令和元年12月3日 オリンピック・パラリンピック等特別委員会

令和元年12月3日(火)午前10時

1.報告事項
(1)令和元年度一般会計補正予算(第3次)について〔当委員会所管分〕
(2)台風19号被害に伴う二子玉川緑地運動場復旧作業の検討状況について
(3)大蔵運動場陸上競技場 新スタンド オープニングイベントの実施結果について
(4)東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会におけるコミュニティライブサイトの検討状況について
(5)世田谷おもてなし・交流・参加実行委員会の取り組みについて
(6)クラウドファンディングの活用による世田谷おもてなし・交流・参加プロジェクトに関する取り組みについて~「おもてなしを『ふるセタ』で」~
(7)その他

2.閉会中の特定事件審査(調査)事項について
(1)東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の推進及びレガシーの創出・継承について
(2)スポーツ施策について

3.協議事項
(1)次回委員会の開催について

田中優子 委員長

(2)台風十九号被害に伴う二子玉川緑地運動場復旧作業の検討状況について理事者の説明を願います。

須藤 スポーツ推進課長

それでは、二子玉川緑地運動場復旧作業の検討状況についての御報告をさせていただきます。
まず、1の主旨です。前回、十一月十三日開催の委員会で御報告をさせていただきました台風十九号に伴います二子玉川緑地運動場の利用につきまして、一部施設で暫定的な利用再開のめどが立ったため、報告をするものとなります。
2の利用再開施設のほうをごらんください。再開箇所につきましては球技場となっておりまして、場所は別紙1、A3の配置図をつけさせていただいております。A3の配置図左上の球技場の箇所になります。
もとの説明の表紙のほうにお戻りいただければと思います。再開の理由ですけれども、当初、土砂の搬出に相当期間を必要というふうに見込んでおりましたけれども、今回、その量が見込みより少なく、グラウンドへ新たな土入れや、転圧といって圧接するような作業を行って、通常の維持管理を行うことで利用可能な状態に補修ができるということで、また、あわせて、この球技場に設置されておりますラグビーポールも利用ができるという状態であったため、暫定的な利用として再開をするものとなります。また、ラグビーにつきましては、本球場以外にこうしたラグビーポールの設備を持つ区の施設がございません。
続きまして、3暫定利用方法をごらんください。球技場の川側には、区の占用範囲外にはなりますけれども、護岸付近に深さが約一・五メートルの大きな陥没がございます。このため、利用に当たりましては、指定管理者でありますスポーツ振興財団が利用方法を確認いたしまして、ボールや人の転落に関しての安全対策が図られていると判断した団体につきまして、個別に利用判断してまいりたいというふうに考えてございます。その場合につきましても、原則として試合等は行わずに、試合の中で周りが見えなくなってしまうと危険なので、試合は行わずに、基本的には練習の利用というふうにさせていただきたいと考えてございます。このため、けやきネットによる一般団体の利用につきましては、今後、京浜河川事務所による護岸の復旧の進捗を確認いたしまして、安全な利用が可能と判断できるまでは、引き続き、けやきネットのほうは中止といたします。
4経費等をごらんください。指定管理者による年間の維持管理作業の範囲内での対応ということになってございます。
5その他です。十二月十五日の日曜日に、こちらの二子玉川緑地運動場で開催を予定しておりました子ども駅伝につきましては、大蔵運動陸上競技場、総合運動場内の園内を利用して実施するということで場所を変更させていただいております。御承知おきください。
6今後のスケジュールにつきましては、今週の土曜日、十二月七日より暫定的な利用再開ということで考えております。スポーツ振興財団のホームページなどで暫定利用についての利用再開の周知を行ってまいる予定としてございます。
説明は以上です。

田中優子 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

基本的なことをちょっと聞きたいんですけれども、多摩川というのは一級河川ですよね。そうすると、世田谷区が占用していると言っても、河川敷そのものを所有しているのは国ということになるんですよね。それと、管理者も国ということでよろしいんでしょうか。占用している場合には、どういう権利形態になっているかがちょっとわからないので、そこが聞きたいのは、所有権が国だとすると、世田谷区は使用貸借になっているんですか。それとも、利用するのにお金かなんか払っているわけではないでしょう。

須藤 スポーツ推進課長

持ち物としては、国の持ち物になります。それを区のほうで河川の占用許可を得て使わせていただいている状態になります。なお、その河川の占用許可の中で、日常ですとか現状の利用に関しての設備の整備や日常的な維持管理といったものは区のほうで実施するということになってございます。

あべ力也 委員

今、課長が言われたように、日常の維持管理ですよね。そうすると、今回のような災害に伴う護岸の問題が生じた場合には、世田谷区の落ち度があるわけではないと思うので、国が責任を持って護岸管理すべきものだと思うんですが、その辺は国との話し合いというのは、どういうふうにやっているんですか。世田谷区の持ち出しで直すんですか。

内田 スポーツ推進部長

先ほど課長が説明したとおり、世田谷が占用している範囲、そこの部分は世田谷区が維持管理を行うというところでございます。今、御指摘の護岸、この写真で言うと陥没している部分、ここは占用区域外です。したがって、ここのところの維持ですとか安全管理という部分は、あと工事の部分については国が行うということになります。

あべ力也 委員

それと、ここの河川敷そのものは世田谷区に所在しているわけですけれども、今現在、国から借りている形ですよね。これは何か国と契約というのは、そういうのはあるの。

須藤 スポーツ推進課長

占用許可申請という申請を出させていただいて、そこで国のほうからの許可をいただくという形での契約形態ということになってございます。

あべ力也 委員

これは自動更新か何かになっているんですか。

須藤 スポーツ推進課長

こちらのほうで、毎年、復旧計画とかというものを含めて出させていただいて、更新を毎年していくような形の内容のものとなってございます。

あべ力也 委員

ここは世田谷区なんだけれども、例えばほかの自治体さんが借りている部分、占用許可を得ている部分というのは、その自治体が国と占用許可の契約を締結しているということになるんですか。

須藤 スポーツ推進課長

上流部に目黒区、それから世田谷の一部のところに渋谷区なんかも入っていますけれども、それは目黒、それから渋谷といったそれぞれの自治体が国と占用許可を得ています。

あべ力也 委員

いつごろから目黒区とか渋谷区とかというのは占用許可の申請をして、許可が下りて、利用しているんですか。実際、ここは世田谷区なんだから、世田谷区が、それこそ、みんな貸してくれといえば、例えば野球場だったり、いろんなものがもっと世田谷区として利用できたんじゃないかと思うけれども、国の判断として、ほかの自治体にも河川の利用をさせようということなんでしょうけれども、世田谷区は自分のところなんだから、もうちょっと主張してもよかったんじゃないかなと思うけれども、いつごろから他の自治体に貸しちゃっているんですか。

須藤 スポーツ推進課長

済みません、ちょっと即答できないので調べさせていただいて、報告させていただきます。

あべ力也 委員

そういう自治体と国とのやりとりは、いろいろ歴史的な経過があると思うので、そういうことは我々は知らないわけですよね。だから、基礎的な知識として、そういう締結したころからずっと議員をやっている方はもういないだろうと思うので、そういうのを教えていただけるとありがたいので、ちょっとそういうところを教えてください。

田中優子 委員長

次に、(3)大蔵運動場陸上競技場新スタンドオープニングイベントの実施結果について理事者に説明を願います。

須藤 スポーツ推進課長

それでは、大蔵運動場陸上競技場のオープニングイベントの実施結果についての御報告をさせていただきます。
十一月二十三日にスポーツ振興財団並びにアメリカオリンピック・パラリンピック委員会御協力のもと、オープニングイベントを開催させていただきました。当日は風雨が強く、寒い一日でしたけれども、多くの皆様に御参加いただきまして、ありがとうございます。また、オープニングイベント終了後にはアメリカオリンピック・パラリンピック委員会、USOPCとの交流会も開催をさせていただいております。
まず、1の実施日時および会場につきましては、記載のとおりとなってございます。
2の内容・ゲストをごらんください。(1)開会式では、挨拶の後、山野小学校の児童による「おーい せたがや」の曲に合わせたダンスの披露をさせていただきました。
午前中の第一部では、小雨が降りしきる中ではありましたけれども、トラック&フィールドイベントとして、ミズノトラッククラブ、それから副島正純選手によるデモンストレーション、それから陸上競技のワンポイントレッスンを予定どおり行わせていただいてございます。
裏面をごらんください。午後の第二部では、雨天のため内容を一部変更いたしまして、アメリカ陸上選手との交流イベントといたしまして、マイケル・ノーマン選手、タチアナ・マクファデン選手などによりますトークショーを陸上競技場のスタンドで行わせていただきました。
こちらのオープニングイベント終了後には、場所を大蔵第二運動場のレストランに移しまして、アメリカ合衆国選手団が大蔵陸上運動場等をキャンプで使用することへの感謝を伝えるとともに、地域との交流を深める機会としてイベントに参加していただいた選手も一緒にUSOPCとの交流会を行っております。
3参加人数につきましては、合計で千二百三十九人でした。内訳は記載のとおりです。
4の経費ですけれども、ゲスト、司会、それから手話通訳などの謝礼として約五十万円、それからポスター、チラシ、プログラムなどの印刷として約九十万円、それから記念品といたしまして、子どもたちへのTシャツですとか皆様へのタオル等ということで、こちらが百二十万円、それから会場設営費で約五十万円、USOPCとの交流会が約四十万円、その他消耗品などで約二十万円、合計で三百七十万円ということになっております。
次のページには、当日のイベントの様子等を掲載をさせていただいております。
なお、せんだっての区議会の本会議のほうでも御議決いただきましたけれども、陸上競技場のスタンドの開設の時期が、議決いただきまして、少し工事の時期が延びておりますが、十二月下旬の開設予定ということで準備しておりましたので、そちらとの関係で申し上げますと、大きく利用についての影響はございません。
御説明は以上です。

田中優子 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

当日は私も参加しようと思いましたけれども、ちょっと天候がよくなくて、残念だったと思うんですが、ちょっと風邪もひいていたので出なかったんですが、参加人数が千二百三十九人、世田谷区がいろいろやっているイベントの中では参加人数が多いほうで、それなりに評価はできるんですけれども、三百七十万円かけて、世田谷区の区民は九十二万人だと区長が言っているんだから、九十二万人の費用対効果で考えると、私は逆に千二百三十九人の参加者しかなかったという評価なんですよね。
その上で、部長にも何度も申し上げていますが、ここに行けなかった人はこの事業は見られないわけですよね。だから、何とかこういう事業の動画の配信をしたりということをやってほしいと何度も申し上げているわけでありまして、それをやるかどうかということに関しては、参加をしている方等の個人情報の問題だということで、前回もお話しをされましたけれども、個人情報の問題は、いわゆる実施をする側が個人情報にかかわるような配信をしますということでオプトアウトすれば、参加をしている方、皆さんに了解を得れば、それはできるわけですから、オプトアウトの手法であったり、そういうことを検討して、実際にこういう会を催す側が検討して、個人情報に関して皆さんに理解をしていただいて、情報の発信をするというようなことを今後検討していただかないと、私のように行きたいんだけれども行けなかったという方が、どういう内容だったかということを情報共有できないというのは、それは問題だと、ここは改めて申し上げておきますので、その点、どういうふうに改善をするのか、部長、教えてください。

内田 スポーツ推進部長

前回の委員会であべ委員から、障害者のスポーツの大会の公募の話で御質問いただいたところでございます。二月に向けて、まだ期間がありますので、実施に向けて今準備を進めているところでございます。
今回の件は、時間がなかったという部分もございますけれども、実は一部、財団とも話をしまして、財団のほうで第一部なんですけれども、ミズノのところの選手、あるいは子どもたちと実際にやっている部分を映像として取り込んでおります。今、それをユーチューブで流していると同時に、財団のホームページでも見られるというところがありますので、そういうことも参考にしつつ、今後、映像のほうについて検討していきたいと思います。

あべ力也 委員

そうすると、逆に、この前、部長が言った個人情報の問題であったりというようなことは、それは今回はちゃんとオプトアウトしたんですか。そういうのに出ている方には。

内田 スポーツ推進部長

当然、撮るに当たっては、財団のほうで話をしというところで、後ほどユーチューブを見ていただきたいんですけれども、そういうところがあります。
前回お話ししたときに、実は障害者のスポーツ大会のところで映してもらっては困るという例があったので、そこは留意しなければいけないというふうに思います。私どもで映像を撮り、それを外部に流すというところであれば、その方々とお話をし、あるいは事前に告知をしてやれば可能だと思いますので、今後、どういう形でやれば一番効果的なのかも含めまして検討させていただきたいと思います。

あべ力也 委員

いろいろ創意工夫していただいて、限られた財源をこういうイベント事業で使っているわけですから、それに見合う、区民としては情報共有できるような情報配信のあり方というのは、これはぜひ心がけていただいて、オプトアウトの仕方とか、そういうことも、今後、どういうふうにするのかということも検討の一つだと思いますけれども、ぜひ情報共有できるような取り組みをしていただきたいと要望しておきます。

田中優子 委員長

次に、(4)東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会におけるコミュニティライブサイトの検討状況について理事者の説明を願います。

中潟 オリンピック・パラリンピック担当課長

それでは、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会におけるコミュニティライブサイトの検討状況について御報告させていただきます。
まず、1の主旨でございますが、五月三十日に開催いたしました当委員会におきまして、東京二〇二〇組織委員会が公表いたしましたコミュニティライブサイトの概要についてを報告いたしております。今般、東京二〇二〇大会期間中におけますコミュニティライブサイトの区の考え方及び実施場所の検討状況について報告をさせていただきます。
2のコミュニティライブサイトの実施目的でございます。一つ目といたしまして、大会期間中、区民の身近な場所において、競技中継を通じまして区民が一体となって大会の感動と興奮を共有し、大会の雰囲気を経験できる場を提供すること、二つ目といたしまして、東京二〇二〇大会を契機に来訪される国内外の人々と地域住民の方が交流できる場を提供し、地域の盛り上げと魅力の発信を行うこととしてございます。
3のコミュニティライブサイト概要でございますが、(1)の表をごらんください。まず、実施主体といたしましては地方自治体となりまして、世田谷区が実施するものでございます。真ん中のコンテンツでございますが、競技中継、会場装飾が実施する必須のコンテンツとなります。さらに競技体験、ステージイベント、主催者展示、飲食売店、こちらは任意で行えるものとなってございます。実施期間につきましては、大会期間中任意となっております。
(2)区の基本的な考え方でございます。コミュニティライブサイトで放映いたします競技につきまして、区内会場のあります馬術競技や地域特性のある競技、人気の競技を中心として放映を行いまして、多くの区民の方が参加できるよう、各総合支所を中心に五地域で展開するとともに、競技観戦客が訪れます馬事公苑周辺におきましても、コミュニティライブサイトを実施する予定でございます。
(3)の実施場所でございますが、記載の1世田谷区民会館から7の世田谷ものづくり学校まで七カ所で検討してございまして、右のほうにそれぞれの所管部を記載してございます。
裏面をごらんください。4のおもてなし・交流・参加実行委員会等との連携でございますが、コミュニティライブサイトにおけますコンテンツの実施に当たりましては、おもてなし・交流・参加実行委員会やパートナー企業との連携につきましても検討していくということでございます。
4今後のスケジュールでございますが、十二月十三日、実施計画書(基礎情報)として、こちらを東京都に提出する予定でございます。その後、令和二年三月三十一日に実施計画書(詳細情報)を提出することとなっておりまして、令和二年五月から六月にかけまして、実際に競技映像の使用申請、こちらは現在、競技をする日時、スケジュールは出ているんですけれども、競技日程を放映するスケジュールがまだ出ていないということで、この五月、六月にかけて出る中で、実際にどの競技を放映するかというものの申請手続ということでございます。実施につきましては、七月から九月にかけまして、コミュニティライブサイトを実施する予定でございます。
説明は以上でございます。

田中優子 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

もちろんオリンピック・パラリンピックを盛り上げていく上で、こういう仕掛けというのは必要だと思うんですが、まず、世田谷区が持ち出す経費は幾らなんですか。

中潟 オリンピック・パラリンピック担当課長

現在、検討中の状況でございまして、先ほども申し上げましたとおり、競技中継、会場装飾をどうしようかというところ、また、それぞれコンテンツとステージイベント等の内容というのは今現在詰めているところでございまして、また、今、予算の査定の中でもございますので、今現在、まだ経費というところは全体は出ていない状況でございます。

あべ力也 委員

これは組織委員会が企画をしている内容ですから、競技の中継の映像であったりとかというのは、もちろん、そちらから提供していただくんでしょうけれども、基本的には、組織委員会自体も、いわゆる中継料で大会運営費を稼いでいるわけだから、映像そのものが、組織委員会が撮っている映像なんですか。それとも、NHKが撮ったりなんかしたやつをライブで見せるということなんですか。ちょっとその辺がわからないので、聞きたいんですけれども。

内田 スポーツ推進部長

コミュニティライブサイトにつきましては、まず、競技の中継は通常のいわゆるテレビで、NHKですとか民放、そこのところの部分の映像を生で流すという部分が基本になってきておりますけれども、それ以外に、例えば世田谷で言うなら馬術関係の事前のVTRですとか、そういう部分をVTRで流すことも可能です。ですので、当然にNHKとか民放ですから、民放の放映料というのはもちろん払わなければいけないんですけれども、特段、組織委員会がオリジナルでつくったものを購入するということではありません。

あべ力也 委員

ということは、ライブサイトなんだけれども、何かそういう世田谷だったら世田谷の区民向けにPRするようなものを作成して、それをライブサイトの中で流すというようなことも考えていると。
今、部長が言った中では、組織委員会のほうがその映像を提供するという認識でいいんですよね。例えばNHKであったり、民放であったりというのは、その映像に関しては著作権を持っていて、そこは、その交通整理に関しては組織委員会が各メディアとはもうしていて、世田谷区としては、その映像の利用に関しては無料でできるという認識でいいんですよね。

内田 スポーツ推進部長

まず、世田谷区がコミュニティライブサイトをやるときに流す映像というのは、通常のいわゆるテレビで見られるNHKとか民放で流しているものをそのままコミュニティライブサイトの会場で流すということになります。放映権の問題がありますから、その民放との関係で放映権の部分の窓口になっているのが組織委員会で、そこのところの放映権という部分は、世田谷区はお金を払わなければいけないということです。そこは民放のものを流すわけですから。それ以外に、ここのコンテンツに書いてあるとおり、競技の体験ですとか、主催者が別にVTRをつくって流すですとか、主催者の展示ですとか、さまざまなコンテンツというのは可能ですということになっておりますので、そこをどういうものをつくるのか、あるいは、やらないのかという部分も含めて、おのおのの会場でセレクトをするという話になっております。

あべ力也 委員

極めて微妙なのは、巨費をかけて、ライブサイトは確かに盛り上がるからいいかもしれないけれども、放映料まで払うということですよね。これは組織委員会がコミュニティライブサイトという企画を公表して、各自治体にライブサイトに関する概要を提供したということでしょう。それで、組織委員会は、これをやるのは自治体が実施主体としてやるということだから、何らかの補助なり何なりというのはないんですか。(発言する者あり)
ちょっと黙ってくださいよ。人が質問しているんだから、静かにしなさいよ。委員会だよ、ここ。津上委員、岡本委員、私語は慎んでくださいよ。(「こちらでちょっと議論していた」と呼ぶ者あり)
どうなんですか、その辺、やっぱりお金がかかる話だから、いやいや、それは楽しくていいよという話じゃなくて、区民の税金を使ってやるんだから、ワッショイ、ワッショイでやればいいという話ではなくて、そこをちゃんとわかりやすく言ってください。今、予算はどれぐらいかかるんだといっても、お金の話だって出てきていないんだよ。それで推進しろと言われても、賛成できないよ。ほかのいろんな福祉事業だって何だってあるんだから。スタンドつくったりなんなりとか雰囲気を盛り上げるのはいいよ。
ただ、今、前の東京オリンピックをやったときみたいに、各家庭にテレビがないんですよという時代ではないんですよ。うちで大画面でテレビで見られて、そのほうがよっぽどいいわけだ。なのに、ライブ中継とかコミュニティライブサイトをやらなくちゃならないという理由がそんなにないのに、これは組織委員会から無料提供の画像だというんだったらまだいいけれども、放映料まで払うんですというような事業で、しかも会場設置をして、委託事業なんですよなんていう話まで出ているような話で、私は区民福祉の向上のためだったら、ほかに使ったほうがいいよ、そんなもの。
そういうふうなことを言う人もいないと困るからはっきり言うけれども、介護の問題だったり、子どもの問題だったり、いろんな問題があるんだから、一過性のお祭り騒ぎにお金を使って、祭りの後は何かむなしいなんていうことじゃ困るわけだ。それなりの事業として、区民福祉の向上になるのかどうかということは、やっぱりしんしゃくしなくちゃならないし、だから予算は幾らなんですかと聞いているんですよ。わかりませんじゃないじゃないですか。大体どれぐらいのもくろみで予算計上をするんですか、来年度予算に。もう既に十二月ですよ。大体のことだって言えるじゃないですか。幾らぐらいの予算を要望するつもりだということが言えるじゃないですか。

内田 スポーツ推進部長

最初の御質問のところで、ちょっと私の言い方が、放映権ではなくて受信料、いわゆるテレビの契約を各家庭でもされますよねという部分ですので、金額がわかれば、後ほど課長からなんですけれどもというところが一点。
それと、あともう一点は、事業の部分につきまして、補助金ということで出ております。そこのところは前回の五月のときにも委員会で御報告をさせていただきましたけれども、一千五十万円を上限として二分の一、パラリンピックにつきましては、上限が一千四百万円で三分の二というところになっておりますので、ここの部分も視野に入れる形というふうになろうかと思います。
金額面なんですけれども、確かに、今の段階でというふうにもおっしゃりますけれども、実はコンテンツ等の部分につきまして、今やっている最中ですので、金額面については、今、ここのところで幾らということはお示しできませんけれども、私どもとしても、オリンピック関係はコミュニティライブサイトオンリーではありませんので、それ以外のさまざまの事業がありますので、そこをトータルとして幾らかけるんだと、そして、レガシーは何が残るんだというので議論している最中ですので、これはなるべく早く議会にも、こういう考え方でオリンピックの中のコミュニティライブサイトにつきましては、このくらいを考えているというところをお示しをしたいと思います。

あべ力也 委員

私は、あくまで世田谷区の事業全体を見回して、もちろん五十年に一度の国民的な事業ですから、それなりに世田谷区も会場になっていることだし、それに対して行政としてもいろんなことをやって、盛り上げていくというようなことはわかるんだけれども、ただ、いろんな区民の方がいて、この事業、皆さんが推進しているような事業に関しても、いや、そういう事業にお金を使うんだったら、こっちに使ってほしいよという区民だっているはずですよ。だから、あくまで、こういうことをやりたいというのであれば、それに対する費用対効果はどうなんだろうとかということを、まさに委員会というのは議論する場なので、これから予算査定があったりなんかする場合に、今回の事業等の責任者である部長がどれぐらいの予算要望をしていくんだということを言えないというのは、僕はおかしいと思うよね。
だから、その辺は、どれぐらいの予算要望をして、事業全体の費用としてどれぐらいをもくろんでいるんだと、予算額が確定していなくても、これぐらいの予算で何とか済ませたいというようなことは、私は概算では言えると思うよ。それを予算査定をしていないから言えませんというだけだったら、委員会で何で我々は意見を言ったり、質問したりしているんですか。ああ、そうなのということで、皆さんの言うことがそれなりに腑に落ちるならいいけれども、何か聞けば、今、途中なので概算も言えません、予算も言えません。予算要望をするんでしょう。どれぐらいのもくろみなんですかと聞いているんですよ。

内田 スポーツ推進部長

御指摘はわかるんですけれども、まさしく実施所管部において、おのおのこれから実行委員会ともかかわりを持ちながら、例えば期間であるとかコンテンツをどうするんだという部分をまさにやっている最中ですので、大変申しわけないんですけれども、今の段階で総額幾らということはお示しできません。ただ、委員会でも各委員からも御指摘いただいておりますけれども、盛り上げだけではなくて、終わったらもう何もないということではなくて、レガシーが残るんでしょうというところの指摘を受けておりますので、そこを念頭に、オリンピックの事業について組み立てをしているというところでございます。

あべ力也 委員

調子がいいときにはレガシーとか言うんだけれども、やっぱりそれは行政も議会も、区民福祉の向上というのが最大の目標ですから、調子のいい言葉を使ってお茶を濁す話じゃなくて、区民の福祉向上のために、この大会が終わった後も、しっかりと、それなりに区民福祉の向上に役立つような施設が残ったり、記憶が残ったり、いろんなことが残っていくのが、あなたが言うレガシーなんでしょうから、それが目に見えるように、それで、目に見えるだけじゃなくて、いろんな区民がいるけれども、いろんな区民が納得できるような説明と、事業遂行をしてもらわないとならないわけ。だから、今の説明責任、部長が答えられないと言っているけれども、僕はちょっと腑に落ちないよね。大体の予算、全体予算、毎年毎年、部の予算というのは決まっているわけだし、この大会に向けた特別な配慮もあるでしょうから、どれぐらいの予算要望をしていけば、この事業全体のものというのは進むのかなという大体のもくろみがあって当然だと思いますよ。民間事業で、もくろみも出さないで予算を企業で出すなんてことはないもの。
だから、それは役所だから、民間と直接的にはしんしゃくできないにしても、その辺は我々は知りたい部分なんですから、今後、予算のときに出てくるということでしょうけれども、ただ、委員会は、年中、委員会をやっているわけじゃないし、次はもう予算案が出てきてしまうという中で、それに対する我々は、我々というか私は、委員会の中で、いやちょっと多いんじゃないのとか、少ないんじゃないのとかという意見を述べたいわけだから、大体の話というのは本当はしていただきたいわけですよ。ただ、部長の立場もあるでしょうから、今の段階で出せないというのは仕方がないですけれども、わかれば早目に教えていただきたいと要望しておきます。

田中優子 委員長

次に、(5)世田谷おもてなし・交流・参加実行委員会の取り組みについて理事者の説明を願います。

山田 交流推進担当課長

世田谷おもてなし・交流・参加実行委員会の取り組みにつきまして御報告いたします。
1の主旨でございますが、十月十日に設立いたしました世田谷おもてなし・交流・参加実行委員会につきまして、参加の状況及びキックオフ会におけます主な意見、また今後の取り組みにつきまして取りまとめましたので、御報告するものでございます。
2のキックオフ会の参加数及び十一月末現在でございますが、賛同意向確認数の表をおつけしてございます。
まず、表紙の表でございますが、団体としましては十四団体、種類として分類してございます。キックオフ会と賛同意向確認という欄を右側のほうに書いてございまして、キックオフ会の数の内訳を今回お示ししてございます。団体数の小計欄が百四、そこで実行委員会の欄の十を加えまして百十四になってございます。人数につきましては、ごらんの数字の合計が百四十九、これは同一人物が複数の団体を兼務している関係もございますので、ここの内訳の内容の合計にはなってございませんが百四十九で、実行委員会の十を加えまして百五十九、これが前回の御報告した人数でございます。それに加えまして、賛同意向を確認した数字につきましては、団体数と人数についてはごらんのとおりとなってございます。ただし、こちらのキックオフ会、十一月末現在でございますので、賛同いただいたのが十一月の末日現在でございます。今も産業振興公社が事務局になっていますので、そこからのアプローチを進めているところでございます。
詳しくは別紙の参考資料1をごらんください。ホッチキスどめになってございます。こちらが個別の団体名をお示しした資料でございます。上のところは実行委員会の団体名が書いてございまして、そこから下がキックオフ会に出席、また賛同意向を出している団体でございます。ただし、空欄につきましては賛同していないという意味ではございませんで、まだ態度を示していないという状況でございます。ただいま空欄の団体につきまして、公社のほうからアプローチをしている最中というところでございます。また、これ以外の団体につきましても、これからもアプローチをしていくということで伺ってございます。
表紙のほうにお戻りいただけますでしょうか。下のほうの3のキックオフ会での主なご意見でございます。こちらでは、長野オリンピックでの運動であったり、アメリカ選手団の応援ツアーなどの見学が実現するのであろうかという御意見、またオール世田谷の趣旨に賛同するという御意見、また環境面を今後取り組んでいく事業には取り入れてほしいという意見がございました。
一番下の4の今回お出しいただいている賛同意向の確認書に記載された主な御意見でございます。一番下にあるのが、若者がなかなか会場に居ないのが残念だという御意見と、裏面のほうには、おめくりいただいた上から二つ目、子どもたちの関心を高めるイベントが必要である、子どもの関係が多くございまして、ただ、障害者の面では、ホストタウンだ、おもてなしだと言われても、なかなか具体的に障害者がどうかかわればいいのかよくわからないといった御意見もいただきました。また、この活動を広く区民に知らせてほしいという御意見、また世田谷に来てよかったと思える温かみのあるおもてなしをしたいと、また恥ずかしくないおもてなしも心がけたいという温かいお言葉もいただいてございます。
真ん中の5の実行委員会事業でございます。基本テーマの「皆で心を一つに」、「共に楽しむ」、「本物に接する」ということを念頭に、おもてなしパレードであったり、世田谷の灯リレーなどの実施に向けまして現在検討中でございます。
別紙で用意しています参考資料2をごらんください。参考資料2では、今お話ししたパレードとリレー、また賑わいイベントの三つの内容の概要をお示ししてございます。
現時点の内容でございます。おもてなしパレードにつきましては、ここに書いてある、ちょうど概要が下にございます。ゴールデンウイークの期間の一日、場所につきましては、下北沢周辺であったり三軒茶屋周辺、内容につきましては、パレード、ステージ演出、チアやバンド関係のパフォーマンスも考えてございます。
真ん中の世田谷の灯リレーにつきましては、世田谷公園にともっています平和の灯を復興の灯と合わせまして、世田谷の灯としていきたい。内容につきましては、真ん中の(2)の①、②、六、七月にかけまして全区リレーを実施したい。つなぎ手につきましては、世田谷の次代を担う子どもたちの参加を想定してございます。
三つ目の賑わいイベントにつきましては、先ほども御説明ありましたコミュニティライブサイトとの連携でございます。その大会期間中に、先ほどの報告にあった内容の箇所と連携しながら、一番下の出店ブースによる飲食、また参加体験型イベント、あとアメリカ選手と日本選手などとの一緒の触れ合い、そういったことを考えてございます。
表紙の裏面のほうにお戻りください。6今後の取り組みでございます。この十二月からニュースレターの送付を定期的にしていきたいと。ニュースレターにつきましては、参考資料3でおつけさせていただいております。後ほどごらんいただければと思います。こちらにつきましては、昨日、産業振興公社から賛同いただいている団体の皆様について発送したところでございます。
表紙の今後の取り組みにお戻りいただきまして、この十二月以降、賛同者からの御要望等をヒアリングしてまいります。また、年明けからは各種イベントへの参加、もしくは参画の意向を取りまとめていきたいと思っております。写真につきましては、キックオフ会の当日の様子でございます。
最後に、別添資料で御用意しています参考の「おもてなし」事業の提案・相談受付の資料については、これは産業振興公社が今後、民間の団体、外の皆様の相談をしていく中身をアピールしていくものを参考につけさせていただきました。後ほどごらんいただければと思います。
御報告は以上でございます。

田中優子 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

これは前に聞いたかもしれないですけれども、おもてなし・交流・参加実行委員会の各団体さんに御案内した数は幾つと言いましたか。これはいらっしゃった方でしょう。どれぐらいの団体さんにお声がけをされたんですか。

山田 交流推進担当課長

正式な数まではあれなんですが、いわゆる関係所管部にかかわる外部の団体に関して漏れなく声をかけてほしいと、私どものほうから各部にお願いしまして、急遽なお願いだったんですけれども、当日は実行委員会を含めて百五十九の方々、実際に、その他プラスアルファ、受け付けをなかなか通りにくかったり、さまざまな人がいて、合計の数としては二百近くいたという話なんですが、幅広い団体に関してお声がけをしたということで承知してございます。

あべ力也 委員

だから、何団体に声をかけたんですかと聞いているんです。

山田 交流推進担当課長

正確な団体数については、申しわけございませんが、今持ち合わせていないので、後ほど御回答させていただきたいと思います。

あべ力也 委員

なぜかというと、各関係所管から関係する団体さんにお声がけをしたと言っているんだけれども、例えば商店街さんだったら、いろんな商店街が出ているんだよね。それで、例えば障害者団体さんなんかは障害者福祉団体連絡協議会一本で終わりなんだよね。全体の商店街振興組合があるわけだから、それ一本でいいはずでしょう。なのに呼び方も、いろんな商店街にお声がけをしていたり、障害者団体だって、これは連絡協議会で、その中にたくさんいろんな障害者の団体があるはずなんですよ。そこは一本でお声がけをしていて、こっちの団体さんに関しては各組織の中に入っている枝葉にもお声がけしていて、何かちぐはぐだなというふうに思うんです。
これはオリンピック・パラリンピックということなんだから、例えば障害者団体だって、いろんな団体さんがいて、考え方だって温度差がいろいろある中で、連絡協議会一本でお話をされてもいかがなものかなと思うんですけれども、その辺の配慮はどうだったんですか。

小澤 交流推進担当部長

お声がけの方法につきましては、先ほど課長から説明させていただいたとおりなんですが、ただ、今御指摘いただいたように、障害者団体だと協議会さんのほうにも声をかけていますが、やはり障害所管のほうもありますので、各個別の団体にも声はかけていると思うんですが、そこはまた確認させていただきながら、障害団体に限らず、より多くの方が知る機会となるように、ちょっと調整のほうは進めていきたいと思います。

あべ力也 委員

この名簿を拝見して、どういうお声がけをされて、大概、いろんな団体をやられている方が、世田谷区からお声がけをされれば、よっぽどの理由がなければお断りしたりしない、賛同できる内容ですし、そういうことはないと思うんですよね。その上でメンバーを見ていると、ちょっとちぐはぐというか、世田谷区総体で組織を持っているところには一本で声をかけていたり、こっちの団体は各枝葉にお声をかけていたり、あとは民間の企業さんでも単独でお声がけをして来ているところなんかもあったり、どういうお声がけをしたのかなというふうに、ちょっと疑問に思うような内容なので、お聞きをしました。
いずれにしても、いろんな団体さんに参加をしていただいて、結果として、世田谷区の区民の皆さんが、それなりにオリンピックという機会を皆さんで共有できるという場をつくっていただきたいということで、このおもてなしの会そのものが、そもそも私も地域の団体さんから、実際、地元で、馬事公苑なんかで競技がされるわけだから、地域の団体で活動している中で何かお手伝いできることがないだろうかと、そんなお話があって、そういうお話も課長にさせていただいたりという中で、いろんな団体から、そういうお話が恐らくあったんでしょう。ですから、それを取りまとめて、いろんな団体さんに協力をいただきながらおもてなしをしていこうということがこの趣旨だと僕は思うので、それこそ、いろんな団体さんに、聞いていなかったという団体がないようにお声がけをしていただいて、皆さんに協力をしていただけるような環境づくりというか雰囲気づくりも大事ですから、いや、うちは聞いていないよと言うところないように、ぜひしていただきたいです。部長、どうですか。最後に。そうしていただきたいですけれども。

小澤 交流推進担当部長

御指摘いただいたように、確かに、より多くの方が広く参加していただくことが一番大切なことだというふうに思っております。所管部を通しまして、お声がけをさせていただいたのが今の現時点ですので、それぞれの所管部も含めまして、お声がけを再度させていただける工夫なんかも調整していきたいと思います。また、事務局が産業振興公社というところもありまして、どうしても産業団体のお声がけが多かったというところも事実だとは思います。ですので、そういった意味合いも含めまして、もう一度、こちらのほうで調整を図りたいというふうに思っております。

あべ力也 委員

おぎの委員が提案された内容は回答とかみ合っていないというか、産業振興公社のホームページにしても、例えば世田谷区のホームページにしても、これは訪ねてくるわけですよね。じゃなくて、おぎの委員が言われたのは、SNSとかというのは、やはり情報を拡散をしていく機能があって、それぞれツイッターとかそういうのでハッシュタグをつけてもらうとか何とかということで、世田谷区が呼び込むんじゃなくて、例えば世田谷区民が、こういう世田谷区で発信している情報があるから、それを次々に情報を伝えていくという中で、SNSの利用というのは有用だということなんだから、それに対して、今度、フェイスブックであったりツイッターというようなSNSの媒体を活用してほしいという要望なわけだから、それが何かホームページが云々とかと言われても、それは全く土俵が違う話なので、そこはちゃんと受けとめていただいて回答していただきたいと思うし、例えば、ちょっと話は戻りますけれども、このスタンドのオープニングイベントで三百七十万円ですか、使ったのね。例えば、それをSNSとかの広告媒体を使って宣伝をしたら、集まったのは千何人だっけ、そんなもんじゃないわけですよね。それこそ一万人でも二万人でも、世田谷区に在住の方に情報を発信していくということは可能だし、積極的に情報を出していけるわけですよね。それが区のほうは自分のホームページに来てくださいよという話では、言っている論点が違うと。
だから、私はおぎの委員の言っているのはもっともだと思うし、そういう情報の発信の仕方ということをぜひ検討していただきたいと、私のほうからも重ねて要望しておきたいと思います。よろしくお願いします。

田中優子 委員長

それでは、次に(6)クラウドファンディングの活用による世田谷おもてなし・交流・参加プロジェクトに関する取り組みについて~「おもてなしを『ふるセタ』で」~について理事者の説明を願います。

山田 交流推進担当課長

クラウドファンディングの活用によります世田谷おもてなし・交流・参加プロジェクトに関します取り組みについて御報告いたします。
1の主旨でございます。区は、おもてなし・交流・参加プロジェクトを立ち上げました。代表で、さまざまな団体の代表でありますおもてなし・交流・参加実行委員会が、設立趣旨に賛同する区民であったり、事業者だったり、そういった方々とともに、区民だけでなく来訪者がおもてなしを感じられる象徴的事業を実施してまいります。その象徴的事業に対しまして、来訪者へのおもてなし、また次代を担う子どもたちが応援するオール世田谷への参加形態の一つといたしまして、クラウドファンディングを活用した寄附金募集を開始するものでございます。
2の寄附(クラウドファンディング)の概要でございます。
(1)は、おもてなし実行委員会が実施していきます①から③の事業を寄附の対象事業といたします。これは必要に応じて対象事業をふやしていければと考えてございます。
(2)の目標金額は一千七百万円といたしました。
(3)寄附に対する記念品については、二つ種類がございまして、寄附金五千円以上の方についてはホストタウングッズセット、ピンバッジであったり、タオル、クリアファイル等を贈呈したいと思っております。二つ目に、寄附金三万円以上の方については、次の二つのどちらかを選択いただこうと考えてございます。一つ目は、①の五千円の寄附と同じようなホストタウングッズに加えまして、ホストタウンの記念切手を加えたいと思っています。もしくは、同じようにホストタウングッズセットに加えて、アメリカ選手のキャンプ施設見学ツアーに、先着五十名になりますが、そういった御招待も考えております。加えまして、体験型の取り組みについても、順次追加していきたいと考えております。
(4)募集期間でございますが、来週十二月九日から来年の九月六日、これは東京二〇二〇大会の終了の日になりますが、そちらまでとします。
(5)の寄附の受付方法でございます。二つございまして、一つは、ふるさとチョイスというサイトのホームページからの受け付け、ただ、こちらにアクセスするに当たっての区のホームページであったり、産業振興公社のホームページからも、ここにアクセスできるようにしたいと考えております。また、二つ目は納付書による入金、この二つのどちらかというふうに考えております。
(6)のその他といたしまして、周知でございます。ホームページであったりSNSへの掲載、また、区役所、各総合支所、公共施設でのチラシ配架を予定してございます。また、区だけでなくプロジェクトへ賛同いただいた各事業者の皆様への周知も図っていきたいと思っております。
裏面のほうをおめくりください。3今後のスケジュールでございます。当委員会の報告後、来週の九日、ふるさと納税のクラウドファンディングの開始をいたします。三月以降になりますが、記念切手等の送付を予定してございまして、七月から八月ぐらいにかけまして、キャンプ施設見学ツアーを実施、九月六日は、ふるさと納税の終了というふうな内容でございます。
御報告は以上です。

田中優子 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

目標金額を設定をしているのは評価をしますけれども、この千七百万円という目標設定は極めて中途半端な数字ですけれども、なぜ千七百万円なんですか。

山田 交流推進担当課長

千七百万円につきましては、今回、対象事業が三つ、今のところ用意してございまして、ここにかかる経費の一部をこちらの金額に沿うように設定させていただきました。今のところ、金額がまだ流動的ですので、ただ開始するに当たって目標金額は定めざるを得ませんので、動く予定でございますが、大体、対象経費の二割程度を考えております。

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