令和2年12月2日 オリンピック・パラリンピック等特別委員会

令和2年12月2日(水)午後1時

1.報告事項
(1)第2回世田谷区障害者スポーツ体験会の実施について
(2)2020ボッチャ世田谷カップの実施結果について
(3)東京2020公認プログラム「馬!ふれあい出張授業」の実施結果について
(4)世田谷ゆかりの選手からのメッセージ動画配信について
(5)令和2年度おもてなしプロジェクト事業について
(6)その他

2.閉会中の特定事件審査(調査)事項について
(1)東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の推進及びレガシーの創出・継承について
(2)スポーツ施策について

3.協議事項
(1)次回委員会の開催について

田中優子 委員長

本日は報告事項の聴取等を行いますが、引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいりますので、会議時間の短縮に御協力をお願いいたします。また、発言の際は、お手元のワイヤレスマイクの使用をお願いします。
それでは、1報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)第二回世田谷区障害者スポーツ体験会の実施について、理事者の説明を願います。

須藤 スポーツ推進課長

それでは、第二回世田谷区障害者スポーツ体験会の実施について御報告をさせていただきます。
この障害者スポーツ体験会は昨年から開催をさせていただいておりまして、区民の障害者スポーツに触れる機会の拡充、それから普及啓発を図ることを目的として実施をさせていただいておるものになります。
開催日は、来年、令和三年二月十三日の土曜日です。
会場は、希望丘地域体育館となります。
参加者ですけれども、定員が五十名、区内の小中学校等にチラシを配付させていただきますほか、「区のおしらせ」で周知を行いまして、一般公募によって参加者の募集を行いたいと思っております。なお、障害のある方からの申込みがあった場合につきましては、十名程度で優先参加ということを考えております。
続きまして、事業の概要のところを御覧ください。実施につきましては、陸上の義足の体験、それからボッチャ、車椅子レーサーの三種類を予定しております。ちなみに、前回は車椅子バスケットボール、それからボッチャ、シッティングバレーの三種目を実施させていただきました。
今回、内容につきましては、日本体育大学の陸上競技部パラアスリートの皆様によりまして御紹介、それから実演のほうをさせていただいた上で、チームに分かれてそれぞれの競技を体験していただくこととなります。このチーム体験の際にはパラアスリートの皆様もできたらグループに入って、実際に子どもたち、それから一般の参加者の方と一緒にやっていただくようなことを今想定をしております。
続きまして、新型コロナウイルス感染症への対応につきまして、参加者、関係者、こういった方からの二週間前からの体調確認や検温、マスクの着用、用具の消毒、換気など、こういった一般的なことは当然に行うとともに、会場内で参加者や同伴者、こういった方々の動線が交わらないようにといったようなことも含めまして、工夫をして徹底した上での実施をしたいというふうに考えてございます。詳細につきましては、別紙をおつけしておりますので、後ほど御確認をいただければと思います。また、今後の感染拡大の状況によりましては、内容の変更または中止といった判断も行わせていただく予定としております。
続きまして、予算といいますか経費につきましてなんですけれども、全体で約六十五万円を想定しております。主な内訳ですけれども、チラシの作成で約二十万円、それから出演していただくパラアスリートの方、講師等をお願いします日本ボッチャ協会、それから手話通訳、看護師等を含めまして、謝礼等につきまして約四十万円、その他消耗品ということになってございます。
今後の予定につきましては、記載のとおり十二月二十日から参加者の募集を開始していくというような予定でございます。
説明は以上です。

田中優子 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

まず予算について伺いたいんですけれども、講師謝礼というのはどれぐらいで、チラシの作成はどれぐらいで、感染対策というのはどれぐらいなのかというのをそれぞれ教えていただきたいと思います。

須藤 スポーツ推進課長

チラシですけれども、各学校に周知用として配らせていただくので、すみません、正確にはあれですけれども、枚数としてたしか六千枚以上を想定していたと思います。実際にチラシの費用として約二十二万円になります。二十二万円が想定費用で、それ以外に、日本体育大学の方々で実はパラアスリートの方々、人数としては八名を今お越しいただく想定でおります。そちらと、あと日本ボッチャ協会さんで講師の方を含めて来ていただくというようなことで想定をしておりまして、それ以外に義足のほうは、鉄道弘済会というところで義足を作っていらっしゃるところがありまして、そこの御協力で合わせて全体で約三十五万円がそうしたものになります。
それ以外に、全体のコーディネートとしてエフエム世田谷に司会をお願いするほか、看護師の方の謝礼、それから手話通訳の方もお越しいただきますので、そういったもので約七万円ぐらいになります。
感染防止対策としては、消毒液ですとかそういったような物品を買いますので、約二万円程度というふうなことで考えてございます。

あべ力也 委員

ありがとうございました。それと、そもそも障害者スポーツの体験会ということですから、障害者の方に広く周知をしていただいて、多くの方に参加をしていただくということになるんでしょうけれども、障害のその程度とか、ボッチャをできるかどうかとか、いろんなことが考えられるんでしょうけれども、ただ、障害者と一くくりにしたときに、行政の側で選別をするようなことというのは、逆に障害者差別に僕はなるんじゃないかなと思うので、あらゆる重度の方でも軽度の方でも、障害の種別も問わずに障害者とうたうのであれば、あらゆる障害の対象になる方にお声がけをしていただいて参加をしていただくということが、私は適切ではないかなと思うんですけれども、参加する方が十名は優先的に参加させるというようなことでお考えのようで、今懸念しているような選別をするような形になったらちょっとどうなのかなというふうに思います。
確かに区が考えているように、大会として成功裏に終わらせるのにはそれなりの盛り上がりと参加人数というのも必要でしょうし、そういうことで健常者の方の参加ということも検討されているんだと思いますけれども、いずれにしても冠に障害者のスポーツということですから、障害者の方が垣根なく参加をできるというような配慮をぜひしていただきたいと思うんですが、この点について、十名としちゃっているんですけれども、十名より多くの方が参加したいと言った場合にはどうなるんでしょうか。

須藤 スポーツ推進課長

先ほどの御説明で、すみません、障害のある方を十名までにしますということではちょっとないつもりだったんですけれども、実は健常者の方と障害のある方、皆さんを全部公平に抽せんしてしまって、実は障害のある方が申し込んでいただいたのに出られなかったというと、やっぱり当事者の方々にもここで御参加いただいて区民の方と交流していただくことで障害理解というのが広まるというふうに考えております。
そういった意味で、こちらとしてどこまでを結局優先枠として設けるかというラインがあるかと思うんですけれども、その一つの目安として、今現在で十名程度の枠を設けるというのはどうかなと。前回、ボッチャ世田谷カップ、次に御報告するところですけれども、そこのところでも、公募チーム六チームのうち一チームは、障害のあるチームが申し込んできた場合は抽せんせずに優先しますというようなことでお話をさせていただいたように、障害のある方だけではなくて、ない方も含めて出ていただくということの中で、障害のある方になるべく多く出ていただきたいというふうなところでの部分を考えております。本日御意見を皆様からいただいた部分を含めまして、人数の部分につきましては抽せんの段階までにもう少し検討させていただいて、きちんと対応していきたいというふうに考えてございます。

あべ力也 委員

考えていることは分かりましたけれども、先ほど申し上げたように、障害を持っていらっしゃる方の様々な種類や程度によって、こうした行政の取組に参加できる、できないということで一種選別をされるというのは、差別の上の差別ということに私は感じてしまうので、特に競技に参加するということだけではなくて、この大会そのものに参加をできるかどうかということが私は大事なことで、重度の障害をお持ちだというようなことの場合には、競技そのものには参加をできないけれども、この大会の開催場所に来られて、この大会に皆さんが参加をされているという雰囲気であったり、この大会の意義であったり、誰かを応援したいというようなことで大会を共有するということで参加をするという、私は意義もあると思いますので、この会場に多くの障害者の方が場を共有するということで、来られることが私は参加になるんじゃないかなと思っているんですけれども、競技そのものを実施するだけじゃなくて、ここに来られるということも私は参加になるんじゃないかなと思いますが、部長どうですかね、そういうふうな取組をしていただくほうが私はいいかなと思うんですが、その辺の考えはどうですか。

内田 スポーツ推進部長

障害スポーツ、障害のある方もない方も多くの方にこういう部分があるんだということで共有をしていただきたいというふうに思っております。今コロナ禍、コロナがありますので、かなり感染症に気をつけながら、できる限りの感染症対策を実施しているというところがありますので、今この段階で、どうぞたくさんの方にとは言えないんですけれども、コロナがある程度収束をしてくれば、やはり多くの方にこの体験会という部分を実感していただきたいし、あるいは映像という世界もあると思いますので、そこは工夫をさせていただきたいと思います。
それともう一点、障害の程度によってというお話をいただきました。先ほど課長から、第一回目のときは車椅子バスケットボール、ボッチャ、シッティングバレーでしたと、今回は種目を変えております。ですので、障害のある方も、実はこの種目だったら参加したいんだけれども、これだったら参加したくないということもあるし、あるいは種目によっては、障害の程度によってはプレーしやすいというよりもプレーしにくいという部分もあると思います。
ですので、固定的にやらないで、ただボッチャというのは、どういう障害があっても全てできるということが前提ですのでボッチャは含んでおりますけれども、それ以外の種目についてはあまり特定せずにいろんなところ、例えばスポーツという部分ではなくてある程度レクリエーション的な部分も入れることも可能だと思います。ですので、そういう形で、障害のある方が関心が持てるようにいろんな種目ということで、今第二回目ですけれども、第三回目以降も検討して、多くの方々が参加できるようなフィールドを用意したい、このように考えております。

あべ力也 委員

部長、ありがとうございました。開催日時が来年の二月十三日ということですから、これから新型コロナウイルスに対するワクチンの完成とか、また接種とかというようなことも社会的に進んでいくんだと思いますけれども、そこをにらみながら、コロナ対策ということもあって参加人数の制限ということを考えなくちゃならないというような御発言でありましたけれども、そもそも新型コロナワクチンのことを考えて障害者スポーツということで大会をするんであれば、逆にもう少し延期をして実施をするということも私は可能だったんじゃないかなと思うんですね。わざわざ予算をかけて、まだ収束とかそういうことも見通しが立たない中でやる、強行するというのはどうなのかなと。
今、東京もコロナウイルスの感染がすごい増えていて、Go Toトラベル事業なんかも高齢者は自粛をしてほしいというような話も国のほうでは、東京都に話合いで昨日そういうような話もあったというようなことですから、その辺はもう少し慎重に考えてもよかったという話に逆にね。部長の説明ですと、コロナ対策で人数の制限をというようなお話だと、逆にそういう話も出てきてしまうのかなと思いますけれども、いずれにしてもワクチンとの絡みでそこをにらみながらできるだけ実施をして、区民の福祉向上に向けていい会になればとは思っておりますけれども、様々なことがまだ不確実な中でこれを進めていくということに関しては様々な課題もあるでしょうから、その点を一つ一つチェックしながら進めていただければと思います。今の点についてどうでしょうか。

内田 スポーツ推進部長

コロナの関係がありまして、スポーツのイベントを実施するときに、それではリスクがゼロかといえばゼロではないというふうに私どもも認識をしております。その中で感染症対策の万全を期しながら、いわゆる何もやらないということになりますと健康の部分もあるし、やはりやらないことについての区民の方、障害のある方もデメリットの部分も発生してきているという部分がありますので、そういう意味ではそこに気をつけながら、注意をしながら、参加者についてもそういう意識を持っていただきながら参加をしていただく。
ですので、スポーツというならばスポーツフェスティバルということを実施いたしましたし、これから報告いたしますボッチャ大会というものもそういうことに気をつけながら実施をさせていただきました。今の感染の部分につきまして、東京都でかなり増えてきている状況があるというところがありますので、そうした意味ではペーパーでも、今後の感染症の拡大状況によっては変更があり得るというところを書かせていただきました。私どもとしてはやりたいという思いはありますけれども、実際問題社会状況を見て、場合によってはそういうことも考えざるを得ないというふうに思っております。その中で判断をさせていただきたいというふうに考えております。

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