「うそつきドジョウ」「未来見えない」福島の被災者冷淡


「うそつきドジョウ」「未来見えない」福島の被災者冷淡
2012.9.21 21:39 [野田首相]
 「福島の再生なくして日本の再生はございません」と絶えず強調してきた野田首相。だが被災地からは再選に厳しい声もあがった。

 「賠償について住民説明会で柔軟な姿勢を示しても、東京に帰れば否定する。被災者より官僚が大事なんじゃないのか」。福島県富岡町からいわき市の借り上げ住宅に避難する無職、坂本正一郎さん(64)は裏切られたと感じている。「うそつきドジョウでは福島も日本も再生できない」と吐き捨てた。

 代表選では原口一博元総務相に期待していた。「野田さんは原発再稼働したかと思ったら、反対のデモ団体に面会したり、態度に一貫性がまったくない。原口さんは若いからしがらみが少ないと思ったが…。この3年間を見ると民主党自体がもうだめだ」と話す。

 原発作業員用の弁当の宅配会社を経営する富岡町出身の遠藤義之さん(40)は「解散の先延ばしも福島のためであってほしいが、一日でも長く政権にいたいだけでは、と勘ぐりたくなる」と話した。

 一方、消費税増税を進めた手腕に期待する声も。大熊町から会津若松市に避難している無職、鈴木宮貴さん(83)は「野田さんは重要だと決めた課題はやりとげる人」と期待を込めながらも、「福島の復興を重要だと思っているのかどうか…」と語った。