令和2年第3回定例会 決算特別委員会 都市整備委員会所管質疑

令和2年10月8日、決算特別委員会にて都市整備委員会所管質疑を行いました。

主な質問項目

  • 歩きスマホについて
  • 超小型モビリティー車両について

詳細は以下をご覧ください。

歩きスマホについて

それでは、質問してまいります。
今定例会の一般質問で歩きスマホの問題を質問いたしましたけれども、引き続き質問したいと思います。
歩きスマホに関しては、一般質問で申し上げたように、大和市、それと二十三区の中では足立区が条例化をしたということなんですけれども、今まで世田谷区は啓発活動のみをやってきていて、今後、条例化をするといった場合には、個人の権利をある程度制限するということですから条例化をしなくちゃならないと。
地方自治法の第十四条では、権利制限をする場合は条例によらなければならないという規定がございまして、当然に歩きスマホの制限をしていくという場合には条例化をしなくちゃならないということなんですが、条例化に向けては様々手続をしなくちゃならないということでございまして、そういう回答もいただいているんですけれども、今後、世田谷区が条例化を仮にしていくという場合には、どういう手順を取っていかなくちゃならないのかということを検討していかなくちゃならないと思うんですけれども、所管から手順について考えがあれば伺っておきたいと思います。

北川 交通安全自転車課長

歩きスマホの問題は、利用者自身に交通安全の認識が不足していることが主な原因であり、区といたしましては、意識啓発を積み重ね、深く区民の意識に浸透させることが大切であると認識してございます。
委員お話しの条例化につきましては、心理的な抑止効果になると期待される一方で、日常生活の中におきましては多くの区民がスマートフォンを様々な場面や用途で利用していることから、道路交通法などにも規定がない歩きスマホに関して条例で規制を行うことにつきましては、多面的な検討が必要であり、幅広い区民の合意形成も必要になるとも考えてございます。
区といたしましては、区民の安全安心のためにも、歩きスマホの防止に関する意識啓発に継続して取り組むとともに、まずは先行して条例化した足立区などへのヒアリングを行い、また、改めて区民意識調査などにより社会的要請を確認するなど、利用実態の調査も含めたさらなる調査研究を進めてまいります。

世田谷区として、歩きスマホに関してどういうふうにしていくのかということは、しっかり区民にも示していただきたいと思うんです。私自身も生活をして歩道を歩いたりしているときに大変危険な目に遭うということで、区もアンケート調査をして、危険な目に遭ったことがあるというのが六〇%を超えるというような回答を得ているということですから、十分に検討していくということは必要なことだと思いますので、その辺はしっかり検討していただきたいと思います。
岡田副区長に、これはどういうふうに検討しますか。条例化に向けてはしっかり検討していくということでよろしいんでしょうか。

岡田 副区長

今、所管課から答弁申し上げましたけれども、やはり区民の皆さんの幅広い合意形成、こういったところが大事だろうと思いますので、私どもの関係では、交通安全に向けて警察、それから交通安全協会、あるいは消防署、PTAや電鉄さん、こういった皆さんと意見交換をする場を、協議会を設けておりますので、そういったところでも議論しながら進めていきたいと思います。

いずれにしても、やはり区民の安全とか障害者の方や高齢者の方の安全ということを考えても、しっかり庁内での議論を重ねて、実りのある政策を実施していただきたい、条例化に向けて検討していただきたいと要望しておきたいと思います。

超小型モビリティー車両について

次に、今年の九月一日でありますけれども、道路運送車両法の施行規則の一部が改正をされて、今まで自治体なんかで、特に横浜なんかでも車両の貸出しをやる実証実験をやっていたというのは皆さん御存じだと思いますけれども、超小型モビリティー車両、これが車両としての位置づけをされたということで、大変すごく期待をするということなんですけれども、世田谷区の場合には、この普及促進等についての具体的な区での内容としては、交通まちづくり基本計画に位置づけはされているものの、具体的な計画が現状ないという状況なんですね。
ですから、この法律が改正したときに、具体的な利用に関してどういう方向性を考えていくのかということも含めて、具体策を策定していく必要があるんじゃないかなということ、それと、区長もポートランドなんかに行って、コンパクトシティーの世田谷区での実施、そういうことを検討しているということも常々言っているわけですから、特に高齢化社会の中で、超小型のコンパクトモビリティーというのは活躍の場も増えてくるんじゃないかというふうに言われております。
今まで世田谷区はレンタサイクル事業というのを推進してきておりますけれども、より使い勝手のいい、それこそ屋根もついていますから雨のときにも使えますし、コンパクトなこういうモビリティーに関する利用促進をぜひ検討していくべきだと思います。駐車スペースも車一台分に三台ぐらい止められるということですから、とても活用が期待されていると思いますけれども、この点について区の見解を求めておきたいと思います。

堂下 交通政策課長

委員御指摘の超小型モビリティーでございますけれども、今回の法改正により一般道での走行が可能となったことから、狭隘な道路が多い区内での有効な移動手段の一つになり得ると考えております。また、昨年度末に改定いたしました世田谷区交通まちづくり基本計画におきましても、新たな交通サービスの活用の検討を施策として掲げ、超小型モビリティーなどの将来の交通サービスについて、技術開発や社会的な重要性を踏まえ、必要に応じて活用や支援について検討していくこととしております。
区といたしましては、今後の国の動向を注視するとともに、他自治体や民間事業者との情報交換等を行うなど、単に移動だけではなく、環境・災害対策になり得る超小型モビリティーの区内での様々な活用について研究してまいります。

ぜひ先進的な自治体の取組を取り入れて、実用化に向けて検討していただきたいと思います。
以上で質問を終わります。

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