平成29年第3回定例会 決算特別委員会(介護施設や障害者施設での防犯カメラ設置について)


平成29年10月10日、第3回定例会にて一般質問を行いました。

主な質問項目

  • 介護施設や障害者施設での防犯カメラ設置について

詳細は以下をご覧ください。

介護施設や障害者施設での防犯カメラ設置について

 それでは、質問してまいりますが、先般の補正予算の中で、これは賛成をいたしましたけれども、障害者施設の維持管理ということで、民間施設の六十施設と区の関連施設の二十九施設に、障害者施設ですけれども、防犯カメラを設置するという予算を補正でつけたわけです。これは外部侵入者に対する方策として防犯カメラを設置するという予算だということですけれども、昨今の障害者施設ばっかりじゃなくて、高齢者施設も含めて、そういう施設の中でのいろいろな問題というのは、内部の職員による事件というのが大変多いというふうに思います。
 まず、障害者施設に関しては、昨年の相模原の障害者施設、津久井やまゆり園、これは外部からの侵入でしたけれども、実際は中で働いていた方がそういう犯行に及んだということ、また、ことしの四月には、宇都宮の障害者施設で、職員が暴行して入所者が重症を負うということで、この件についてはまだ捜査が進んでいる段階で、職員による県警のOBの方三人が逮捕されて、証拠隠滅で防犯カメラの映像等を意図的に消去したというような疑いも持たれているということです。
 また、高齢者施設では、川崎の有料老人ホームで、入居していた高齢者三人が相次いでベランダから職員に落とされたんではないかと、それで死亡したんじゃないかというようなことも問題になりました。ことしは七月に岐阜の高山の介護保険施設で、三人が、これも相次いで不自然な死亡をするなど、さまざま施設内でのそういった事件をどういうふうになくしていくのかというのは、自治体としては、補助金を出しているからには、課題の一つだと私は思うわけです。
 こうした介護施設や障害者施設での殺傷事件と虐待のニュースは後を絶たないわけですけれども、今マスコミなんかでも言われているのは、職員の質の劣化がとまらないというようなことが言われているわけですが、これは適性検査や職場教育などでは私は防止ができないと思うんです。ですから、区としては、この内部犯行が起こらないための抑止として、内部の防犯カメラを設置するとか、さまざま対策が考えられるわけですけれども、例えば保育園なんかで、預けている親御さん、家族なんかが、預けている子どもの状況をインターネットで逐一見られるというようなことを提供している施設もあるということでありますけれども、これと同じようなシステムを介護施設や障害者施設にも組み入れていくということは、私は大切なことであると思います。
 区が言うようなさまざまなチェックとか、そういうことで職員の意識向上に取り組んでこれをなくしていくというのは、私はナンセンスだと思いますので、そういうことが起こらないための方策として、実効性のある効果的な施設の運営等をしていく必要があるのではないかと思います。
 その上でちょっと伺いたいのは、まず、この施設で防犯カメラの管理なんかに関しては、管理運用基準によって管理責任者というのはあると思うんですが、現状で管理責任者とそのデータ等の管理については、区はどのように携わっているんでしょうか。

<柳澤 高齢福祉課長>

 現在、高齢者福祉施設におきましては、外部からの侵入の防止を目的としまして、防犯カメラを設置している施設がございます。防犯カメラの設置につきましては、施設管理者において映像等の記録について責任を持って対処してございます。

 今回起こった事件では、内部の職員が証拠、エビデンスになるものを消去してしまうというようなことですから、こういうことが起こらないように管理自体を、例えば今技術的にいろんなものが進んでいますから、クラウドか何かでその情報を一括管理して、世田谷区がその情報を管理するとか、施設そのものにお任せするというのは、やはり消去をされたり、証拠を隠滅されたりというような可能性もありますから、そういうことに対する対策として、世田谷区はどのように考えるかということが私は重要なことだと思うんです。あくまで職員の善意に期待をしていれば、こういった事件というのは起きないわけで、性善説に立つのか、性悪説に立つのかという話になってしまいますけれども、私はあくまで、こういうことが起こらないために、もしかすると起こるんじゃないかということの上で対策を講じていただきたいと思うんですが、部長、どうですか。

<瓜生 高齢福祉部長>

 施設職員はみんな一生懸命介護の仕事に取り組んで、誇りを持って従事しております。一部の方の虐待で入所者を死亡させたというのは大変ショッキングなことでございまして、施設のみならず、事業全体の信頼関係を崩壊させる大変遺憾な事件だと思っております。
 虐待を起こさせない環境づくりがやはり重要と認識しておりまして、ハードの防犯カメラを設置することだけでは防げないというふうに思っておりますので、職員の働く環境を整えて、人生の最終章を幸せに送れるよう、区としても課題解決に取り組んでまいりたいと思っております。

 部長の言うことももちろん大切なことだと思いますけれども、私はやっぱり抑止という観点からすれば、一挙手一投足が全て記録をされているという状況のほうが、これは防げるんではないか。よく入所者のプライバシーの問題というけれども、そのプライバシーよりも人の命のほうが私は優先をすると思いますので、この点も含めて内部の職員の犯行がなくなるように、ぜひ防犯カメラを内部に対して設置をする。または、遠隔の監視システム等、さまざま方法があると思いますので、ぜひそういうことを実現していただきたいと要望して、質問を終わりたいと――そういうことは可能ですか。遠隔とか、そういうこと。

<柳澤 高齢福祉課長>

 高齢者福祉施設ですと、生活の場であったり、あるいは職員、ボランティア等も活動してございますので、そういった……。