平成28年10月4日 決算特別委員会(区民生活常任委員会)


観光と産業振興に関して

 それでは、質問してまいります。まず、観光と産業振興に関して、インバウンドという視点から伺ってまいりたいと思います。

 特にカード決済について伺ってまいりたいと思いますけれども、商店街での買い物や公共施設においてカード決済をできるようにするということは、海外から来られた方の利便性を向上する意味で大切なことだと思うんですが、カード会社がアンケート調査を実施して、日本の中でカードを使った場合に何が一番不便を感じるかという調査をしたんだそうですよ。そうすると、公共施設で特にレンタサイクルポートが、これはカードが使えない。あとは美術館とか、そういうところでのチケットを買ったりするのもカードが使えないという場合が多い。これを何とかカード決済ができるように変えていくことが、国際化とか、二〇二〇に向けて世田谷区としてもインバウンドの対策になる視点ではないかなと思うわけです。

 それで、特にレンタサイクルポートについては、広域自転車シェアリング事業の中で、千代田区、中央区、港区、江東区、それに新宿区が今度加わって行うというような報道もございましたけれども、これはもう既にクレジットカードの決済を行っているというようなことでありまして、やろうと思えば世田谷区でもできることではないかなと思うわけです。

 それと路上にパーキングスペースがあって、これは一時間とか時間ごとにお金を払って、車にチケットを張ってというあれがありますよね。それも海外なんかの場合にはクレジットカード決済ができるというようなシステムになっているということで、こういった面もクレジットカードの決済を通して利便性を向上させていくということができるのではないかなと考えているわけです。

 区としては、こうした点についてはどのように今後対策をされていくのか。区でできるものと、区が直接管轄しているものじゃないものもあるでしょうから、その点についてはいろいろ協議をされていく必要もあると思いますけれども、いずれにしても、世田谷区としてそのクレジット決済に関して、公共施設に関して、今後どういうふうにされていくのかお考えを伺いたいと思います。

<馬場 産業政策部副参事>

 私からは、クレジットカードの利用促進というところで、商店街等の観点からちょっとお答えをしたいと思います。

 国内での買い物やサービスの利用で、クレジットカード決済の環境整備というのは、外国人旅行者の方に対するおもてなしの一つの重要な取り組みというふうに認識してございます。区では、商店街がクレジット決済端末の導入に係る補助事業の情報提供などをしてまいりました。レンタサイクルにつきましては、これは大手の携帯電話会社が運営しているものに区が参画しているということでございますが、本区としましては、やはり観光の視点から民間によるレンタサイクルの普及の場面で可能性があるかと思っております。

 今後もおもてなしの一環といたしまして、クレジットカード決済の普及に向けて取り組んでまいりたいと存じます。

 インバウンドの視点から申し上げましたけれども、区民の方の利便性を向上する意味でも、こうしたクレジットカードの決済をさらに推し進めていただきたいと、これは要望しておきたいと思います。

歩きスマホの問題について

 次に、最近特に感じるものとして、歩きスマホの問題ですけれども、私は平成二十五年九月の決算特別委員会の中で、歩きスマホに関して取り上げて、その当時、スマートフォンが大分普及をして、鉄道の駅で転落をしたりとか、ぶつかったりとかということが少し問題になってきた時期で質問させていただいたんです。世田谷区は歩きたばこに関するさまざま制限もしたりしているわけでありまして、このスマートフォンに関しては、私だけじゃなくて、ここにいらっしゃる方が普通に道を歩いていらっしゃったときに、スマートフォンを持たれて歩いてくる方にぶつかりそうになるという経験をほとんどの方がされていらっしゃると思うんですね。

 この点については、世田谷区だけで対策を講じていくことが可能なのかというと、どちらかというと、東京都とか、広域行政の中でしっかりこの問題の対策を議論していただくとか、条例の中、特に迷惑防止条例なのか、どの条例なのかちょっとわかりませんけれども、条例等で歩きスマホに関するある程度のルールなりなんなりをつくっていくというようなことも私は必要だと思うんですね。

 その点、世田谷区としては、以前、質問をいたしましたときには、副区長が政策経営部長でお答えをいただきましたけれども、あの時点では、まだ途中というか、いろいろそういう問題についても、トラブルに関しても途上でありましたから、研究をさせていただきたいというような回答をいただいておりました。その後の研究の状況と、私が今回提案をさせていただいた東京都等と協議をして、しっかりとしたルールづくり、または条例等に反映をして、トラブルが起きないような政策を展開していただきたいと思うんですが、宮崎副区長、改めてお考えを伺いたいと思います。

<宮崎 副区長>

 以前、私のほうからこのスマホの関係について御答弁申し上げております。その際は、観点として一番大きいのは、御本人の安全上の確保ということを申し上げております。改めまして、昨今は、ぶつかり合って、今度被害者が出てくるというようなことも起きております。

 東京都のお話もございましたが、今般、オリンピック・パラリンピックを控えまして、海外からの来訪者も多くなってくるという中では、海外の方も非常にスマホをお使いになるということで、その辺についてを東京都とも十分ルール等を含めて決めていかなければならないかなと思っておりますし、また、この利用の関係については、海外の交通事情、特に歩道の状況が大分違いますので、その辺のルールも含めて、やっぱり国内で狭いということもありますから、より危険性が高まっていますので、その辺をしっかりと取り組んでいければと思っております。

 加害者になったり、被害者になったりする場合もあると思いますので、早急な対策を講じられるように検討していただきたいと要望しておきたいと思います。
 以上で質問を終わります。