令和2年第3回定例会 決算特別委員会 補充質疑

令和2年10月13日、決算特別委員会にて補充質疑を行いました。

主な質問項目

  • 避難所の問題について
  • 印鑑の問題について

詳細は以下をご覧ください。

避難所の問題について

それでは、今日は補充質疑なので、区長がいらっしゃるので、区長に二点質問いたします。
まず、避難所の問題です。世田谷区の避難所は、二十三区も含めて、大体避難所は、こういう感じだと思います。ほとんど何か雑魚寝の状態ということで、プライバシーとか、今、感染症の予防ということに関しての配慮がされていないというのが現状だと思います。
一方、避難所の進んでいるところでは、海外なんかは、これは、特に台風なんかではよく避難をされるというフィリピンですけれども、こういうパーテーションがしっかりしております。テントみたいな、こういう形になっていて、高さもありますから感染症の予防にもなるし、プライバシーも守れるというような避難所の形態を取っています。
私の質問は、こういうパーテーションをしっかり検討して、世田谷区の避難所でもプライバシーや感染症に対してしっかり対策をしていただきたいということなんです。まず、この点について区長に伺いたいんですけれども、時間がないので、この点が一点。

保坂 区長

あべ委員にお答えします。
避難所の体育館については、明治以来ほとんど変化がないということで、国際的に見ても非常に環境はよくないというふうに言われております。世田谷にお住まいで世界で活躍される坂茂さんですが、もう有名になりましたが、紙管を組み立てて、そこに布を置いて仕切りを造る、こういった形での御提案を受けて、区でも協定を結んでいるところでございます。
この間の議論で防災庁というようなものが本来必要ではないかという議論がありまして、私もそれは本当に必要だと思っていまして、こういったパーテーションを、各基礎自治体が大変な量で備蓄するというのも、なかなか難しいということもあるので、それからまた、パーテーションだけじゃなくて、すぐ組み立てられるプレハブとか、こういったことも含めて国全体にも、その防災体制を求めていきたい。東京都ももちろんですけれども。と思います。

避難所に関しましては、ぜひ、このパーテーションを装備していただきたいと、重ねて要望しておきたいと思います。
それと、避難所の空き状況に関しては、ほかの自治体、多摩市なんかはリアルタイムで区民に空き情報の提供等をするというサービスを行っています。こういうサービスが、今、世田谷区にはないという現状で、一体どこに避難したらいいのかということが、今、災害が多くなっている現状で、避難所のそうした情報の提供ということも大変重要になってきていると思いますので、こうした情報提供の在り方も、ぜひ検討していただきたいと思うんですが、この点についても伺っておきたいと思います。

保坂 区長

多摩市の阿部市長は時折、意見交換もしておりますので、その仕組みについてぜひ御提供していただきたいとも思いますし、世田谷区の場合は、地震の避難所と水害と、いろいろちょっと複雑です。ペットがどういう扱いなのかとか、いろんなことがあるので、それはスマホで可視化されるということができたら、相当数の避難対象の方が活用されることと思います。検討してまいります。

ぜひ、そうした区民の安心安全のために、避難所のさらなる進化をしていただきたいと思います。

印鑑の問題について

もう一点が印鑑の問題です。菅総理は七日に規制改革推進会議を開いて、全省庁の行政手続を対象に押印廃止や署名、対面主義の見直しに向けた方針を速やかに策定するよう指示をし、関係省で告示を年内に改正し、来年一月召集の通常国会に関連法案の提出を目指すということのようです。
国と違う地方自治体は、印鑑の廃止は、区で決めているものは区単独でできるというふうに私は思うんですけれども、ぜひ、区でもこうした運用を廃止するということを検討していただきたいということです。
まず、廃止できるものとできないものの選別や、廃止に向けたタイムテーブルの作成といった、国の手順と同じように見直しの方針をまとめるべきだと思いますけれども、行政庁である区長は、そうした意思決定等、指示を補助機関である役所の皆さんに指示をすべきだと考えますけれども、もし廃止をするならば、いつまでにその指示を出すということになるのか。今後の方針等も含めてお伺いしたいと思います。

保坂 区長

次に、判こ問題ですが、判この押印などの形式見直しということで、加速化されているというところです。先日の総括において私もエストニアの例を挙げました。コロナ禍において、やはり我々がこれまで当たり前としてきた、これも明治以来の窓口手続というものは、やはり大きく変える時期に来ているという認識でございます。
東京都については、慣習的に求めてきた押印については年度内に原則廃止という方針だそうです。区としても、廃止して支障のないというものについては、取り急ぎ廃止を実施していきたいと思います。

あと、押印のほうですけれども、大変、デジタル庁をつくって、政府としてはデジタル化の動きが加速をしているということで、これは当然、各地方自治体にも下りてくる話でありますので、世田谷区としても、そのデジタル化に向けた流れをしっかり受け止めて、まさに変革のときでありますので、そうした変革に向けた備えをぜひしていただきたい。
判こについても、必要のないものは、ぜひ廃止をして、必要な判こは、これはやっぱり契約関係なんかは判こは必要なわけですから、必要なものと必要でないものの色分けをしっかりしていただいて、今まで認め印で済んでいたようなものは、なくしてもいいのかなと思いますし、区民だけじゃなくて庁内で必要な判こ、そういうものも、もう既に上り印なんかはなくしていると思いますけれども、そういうことを全て見直して、新たな電子自治体に向けた世田谷の構築に向けて、しっかり取り組んでいただきたいと思います。
要望いたしまして質問を終わります。

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