況の中で、サービス公社さんの収益から寄附をいただくといった、その寄附の使い道についても限定されてしまうと、なかなか使い勝手がよくないのかなと。当面の課題として、優先順位をどういうふうにしていくのかという区総体の中での考え方というのもあるでしょうから、その辺はサービス公社と調整はできなかったんでしょうか。

山田 交流推進担当課長

寄附の申出をいただく際に、サービス公社とは事前に寄附をしたいというお話はいただいておりました。そのときに、やはりサービス公社の自分たちの気持ちというか、考えている共生社会の実現というところは、今回もともとオリンピック・パラリンピック東京二〇二〇大会が行われるという当時は、調整している段階では、まだ延期という話がなかったときだったので、ぜひ二〇二〇大会に向けてインバウンドも来るし、そういう意味でのおもてなしにもぜひ活用いただきたいということで、寄附の申出をいただきましたので、基本的には、そういうものに使っていきたい、おもてなしであったり、そういうものを使っていきたいという御意向がございますので、できるだけそれに沿うような形での活用を考えていきたいと思っております。

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